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各地の放送局と放送文化基金が共催する「制作者フォーラム」が、9月から12月まで、全国5地区(北日本、北陸・甲信越、愛知・岐阜・三重、中・四国、九州・沖縄)で開催されている。フォーラムでは、制作者同士の交流の場を設けることを目指し、若手制作者によるミニ番組コンテストと、ゲスト審査員のトークセッションが
東京・大阪以外の全国37社の民放AMラジオ局が加盟し、共同で番組制作に取り組んでいる地方民間放送共同制作協議会(火曜会)が10月17、18日に都内で第56回研修会を開催した。「ラジオの歩き方~挑め、自分史上最強ラジオ~」をテーマに23社26人が参加。トークセッションや講演、ワークショップを通じて番組
9月20日から23日にかけて、能登半島地震の被災地である石川県の能登地方が記録的な大雨(「令和6年奥能登豪雨」)に見舞われた。21日から22日には輪島市、珠洲市、能登町に大雨特別警報が石川県内で初めて発令された。この豪雨による災害について政府は10月25日の閣議で「激甚災害」に指定した。民放onli
30歳以下の放送局員に「これから」を考えてもらう企画です。 ⑲Jリーグ公式映像初の女性実況「観戦が豊かになる言葉を紡ぐ」 平山未夢氏(信越放送 情報センターアナウンス部) ⑱「技術の進歩を活用する」 松崎優太氏(ニッポン放送 デジタルビジネス局デジタルビジネス部) ⑰「BS放送の可能性~同世代に見て
30歳以下の放送局員に「これから」を考えてもらう企画「U30~新しい風」(まとめページはこちら)。19回は、信越放送のアナウンサー・平山未夢さんです。9月にJリーグ公式映像初の女性実況を務めた平山さんに、アナウンサーの魅力と可能性を語ってもらいました。(編集広報部) 学生の頃に考えていたアナウンサー
面白い番組、優れた番組の背後には魅力的な作り手や演じ手がいます。彼らの残した印象的な言葉は番組制作の極意を伝えるとともに、一種の演出論やメディア論、社会論とも言えます。新連載【放送人 この言葉、あの言葉】はこれら珠玉の言葉の数々を、東京大学でメディア論の教鞭を執る丹羽美之さんの視点で選んでいただき、
一般社団法人メディア激動研究所(代表=水野泰志・元東京新聞編集委員)は2024年11月23日(土)18時30分―21時に第1回セミナー「これからのメディア~激動の中に希望を見出せるか~」を会場参加とオンライン形式で開催する。 プログラムは、▶開会あいさつ(水野泰志・メディア激動研究所代表)、▶基調講
民放onlineでは、通年企画として各社が実施しているメディアリテラシー向上のための活動を随時紹介していく(過去の記事はこちらから)。今回は、日本テレビ放送網が、小学生向けに開発した教材『あやしい情報に出会ったらどうしたらいい?~テレビ報道記者の仕事をヒントに考えてみよう~』について、ご寄稿いただい
RSK山陽放送は10月18日、創立70周年を記念した映画『新居浜ひかり物語 青いライオン』を、愛媛県のTOHOシネマズ新居浜で先行公開した。11月8日からは隣県を含む3館(岡山県・岡山メルパ、愛媛県・シネマサンシャイン重信、香川県・ホールソレイユ)でも上映し、さらに15日からは全国での公開が順次始ま
民放連では2023年12月に「人権に関する基本姿勢」を策定するなど、今後とも社会から信頼されるメディアであり続けるために、人権への取り組みを喫緊の重要テーマに掲げています。そこで、民放onlineでは「人権」についていま一度考えるためのシリーズ企画を実施します。 ①人権と放送 差別の問題を中心に(木
民放onlineはあらためて「人権」を考えるシリーズを展開中です。憲法学、差別表現、映画界における対応、ビジネス上の課題、LGBTへの対応などをこれまでに取り上げてきました。8回目は、Netflixの小沢禎二プロダクション部門日本統括ディレクター(=冒頭写真)に、同社が開発・導入し、心理的安全性が高
日本民間放送連盟(民放連)は9月19日に、2024年日本民間放送連盟賞(民放連賞)各部門の審査結果を公表しました。 最優秀および優秀となった作品・事績は、番組・CM・技術・特別表彰の4部門14種目で計91件。このほか技術部門で技術奨励賞1事績が選ばれました。審査結果は以下の特設ページからご覧ください
BSNメディアホールディングス(代表取締役社長=佐藤隆夫)は、10月16日、新潟市で、「Niigata Innovative Impact Pitch 2024」を開いた。共催は、投資事業に取り組むベンチャーキャピタルのTBS イノベーションパートナーズ。 新潟県イノベーション拠点施設であるNINN
1.偽・誤情報対策の本格化 2.偽・誤情報対策の「深さ」と「広さ」 3.「ポスト真実」時代の偽・誤情報対策 4.監視資本主義と偽・誤情報 1.偽・誤情報対策の本格化 インターネット上の偽情報や誤情報の対策をめぐり、総務省の有識者会議「デジタル空間における情報流通の健全性確保の在り方に関する検討
