話題の番組を上映 「地方の時代」映像祭がフォーラム

編集広報部

「地方の時代」映像祭実行委員会は6月7、8、10の3日間、フォーラムを大阪府吹田市で開催する。11月の映像祭に先立ち、昨年から今年にかけて話題となった番組をゲストを招いて上映する。

6月7日(水)13・30―17・00はCBCテレビの『やったぜ!じいちゃん』を吹田市文化会館メイシアター小ホールで上映する。生まれつきの脳性まひで身体が不自由な74歳のおじいさんが、家族の愛に囲まれ毎日を楽しく過ごしている。そんな日常から「生きるとは何か」を教えてくれる作品で、2022年日本民間放送連盟賞のテレビ・準グランプリを受賞している。当日はプロデューサーの藤井稔さんらが登壇し、主人公の舟橋一男さん・瑞枝さん夫妻などとリモートでトークショーを行う。

6月8日(木)13・30―17・00は「がんばれ!小さな映画館」がテーマ。コロナ禍以降、各地で苦境にあえぐミニシアターを追い、地域における文化発信のあり方を考えた朝日放送テレビ『映画館がない街なんて―』と、名古屋テレビ『シネマの叫び~コロナ その先へ』の2作を上映。番組に登場した映画館の関係者のほか、名古屋テレビの村瀬史憲プロデューサーらによるトークも行う。会場は吹田市文化会館メイシアター小ホール。

6月10日(土)13・30―17・00はBS-TBSの『通信簿の少女を探して~小さな引揚者 戦後77年のあなたはいま』を上映。偶然購入した古書にはさまっていた少女の通信簿。それは昭和23年の小学生のものだった......少女を探す旅を通じて隠れた戦後史を浮き彫りにする。昨年夏に放送され、第77回文化庁芸術祭でテレビ・ドキュメンタリー部門の優秀賞を受賞した。ゲストは引揚者として番組に出演した歌手の加藤登紀子さんと演出の匂坂緑里さん(TBSスパークル)、会場は関西大学千里山キャンパス・尚文館1階マルチメディアAV大教室。

入場無料、事前登録も必要ないが、各会場で先着順に受け付け、定員になり次第締め切る。詳しくは同映像祭の公式サイトで。

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