在京テレビキー5局とNHKなど 3月8日「国際女性デー」中心にキャンペーン共同展開 多彩な話題をそれぞれに発信

編集広報部
在京テレビキー5局とNHKなど 3月8日「国際女性デー」中心にキャンペーン共同展開 多彩な話題をそれぞれに発信

在京民放テレビキー5局とNHK、VOGUE JAPANは、3月8日の「国際女性デー」を中心に女性の体や健康を考えるキャンペーンを共同で展開した。昨年10月11日、日本テレビとNHKが「国際ガールズ・デー」に絡めて、制作者のオンライン座談会を実施。各局の女性記者同士のつながりなども背景に、今回の国際女性デーでの連携が実現した。

各社は共通ハッシュタグ「#自分のカラダだから」「#国際女性デー」を自社の番組やウェブ配信・記事、SNSなどで適宜使用。フェムテックや女性と防災、産後うつ、子どもへの性教育から、ジェンダー平等、更年期の実情など、多彩な話題をそれぞれに発信した。「手を取り合って国際女性デーを盛り上げることができ有意義だった」(TBSテレビ)、「例年に比べて多くの関連ニュースを出すことができ、国際女性デーを知ってもらえる機会になった。社内でも前向きな反応が多かった」(テレビ朝日)、「各所で話題になり、社内外から大きな注目を集めた。今後も積極的に連携したい」(テレビ東京)と参加各局は振り返る。

在京キー局に参加を呼びかけた日本テレビ報道局の長谷部真矢プロデューサーは、「昨年のNHKとの連携を受け、国際女性デーでは取り組みを発展させたいと考えていた」といい、「短い準備期間の中で各局に賛同してもらえた」と振り返る。白川大介ディレクターは「参加した番組がそれぞれに企画を立てた。企画の募集段階では、普段は取材に関わっていないセクションの担当者などからも提案が寄せられ、『このテーマを待ってました!』という情熱を感じた」と手応えを語る。配信や視聴率の面でも、「話題として幅広い層から求められていると実感した」という。今回のキャンペーンを受け、「『これで達成できた』というゴールは見えづらいが、より高いレベルで変化が感じられるまで発信していきたい」(長谷部氏)、「アップデートされていないメディアだと思われたら若い人から選ばれなくなる。発信内容も自分自身も、更新を続けたい」(白川氏)と先を見据えた。

番組以外にも、社屋をシンボルカラーのイエローにライトアップするなどの取り組みを行ったフジテレビは、「防災関連などで各局の連携はこれまでにもあったが、ジェンダーの視点でつながりを持てた意義は大きい。放送局内のジェンダーバランスはまだ遅れている。スモールスタートではあるが、民放のブランディングとしても意義があった」(木幡美子CSR・SDGs推進室部長)としている。
 
なお、日本テレビは4月22―24日に東京・代々木公園で開かれるセクシュアル・マイノリティのイベント「東京レインボープライド」に初めてブースを出展。昨年そらジローファミリーに加わった「にじモ」が、森富美アナウンサーと共にゲストとしてステージに登壇する。

【サイズ変更済み】森富美アナウンサーとにじモの2ショット.jpg

<「にじモ」と森富美アナウンサー>

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