【10月10日審査】審査委員長=夜久敏和(三井住友銀行 上席顧問、テレビ東京放送番組審議会副委員長)審査員=新井茂和(アリナミン製薬 プロダクト戦略本部マーケティング部メディア戦略グループマネジャー、日本アドバタイザーズ協会理事・メディア委員会委員)井上知大(毎日新聞 学芸部記者)岡田惠和(脚本家、
【10月10日審査】審査委員長=弓矢政法(ジェイアール東日本企画 常務取締役メディア・コンテンツ本部長、日本広告業協会メディア委員会委員)審査員=石川智之(TOPPANホールディングス 執行役員広報本部長、日本アドバタイザーズ協会理事・メディア委員会委員)大森貴弘(産経新聞 文化部記者)奥貫薫(俳優
放送批評懇談会は2024年12月3日(火)15時―17時30分に「放送批評懇談会セミナー2024 選挙報道をリブートする‼ネットにできない報道へのバージョンアップ」をオンライン形式(Zoomウェビナー)で開催する。 プログラムは、「テレビの選挙報道を面白くする処方箋~ネット時代の選挙報道の改善点とは
今年で17回目となる「東京ドラマアウォード2024」(主催=国際ドラマフェスティバル in TOKYO実行委員会)の受賞作が決定し、10月28日に東京プリンスホテルで授賞式が行われた。また授賞式の模様は、東京ドラマアウォード公式YouTubeチャンネルで初めてライブ配信された。 連続ドラマ部門はTB
シリーズ企画「戦争と向き合う」は、各放送局で戦争をテーマに番組を制作された方を中心に寄稿いただき、戦争の実相を伝える意義や戦争報道のあり方を考えていく企画です。第11回はサガテレビの田村淳一郎さん。戦争体験者を取材して放送することで「戦争の記憶を遺す」ことに加え、デスクとして「取材する人間の育成」に
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2024年8月分を掲載。 【民放連】8.8 放送法施行規則の一部を改正する省令案等に対する意見を総務省に提出。省令については、NHKのインターネット配信の必要的配信業務と任意的配信業務それぞれについて、費用の規模と
テレビを活用したマーケティング、ソリューションに興味がある企業を対象とした、民放キー5局(TBSテレビ、日本テレビ放送網、テレビ朝日、フジテレビジョン、テレビ東京)による「テレビカンファレンス2024」が11月7日(木)正午から、東京国際フォーラムB7で開催される。 同イベントは、「もっと伝えたい、
「制作ノートから」は、作り手の思いに触れ、番組の魅力を違った角度から楽しむシリーズ企画です。 ⑧エフエム鹿児島パーソナリティ・佐々木貞幸さん『24時間Radio今夜がやまだ 乾き亭げそ太郎と佐々木貞幸が足元をすくう』夢はかなえられるんだ ⑦RKB毎日放送・小山雄亮さん 飛び込みつないだパリと福岡 オ
作り手の思いに触れ、番組の魅力を違った角度から楽しむシリーズ企画「制作ノートから」。第8回はエフエム鹿児島パーソナリティ・佐々木貞幸さんに、9月16日から9月17日にかけて放送した『24時間Radio今夜がやまだ 乾き亭げそ太郎と佐々木貞幸が足元をすくう』について執筆いただきました。(編集広報部)
民放onlineは今秋の新番組について、民放連会員の地上テレビ127社と衛星放送13社にアンケートを行った。地上テレビの自社制作ローカル新番組と衛星放送の自社制作新番組の回答から、今回はプライム・深夜帯を紹介する。自局の強みを意識した番組や、出演者や番組の特徴を意識したものが並んだ。 新番組一覧(プ
民放onlineは今秋の新番組について、民放連会員の地上テレビ127社と衛星放送13社にアンケートを行った。地上テレビの自社制作ローカル新番組と衛星放送の自社制作新番組の回答から、今回は午前・午後帯を紹介する。地元に焦点をあて、魅力の紹介や応援を行うほか、過去の題材を扱う番組が目立った。 新番組一覧
民放onlineは今秋の新番組について、民放連会員の地上テレビ127社と衛星放送13社にアンケートを行った。地上テレビの自社制作ローカル新番組と衛星放送の自社制作新番組の回答から、今回は午前・午後帯の新番組一覧を掲載する。なお、放送日時の後に「○」がついている番組は見逃し配信を実施している。 午前・
民放onlineは今秋の新番組について、民放連会員の地上テレビ127社と衛星放送13社にアンケートを行った。地上テレビの自社制作ローカル新番組と衛星放送の自社制作新番組の回答から、今回はプライム・深夜帯の新番組一覧を掲載する。なお、放送日時の後に「○」がついている番組は見逃し配信を実施している。 プ
