BPO委員交代  廣田智子放送人権委員長、吉永みち子青少年委員長が就任

編集広報部

BPO(放送倫理・番組向上機構)は、放送倫理検証委員会、放送人権委員会、青少年委員会の委員交代を公表した。4月1日付で放送倫理検証委は小柳ちひろ氏(ドキュメンタリーディレクター)、 水谷瑛嗣郎氏(慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所准教授)、放送人権委は成原慧氏(九州大学大学院法学研究院准教授)がそれぞれ就任した。また、3月31日付で、放送倫理検証委の長嶋甲兵委員、西土彰一郎委員、放送人権委の曽我部真裕委員長が退任した。また、青少年委員長を7年務めた榊原洋一氏が3月29日に亡くなられたことから退任となった。

委員長退任に伴い、放送人権委は廣田智子氏(弁護士)を第10代委員長に、青少年委は吉永みち子氏(ノンフィクションライター)を第6代委員長にそれぞれ選出した。新任委員のプロフィールは以下のとおり。

<放送倫理検証委員会>
小柳ちひろ氏こやなぎ・ちひろ)
1976年生まれ。同志社大学新聞学専攻卒業後、番組制作会社テムジンでディレクター、プロデューサーを務める。主な制作番組は『女たちのシベリア抑留』 (2014年、芸術祭優秀賞他)、『戦争花嫁たちのアメリカ』(2019年、ATP賞優秀賞)など。

水谷瑛嗣郎氏(みずたに・えいじろう)
1986年生まれ。慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所准教授。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。総務省・公共放送WG構成員などをつとめる。単著論文に「放送法制から見たデジタル情報空間」ジュリスト1574号(2022年)38-47頁。

<放送人権委員会>
成原慧氏(なりはら・さとし)
1982年生まれ。九州大学大学院法学研究院准教授。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位修得退学、同大学大学院情報学環助教、総務省情報通信政策研究所主任研究官などを経て現職(専攻は情報法)。著作として『表現の自由とアーキテクチャ』(勁草書房、2016年)など。

最新記事