radiko社は、脳科学的知見と脳計測技術を持つNeU社の協力のもとで行った実証実験の結果を10月5日に発表した。
同実験は脳科学の見地から音声が記憶にもたらす影響を明らかにするもので、音声広告は映像広告と比較して、①「自分に向けられた情報」「自分に合った情報」として情報を受け取る「自分ごと化」に関連する記憶領域の脳活動が高まる、②交感神経優位となり、より情報に注意が向いている状態になる、③「商品・サービス名」「広告のストーリー・内容」の記憶率や記憶維持率が高くなる――の3つの優位性を確認したとしている。
①は脳血流、②は心拍・皮膚電位の分析からで、③は記憶テストの結果から得られたもの。
また、別途調査したアンケート調査からも「音声は映像と比べて、過去のことや以前触れたときの状況などを思い出し『自分ごと化』につながりやすい」という結果が得られたとしている。
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