⑥今さら聞けない「肖像権」のアレコレ【2024年10月28日掲載】 ⑤番組の「法律監修」という仕事の意義と役割 実際の仕事内容を可視化してみた【2023年1月11日掲載】 ④ウェブ上の実名入り事件報道(映像・記事)は許されないのか? 最新の最高裁判例からひもとく放送局への影響 侮辱罪厳罰化のおさら
1.はじめに 放送局は年間のうちに数えきれない番組を制作・放送していますが、番組の撮影などで一般の方にご協力いただくことがあるかと思います。その時に意識しなければならない問題の一つとして「肖像権」が挙げられますが、この肖像権という権利については、法律にハッキリとした記述もないため、意外と正確に理解さ
在京ラジオ各社の10月新番組が始まった。各社、配信を含めた番組展開、イベント開催を通じて聴取者との接点づくりを積極的に取り組む。 J-WAVEは月~木22時台を大幅にリニューアルし、注目を集める。これまで8年にわたって東京のミュージックシーンをリードしてきた音楽情報番組『SONAR MUSIC』が惜
8月11日、BS-TBSで「放送55周年記念『あゝ人生に水戸黄門あり』」が放送された。長く佐々木助三郎(助さん)を演じ、五代目黄門となった里見浩太朗をはじめ、横内正、大和田伸也など歴代助さん・格さんによる撮影の思い出話、由美かおると野村将希の対談、六代目黄門の武田鉄矢と三代目・風車の弥七の津田寛治の
放送に携わる人たちに、ぜひ読んでほしい本を放送作家の石井彰さんが紹介します。タイトルのとおり、気になる本を、本気(ほんき)で取り上げていきます。 ④ケアするラジオ―寄り添うメディア・コミュニケーション―(金山智子 編著、さいはて社) ③外岡秀俊という新聞記者がいた(及川智洋 著、田畑書店) ②テレビ
気になる本=ケアするラジオ―寄り添うメディア・コミュニケーション―金山智子 編著、さいはて社 日本のラジオ放送は1925年に始まり、来年2025年に100周年を迎えます。しかし、その歩みは決して平坦なものではありませんでした。戦後に限ってみても1953年にテレビ放送が開始されると、人々の関心は瞬く間
民放のオリピックデジタル配信サービスは、2008年に誕生した「gorin.jp」を旗艦サービスとして、ユーザーのみなさまにオリンピックの隅々まで楽しんでもらうべくサービスを展開。2018年の平昌大会で初めて民放公式テレビ配信サービス「TVer」でもオリンピックコンテンツを一部掲載するようになった。以
フジテレビジョンの音楽番組『SHIONOGI MUSIC FAIR』(土、18:00~18:30)が8月31日に放送開始から60年を迎えました。テレビとともに歩み続けている『MUSIC FAIR』について、民放onlineでは、演出、音声技術、そして番組スポンサーのそれぞれの立場から、60年を振り返
フジテレビジョンの音楽番組『SHIONOGI MUSIC FAIR』(土、18:00~18:30)が8月31日に放送開始から60年を迎えました。テレビとともに歩み続けている『MUSIC FAIR』について、民放onlineでは、演出、音声技術、そして番組スポンサーのそれぞれの立場から、60年を振り返
フジテレビジョンの音楽番組『SHIONOGI MUSIC FAIR』(土、18:00~18:30)が8月31日に放送開始から60年を迎えました。初回放送は、1964年8月31日。カラーテレビを持つ人はまだ少ないものの、同年開催の東京オリンピックに向けて、ほとんどの家がテレビを持ち見ている。まさにその
2024年夏クールのドラマは、新しい家族のあり方を模索するホームドラマが多かった。 若者が子どもを育てる困難さ 月9(フジテレビ系月曜夜9時枠)で放送された『海のはじまり』は、大学時代に別れた恋人・南雲水季(古川琴音)の葬儀で、彼女が自分との子どもを産み、一人で育てていたことを知った青年・月岡夏(目
8月22・23日中央審査【参加/16社=20件】審査員=民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」委員 民放連賞の技術部門は、会員各社の放送技術に関する開発・改良などにより、民放事業に貢献し、その発展に寄与した事績に賞を贈る。 本年は16社20件の申請があり、民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」が
8月23日中央審査【参加/112社=112本】審査委員長=鏡 明(評論家、元電通顧問、ドリルエグゼクティブ・アドバイザー)審査員=市川紗椰(モデル、タレント)、城戸久枝(ノンフィクションライター、社会福祉士)、布施英利(美術批評家、東京藝術大学教授) ※下線はグランプリ候補番組 今回のテレビ教養番組
8月27日中央審査【参加/22社=22 件】審査委員長=水島久光(東海大学教授)審査員=石澤靖治(学習院女子大学教授・元学長)、みたらし加奈(臨床心理士、公認心理師)、安田菜津紀(フォトジャーナリスト、認定NPO 法人Dialogue for People 副代表)、山﨑晴太郎(セイタロウデザイン代
