自社VRコンテンツ海外ライセンス契約 広島ホームテレビ「おうちに行こう」

編集部
自社VRコンテンツ海外ライセンス契約 広島ホームテレビ「おうちに行こう」

広島ホームテレビはこのほど、昨年夏から取り組んでいるVRホラーコンテンツ「おうちに行こう」のライセンス契約を米Positron(ポジトロン)社と結んだと発表した。同社が開発した電動可動型チェアを用いて、10月から台湾、米国、オーストラリアで順次展開している。

放送外収入の拡大を模索する中、県外に事業展開できる自社コンテンツとして、VRゴーグルを装着して楽しむホラー作品を考案した。イベントやコンテンツ関連の部署が横断的に担当し、昨年8月から県内のショッピングセンターなどでスタート。360度VRを初めて体験した利用者からの評判は上々だったものの、コロナ禍により入場者は想定の3割程度。今年に入って愛知、兵庫のテーマパークと契約したほか、山口朝日放送が営業企画としてパッケージで採用したこともあり、この夏には山口でも実施。これらが収益につながっているという。

当初から海外展開も視野にSNSなどで情報発信する中、日本のホラーコンテンツを探すポジトロン社の目に留まった。非独占契約のため、同社は今後アジアでの展開や他局からの打診にも積極的に対応していくとしている。

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