米Netflixが2026年のWBCを日本で「独占配信」

編集広報部
米Netflixが2026年のWBCを日本で「独占配信」

2026年3月に開催される「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」を日本国内では米配信最大手のNetflixが独占配信する。NetfixとWBCの主催団体が8月26日に発表した。全47試合を日本国内のNetflixの加入者はライブとオンデマンドで視聴できる。Netflixが日本でライブスポーツを配信するのは初めて。

WBCは野球の国別・地域別の国際的な対抗戦で、米メジャーリーグ・ベースボール(MLB)とMLB選手会が2006年に共同で設立したWBCI(World Baseball Classic Inc.)が主催する。6回目となる次回大会は2026年3月5日に開幕し、1次ラウンドは東京、サンフアン(プエルトリコ)、ヒューストン(米テキサス州)、マイアミ(米フロリダ州)の4都市で全20チームが競い合う。日本代表は前回(2023年)の王者として臨む。

Netflix側は「デジタル配信プラットフォームを通じて、野球ファンと世界を結びつける革新的な一歩となる」とコメント。同社がグローバル規模でスポーツ配信に積極的な姿勢を示していることを印象づけた(関連既報)。契約金額は明らかにされていない。

WBCはこれまで日本が出場する試合は国内の地上波テレビを中心に放送されてきた。次回は地上波での放送は難しくなる可能性が高い。日本での1次ラウンド10試合をWBCIと共催し、運営・興行を担う読売新聞社は「WBCは世界一流の野球選手がナショナルフラッグを背負って世界一を目指す特別なイベント」「当社は今後も東京プールの主催者として、多くの方々に本大会を楽しんでいただけるよう引き続き務める」との声明を発表している。

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