コンテンツの出口が増えて、費用削減を日々問われる制作現場ですが、そんな中でもクリエイターとしてのクリエイティブな気持ちは失ってはならないと思っています。 Live Multi Studioは、インターネットを使った新しい映像制作を実現する革新的なソフトウェアです。男子テニス国別対抗の日本代表戦「デビ
"義肢装具士"という職業をご存じだろうか?「義肢」とは失われた部分の機能を補助する人工の手足で、「装具」とは痛みや損傷、まひなどが生じた身体の機能を補うために取り付ける器具。その「義肢」と「装具」で患者の手足をつなぎ、さらに未来をつなぐ仕事が"義肢装具士"である。 このテーマを選定し取材をしようとし
「兄ちゃん? キヨや」2019年、ハンセン病元患者の山城清重さんが、約60年ぶりに兄の勇さんと対面したときに発した言葉です。 顔に深いしわを刻んだ2人が、手を取り合って抱き合う。肩を組む。言葉を交わす。私はハンセン病問題の取材に加わったばかりの時期で、目の前で起きていることを、カメラマンと共に無我夢
30歳以下の放送局員に「これから」を考えてもらう企画「U30~新しい風」(まとめページはこちら)。18回は、ニッポン放送の松崎優太さんです。多言語音声翻訳ツール「リングイイネ!」の開発を担当している松崎さんに、ラジオの魅力と可能性を語ってもらいました。(編集広報部) ニッポン放送に入社して1年半。毎
マスコミ倫理懇談会全国協議会(代表理事=徳永康彦・日本新聞協会事務局次長兼企画開発部長)は10月3~4日、宇都宮市で第66回全国大会を宇都宮市で開いた。全国の新聞、通信、放送、出版、広告など75社・団体の215人が会場に集い、オンラインからも50人が参加、メディアが直面する課題を話し合った。 複眼的
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社へと発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリー
その時なにが起きたのか 2019年7月、北海道札幌市の駅前広場で、大杉雅栄さんと桃井希生さんの二人が、当時の首相・自民党総裁であった安倍晋三氏の参院選街頭演説中にそれぞれ声を上げた。これを北海道警察の警察官複数名が制止し、演説会場となっている広場から排除した。二人はそれぞれ、この行為について、北海道
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズで
シリーズ企画「戦争と向き合う」では、各放送局で戦争をテーマに番組を制作された方を中心に寄稿いただき、戦争の実相を伝える意義や戦争報道のあり方を考えていきます。 ⑩神戸市外国語大学准教授・山本昭宏さん 作家の想像力は戦争の抑止力になりうるのか ⑨鹿児島放送・樺山美喜子さん 自衛隊基地建設の島でいま起き
シリーズ企画「戦争と向き合う」は、各放送局で戦争をテーマに番組を制作された方を中心に寄稿いただき、戦争の実相を伝える意義や戦争報道のあり方を考えていく企画です。第10回は神戸市外国語大学准教授の山本昭宏さん。作家やクリエイターの想像力が生み出す作品が戦争を抑止する可能性を、漫画家・水木しげるさん(2
メディア史研究の第一人者である佐藤卓己は、近著『あいまいさに耐える――ネガティブ・リテラシーのすすめ』(岩波新書、2024年)のなかで、情報過多の現代社会に求められるのは「ネガティブ・リテラシー(消極的な読み書き能力)」であると断言する。ネガティブ・リテラシーとは、あいまいな情報を受け取ったとき、あ
「onlineレビュー」は編集担当が気になった新刊をいち早く読者のみなさんに共有すべく、評者の選定にもこだわったシリーズ企画です。書籍以外にも映画やライブ、ステージなどに広げていきますので、ご期待ください。 【書籍】 ◆輿論主義の復権のために 佐藤卓己著『あいまいさに耐える――ネガティブ・リテラシー
民放連技術委員会(委員長=小島浩資・東海テレビ放送社長)は、11月13~15日に「第61回民放技術報告会」を千葉市の幕張メッセ・国際会議場3階で開催する。民放各社による制作技術や送出・配信などの研究、開発実績に関して、担当者が報告する。 14日(木)13時30分からは、特別企画「AIで進化する放送業
8月23日中央審査【参加/69社=69本】審査委員長=金山 勉(ノートルダム清心女子大学副学長)審査員=城戸真亜子(洋画家)、嶋 浩一郎(博報堂執行役員・エグゼクティブクリエイティブディレクター)、長島有里枝(写真家) ※下線はグランプリ候補番組 ポストコロナ社会でラジオエンターテインメント番組は本
