放送ライブラリー 夏休みにローカルドラマとテレビ史を学ぼう!

編集広報部

横浜の放送ライブラリーはローカル局が制作したテレビドラマの上映会と、平成から令和の放送史をテレビとCMで振り返る企画展示を7~9月に並行して開催中だ。

7月12日から始まった上映会「ローカル・ドラマ紀行」は同ライブラリーが所蔵する番組のなかから、全国各地の放送局が制作した郷土色豊かで地元愛に満ちたテレビドラマ11本をセレクト。9月4日まで東日本編と西日本編の週替わりのプログラムで連日上映している。

同ライブラリーは「番組を視聴する会」や「公開セミナー ラジオを楽しむ」など一般視聴者参加型のイベントを開催しているが、このほど新たに「BLセレクション」のブランドで、各局が制作したコンテンツを広く紹介していくという。

上映作品は次のとおり。

【東日本編】
▷『さいはての向日葵(ひまわり)』(北海道放送/2007年)▷『チャンネルはそのまま!(1)』(北海道テレビ/19年)▷『小さな神たちの祭り』(東北放送/19年)▷『タチアオイの咲く頃に~会津の結婚~』(福島中央テレビ/16年)▷『誰(タレ)よりも君を愛す!』(テレビ静岡/11年)

【西日本編】
▷『月に行く舟』(CBCテレビ/14年)▷『名古屋行き最終列車2019()』(名古屋テレビ/19年)▷『ごきげんいかが? テディベア(毎日放送/01年)▷『ニーハムの旅』(愛媛朝日テレビ/20年)▷『ツナガール~明日にエール~』(福岡放送/13年)▷『宮崎のふたり』(NHK宮崎/16年)

入場無料、事前の申し込みも不要。上映スケジュールなど詳しくはウェブサイトを参照。

7月29日から始まったのが企画展示の「テレビとCMで見る平成・令和ヒストリー展2022」だ(9月19日まで)。

1989(平成元)年から2021(令和3)年の出来事と、その時代を象徴するテレビ番組をパネルで振り返る。雑誌『TVガイド』が今年創刊60周年を迎えるのにちなんで、同誌を発行する東京ニュース通信社の協力で創刊当時の表紙や誌面、歴代編集長のコラムを展示する。表紙風のバックパネルで記念撮影できるコーナーも夏休みの来館者にはうれしい。

また、810日からはオンライン座談会「平成令和てれび談義」をYouTube上で配信する。テレビドラマに詳しいコラムニスト・ペリー荻野さん、早稲田大学演劇博物館の岡室美奈子館長、『TVガイド』誌の元編集長・武内朗さんが当時のテレビ番組の思い出やそれぞれの"マイ・ベスト"などを語る。

このほか会場では、コロナ禍で番組作りを模索する制作現場を在京テレビ各局の第一線で活躍するプロデューサーが語る寄稿も紹介する。

CMのコーナーではライブラリーが公開するテレビCMを厳選して上映するほか、クリエイターによる寄稿、ポスターや『ACC年鑑』を展示して回顧する。

こちらも入場無料。詳しくはこちらを参照。

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