日本民間放送連盟(民放連)は4月25日、「会長推薦委員会」(議長=檜原麻希・ニッポン放送社長)を開催し、次期会長の候補者として早河洋・テレビ朝日代表取締役会長を選定した。
早河氏は本年5月22日開催の2025年度民放連第1回臨時総会で理事に選任され、その後同日に開催する理事会で会長に選定される予定。任期は2026年6月開催の定時総会終結時(前任者の任期満了時)までとなる。
檜原議長は、「フジテレビの事案を契機に、民間放送全体の人権意識やコンプライアンスを疑問視する声が、視聴者・リスナーやステークホルダーの間で高まっています。会長推薦委員会は、早河氏がもつ放送界に関する知見、経験、実績は極めて貴重であり、諸課題への取り組みにおいて強力なリーダーシップを発揮いただける方として適任であると考え、全会一致で早河氏を次期会長候補に推薦することといたしました」との談話を発表した。
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早河 洋(はやかわ・ひろし)氏
中央大学法学部卒。1967年日本教育テレビ(現 テレビ朝日ホールディングス)入社。編成局長、報道局長などを経て、99年取締役、2001年常務、05年テレビ朝日代表取締役専務、09年代表取締役社長、14年代表取締役会長兼CEO、22年代表取締役会長。
民放連では理事、副会長、放送基準審議会議長、知財委員長、営業委員長などを歴任。81歳。