8月22日中央審査【参加/99社=99本】審査委員長=遠藤 薫(学習院大学名誉教授)審査員=坂井 眞(弁護士)、澤 康臣(ジャーナリスト、早稲田大学教育・総合科学学術院教授)、森 まどか(医療ジャーナリスト) ※下線はグランプリ候補番組 「分断の時代」と言われる。意見の違いによって、人びとが激しく対
8月22日中央審査【参加/33社=33本】審査委員長=錦光山雅子(フリーランスライター)審査員=石井 彰(放送作家)、藤代裕之(ジャーナリスト、法政大学社会学部教授)、三谷文栄(日本大学法学部准教授) ※下線はグランプリ候補番組 今回の審査で浮か
吉本興業に所属する長野県住みます芸人のこてつ(北村智・河合武俊)が、毎週土曜23時からお送りしている『こてつのびんびんサタデー』。 2012年7月にスタートしたこの番組ですが、今回番組タイトルを初めて聞いた方の多くは、「びんびん?」「性の課外授業?」と、ちょっと懐疑的な感情を抱くかもしれません。それ
能登半島地震から3カ月後の2024年4月、珠洲市に入って最初に目にしたのが、奥能登の観光シンボルだった見附島が崩落し、小さくなった無残な姿でした。満開に咲き誇るサクラと、全壊した民家の崩れ落ちた黒い屋根瓦が放つ鈍い光が残酷な現実を突き付けていました。 KNBラジオ(北日本放送)は富山県を放送対象地域
「怪物と闘う時は、自らが怪物にならないように気を付けろ。深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ」F・ニーチェ『善悪の彼岸』(1886)より。 オーストラリア人の元捕虜の息子であるディック・ブレイスウェイトさんの著書『Fighting Monsters』のタイトルの意味を尋ねたとき、妻のロビン
9月14日(土)、北海道放送(HBC)7階の会議室で北海道ドキュメンタリーワークショップの第1回「ドキュメンタリーをはじめる、ふかめる」を開催した。ドキュメンタリー文化の継承が目的で、参加費は無料。対象は民放・NHKを問わず北海道内の放送局で働く全ての人たちだ。 開催前、どれくらいの人たちが集まるか
奈良テレビ放送では、自社のXアカウントで、番組の宣伝を、「イラスト」と「文字」で紹介する取り組みを2019年から行っている。自社制作番組でなく、自由に使用できる画像がない中、どう宣伝をするか。"ない"からスタートしたオリジナルイラストでの宣伝。このユニークな宣伝方法について、編成局長の桝谷誠一さんと
7月26日(日本時間では27日)から8月11日(同12日)まで開催されたパリオリンピック。日本勢は金メダル20個、銀12個、銅13個の合計45個のメダルを獲得しました。 オリンピックの放送は、民放とNHKが1984年のロサンゼルス大会から共同で放送権を獲得し、JC(ジャパン・コンソーシアム、92年バ
パリオリンピック関連記事をまとめています。 【パリオリンピック放送制作現場から】◆~ユニ(各社)編~ 各局の独自色を発揮(2024年10月7日) ◆~JBA統括編~ 効率的な取材・制作を支える(2024年10月7日) ◆~JC民放統括編~ 時代にあったやり方で(2024年9月6日) 【視聴結果・タイ
7月26日(日本時間では27日)から8月11日(同12日)まで開催されたパリオリンピック。日本勢は金メダル20個、銀12個、銅13個の合計45個のメダルを獲得しました。 オリンピックの放送は、民放とNHKが1984年のロサンゼルス大会から共同で放送権を獲得し、JC(ジャパン・コンソーシアム、92年バ
8月21日中央審査【参加/103社=103本】審査委員長=影山貴彦(同志社女子大学教授)審査員=たかのてるこ(地球の広報・旅人・エッセイスト)、テリー伊藤(演出家)、ラリー遠田(作家、お笑い評論家) ※下線はグランプリ候補番組 2024年から民放連賞・番組部門の「テレビエンターテインメント番組」が、
8月21日中央審査【参加/59社=59本】審査委員長=吉岡 忍(作家)審査員=阿部るり(上智大学文学部教授)、カライスコス・アントニオス(龍谷大学法学部教授)、村井美樹(俳優、タレント) ※下線はグランプリ候補番組 私(吉岡)はテレビ番組の審査ばかりやってきたので、ラジオの審査には戸惑った。テレビな
8月21日中央審査【参加/44社=44本】審査委員長=やきそばかおる(コラムニスト)審査員=青木江梨花(脚本家、日本脚本家連盟理事)、やすみりえ(川柳作家)、山本康一(三省堂辞書出版部部長兼大辞林編集部編集長) ※下線はグランプリ候補番組 短い時
「50年前に沖縄で会った人を探してほしい。会いに行けるのは年齢的に最後のチャンスなんです。」県外からの電話を、録音しながら対応したところからこの番組は始まります。個人情報のこともあり難しいだろうと思いながらうかがっていました。しかし「復帰後の沖縄で一緒に働いた」「道路に白線を引き続けた」「一緒に作業
過去に取材で知り合った幾人もから、なぜか同時に寄せられた1つの"タレコミ"。「『男はつらいよ』の寅さんが大大大好き! 離婚歴2回、子ども2人、派遣で働き貯金はゼロ。そんな女性が齢50にしてゲストハウスを建てるって言うからさぁ、取材してやってよ」。 まぁおせっかいな人たちが、女将の周りには大勢いるもん
『はみだし しゃべくりラジオ キックス』(月~金、13:00~16:30)の火曜日は、芸人でありながら仏像研究家としても活躍中のみほとけさんと、ラジオパーソナリティの塩澤未佳子さんが担当しています。山梨放送開局70周年の節目を迎えるにあたって、新しいことに挑戦しようと女性コンビのスタイルで今年4月に
ローカル局が「地域密着」「長期取材」による優れたドキュメンタリー番組を放送していることは知られていますが、その局以外の地域の視聴者が目にする機会が少ないという現状があり、ドキュメンタリー番組の存在や価値が社会に十分に伝わっていないという声も聞かれます。そこで「民放online」では、ノンフィクション
ノンフィクションライターの城戸久枝さんにローカル局制作のドキュメンタリーを視聴いただき、「鑑賞記」として紹介する連載です。 ④戦争体験者の声を次代に伝える【2024年10月2日掲載】 ③地域から全国に発信するメッセージ【2024年6月24日掲載】 ②能登を生きる人々【2024年3月21日掲載】 ①見
放送文化基金が本年度から始めた「イベント事業部門」助成の後期申請募集が10月1日から始まった。放送文化の発展に寄与することを目的に、2025年3月~26年2月に実施するメディア文化や放送の価値向上を目指すイベントや事業が対象。同基金の梅岡宏専務理事は「放送の新たな突破口を開きたいという挑戦」「放送の
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2024年7月分を掲載。 【民放連】7.18 2024年度第4回理事会開催。▷2024年度民放連予算の補正▷総務省「デジタルビジネス拡大に向けた電波政策懇談会」報告書案に対する民放連意見▷改正放送法の施行に伴う省令
作り手の思いに触れ、番組の魅力を違った角度から楽しむシリーズ企画「制作ノートから」。第7回はRKB毎日放送の小山雄亮さんに、『タダイマ!』(RKB毎日放送で月~金、15:40~19:00放送)内で、この夏取り組まれたオリンピック特別企画「パリからタダイマ!」について執筆いただきました。(編集広報部)
「ポッドキャスト」が登場してすでに二十数年。この間、通信技術の革新に伴ってリスナーとのインターフェイスは変化しながらも、ラジオ放送に匹敵する音声コンテンツとして発展し定着してきました。そのコンテンツの内容も多岐にわたり、制作のプロである放送局だけでなく、他業種からの参入も相次いでいます。そこで、民放
7月30日中央審査[参加/ラジオ第1種23社=46本、第2種21社=36本、テレビ12社=18本]審査委員長=入山章栄(早稲田大学大学院経営管理研究科早稲田大学ビジネススクール教授)審査員=佐藤舞葉 (コピーライター/CMプランナー)、田中淳一(クリエイティブディレクター)、松野みどり(サイバーエー
8月20日中央審査【参加/25社=25本】審査委員長=藤田真文(法政大学社会学部教授)審査員=岡本美津子(東京藝術大学副学長/大学院映像研究科教授)、比嘉里奈(日本PTA全国協議会副会長)、渡辺真理(フリーアナウンサー) 今年の審査では「青少年に見てもらいたい番組とは何か」について、次のような観点を
ラジオCMでは20秒CMが主流となっています。音声のみの20秒という秒数の中で、企業メッセージ・商品の魅力などを聴く人に印象づけることは難しく、あまり推奨されてはいない企業名や商品名の連呼を希望する広告主は今でも少なくありません。ただ連呼しても意外にも聴く人の耳には残りにくく、時には不快にさえ感じる
目の不自由な方が歩行に使う白い杖「白杖」。白杖を使って、路面や周囲の状況、距離感などを確認しながら歩いている姿を、駅や街で見かけたことがある方も多いと思います。 この120秒の作品「白杖体験篇」では、実際に白杖を使って音を録音し、目の不自由な方が白杖を使って歩行する状況を再現しています。可能でしたら
私は、1995年の阪神・淡路大震災以来30年にわたり、「震災といのち」をテーマに、テレビや映画界でドキュメンタリーを作ってきました。40歳代で報道の最前線から営業職となった後も続けています。 2011年の東日本大震災の発生後は、仕事とは別に、三陸沿岸部に2年間ボランティアとして通い、大切な人や家を失
『バトンタッチ SDGsはじめてます』は2020年4月に放送を開始し、SDGsや社会課題に取り組む人に密着し、気持ちの「バトン」をつなげていくことをコンセプトとしたレギュラー・ドキュメンタリー番組です。これまで約200人のSDGsに取り組む方々を取材してきました。 「SDGs」という言葉の認知度は上
高知放送では、今年4月から『こうちeye2部』(月~金、18:15~18:55)内で、年間特集「人口減少×高知の未来」を不定期で放送中だ(特集は見逃し配信を実施中)。折り返しとなるこのタイミングで、企画の意図や取材を通じ見えてきたことについてご寄稿いただいた。(編集広報部) 人口減少が進むニッポン。
このたびは、栄誉ある素晴らしい賞をいただきありがとうございます。 昨今さまざまなエンタメコンテンツがあるなか、テレビドラマの価値を信じ、家族という普遍的なテーマを、日本の連続ドラマの特性を活かした1クール(3カ月)という時間で描いた作品です。ただ消費されるのではなく、視聴者と共に生きたいと願って制作
8月20日中央審査【参加/19社=19本】審査委員長=大友啓史(映画監督)審査員=岡室美奈子(早稲田大学文学学術院教授)、桧山珠美(フリーライター)、ブルボンヌ(エッセイスト、女装パフォーマー) ※下線はグランプリ候補番組 昨年の『エルピス-希望
日本民間放送連盟賞の「審査講評」と「最優秀受賞のことば」を以下のリンクからご覧いただけます。 2024年日本民間放送連盟賞(民放連賞)記事まとめ 2023年日本民間放送連盟賞(民放連賞)記事まとめ 2022年日本民間放送連盟賞(民放連賞)記事まとめ 2021年日本民間放送連盟賞(民放連賞)記事まとめ
今年で106回目を迎えた全国高等学校野球選手権大会。「夏の甲子園」と呼ぶ方も多いかもしれません。甲子園球場は1924年8月1日に開場し、同年の第10回全国中等学校優勝野球大会から球児たちの夢の舞台として存在しています。つまり今大会は甲子園100周年の節目でもありました。 私は朝日放送ラジオ(ABCラ
作り手の思いに触れ、番組の魅力を違った角度から楽しむシリーズ企画「制作ノートから」。第6回は福島中央テレビの堀田泰裕プロデューサーに、夕方帯のワイド番組『ゴジてれChu!』(福島中央テレビで月~金、15:50~19:00放送、30周年企画の一部は番組ウェブサイトで配信中)について執筆いただきました。
(【前編】はこちらから) 後編では、「タトゥーの取り扱い」を例にまず実際の「自主規制(考査)」がどう行われているのかを知っていただいた上で、あらためて「自主規制はなぜ大切なのか」を考えてみたいと思います。 ※以下の考査見解などは、「考査の担当者の一人として、私ならこう判断します」というものです。自
JARO(公益社団法人日本広告審査機構)は来たる2024年10月10日(木)に50周年記念シンポジウム「AI時代、広告と消費者のこれから」を開催する。 JAROは1974年に設立され、広告主、広告会社、新聞社、放送事業者、出版社、インターネット媒体などを会員とする民間の広告自主規制機関で、広告・表示
若者のテレビ離れが言われて久しい。だが、周知のように、青少年たちの間で映像離れが進んでいるわけではない。テレビや新聞などのマスメディアから離れる傾向は顕著に見られるものの、YouTube、Instagram、TikTokなどさまざまな映像に囲まれて成長している、1990年代後半から2010年代初頭に
7月26日(日本時間では27日)から8月11日(同12日)まで開催されたパリオリンピック。日本勢は金メダル20個、銀12個、銅13個の合計45個のメダルを獲得しました。 オリンピックの放送は、民放とNHKが1984年のロサンゼルス大会から共同で放送権を獲得し、JC(ジャパン・コンソーシアム、92年バ
作り手の思いに触れ、番組の魅力を違った角度から楽しむシリーズ企画「制作ノートから」。第5回は琉球放送の飯島將太さんに、ラジオとテレビが融合した番組『ラジオの神回テレビで語る』(琉球放送で毎週金曜日24:43~25:13放送、TVerでも配信中)について執筆いただきました。(編集広報部) 「ラジオの面
今年7月15日に開局70周年を迎えたニッポン放送。その歴史を秘蔵の資料や音声素材などで振り返る催しが7月5日から9月1日まで横浜市の放送ライブラリーで開かれた。名づけて「ニッポン放送タイムトラベル70年展~with History of Radio」。会期末の8月24日には施設内のホールで公開セミナ
本稿は、2022年7月に公開した「世界的に低下するニュースへの信頼度・関心、進むマス・メディア離れ 比較的軽度だが、日本でも似た傾向 報道避ける割合も微増」の続編である。前稿は相対的に注目を集めつづけ、浮き沈みはありながら、2024年に入ってからも本サイトのアクセスランキング上位に顔を出した。 SN
30歳以下の放送局員に「これから」を考えてもらう企画「U30~新しい風」(まとめページはこちら)。17回は、BS日本(以下、BS日テレ)の沢渡凜璃子さんです(冒頭写真:BS日テレ公式キャラクターのバブちゅ~とともに)。BS4K放送が始まった2019年に入社し、5年間の営業職を経て現在は編成部で2Kと
「onlineレビュー」は編集担当が気になった新刊書籍、映画、ライブ、ステージなどをいち早く読者のみなさんに共有すべく、評者の選定にもこだわったシリーズ企画です。今回は『オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム 公式余韻本』を、2月18日の東京ドームにリアルで足を運んだ民放連きっての"リト
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2024年6月分を掲載。 【民放連】6.14 2024年度第3回理事会を開催。遠藤龍之介・フジテレビ副会長が2期目の民放連会長に決定。副会長には在京テレビ5社などから10人、常勤の堀木卓也専務理事、本橋春紀常務理事
民放onlineはあらためて「人権」を考えるシリーズを展開中です。憲法学、差別表現、映画界における対応、ビジネス上の課題、LGBTへの対応などをこれまでに取り上げてきました。7回目は、本誌に四半期に一度のペースでタイムリーなテーマで論考を寄せていただいているライターの香月孝史さんに、人権を考えるうえ
コンプライアンスをテーマにしたヒットドラマの影響もあってか、「あれもダメこれもダメという自主規制のせいでテレビがつまらなくなった」という声を、本当によく聞くようになりました。こうした"自主規制悪玉論"も、それが「余計な自主規制」や「制作現場の萎縮」に対する戒めとして語られる分には、むしろその通りとも
民放onlineは「人権」をあらためて考えるシリーズを展開中です。6回目は「性的マイノリティの人権尊重」を取り上げます。主に組織の労務管理上の観点から、そこで働く人たちから性的少数者であるとカミングアウトされた場合にどのように対応すべきか――弁護士の向井蘭さんに解説いただきました。LGBTを初めて学
放送関連7団体(衛星放送協会、全国地域映像団体協議会、全日本テレビ番組製作社連盟、日本ケーブルテレビ連盟、日本動画協会、NHK、民放連)等で構成する「放送コンテンツ適正取引推進協議会」(外部サイトに遷移します)(以下、適正取引推進協議会)は来たる9月10日に「フリーランス法に関する説明会」を開催する
本稿は民放連研究所が会員社向けに作成している『民放経営四季報』No.144(2024年夏号)への寄稿の転載です(※四季報の閲覧にはユーザー名とパスワードが必要です)。(編集広報部) 昨年のChatGPTの登場以降、放送業界でもAI活用に関する議論は白熱している(AI Frenzy)。生成AIを活用し
本稿は民放連研究所が会員社向けに作成している『民放経営四季報』No.144(2024年夏号)への寄稿の転載です(※四季報の閲覧にはユーザー名とパスワードが必要です)。(編集広報部) 前編はAIを取り上げたが、NABショー(冒頭写真)で今年も特別コーナーを設けていた米国の次世代放送規格「ATSC3.0
30歳以下の放送局員に「これから」を考えてもらう企画「U30~新しい風」(まとめページはこちら)。16回は、テレビ東京の大森時生さんです。『イシナガキクエを探しています』を担当し、現在開催中の行方不明展では企画・演出を務めるなどマルチな才能を発揮されています。テレビに何を映したいのか、創作の源を教え
民放連・研究所では、テレビの広告効果を主にインターネット広告との関係性において、可能な限り定量的に分析し、明らかにするため、2019年度より「テレビの広告効果に関する研究」に取り組んでいる。 2019年度に実施した第1回調査では、関東1都6県の15~69歳の男女(ビデオリサーチのVR Cubicのパ
気になる本=外岡秀俊という新聞記者がいた及川智洋 著、田畑書店 激動する現代を、一陣の風のように駆け抜けた新聞記者がいました。朝日新聞の故・外岡秀俊さん(以下敬称略)。 外岡は1977年朝日新聞社入社。支局に配属された後、本社学芸部などを経て、ニューヨーク支局。帰国してAERA編集部、論説委員を兼務
シリーズ企画「戦争と向き合う」は、各放送局で戦争をテーマに番組を制作された方を中心に寄稿いただき、戦争の実相を伝える意義や戦争報道のあり方を考えていく企画です。第9回は鹿児島放送(KKB)でニュース解説委員を務める樺山美喜子さん。テレビ朝日系列のテレメンタリーで2024年2月放送された『馬毛島~無人
日本アドバタイザーズ協会(JAA)は、第62回JAA広告賞の作品を10月1日(火)まで募集している。 同賞は、生活者視点から審査し、広告の健全な発展に寄与することを目的とするもので、2023年10月1日~24年9月30日までに日本国内で掲載・放送・配信・掲出された広告が対象となる。 プリント、オーデ
2021年9月1日に創刊した民放連のウェブマガジン「民放online」では、メールマガジンを配信しています。読者のみなさんに広く読んでいただきたい記事の更新情報を毎週火曜日(24年11月から変更)に、そのほか、必要な情報は不定期でお知らせします。 ●メルマガに登録をご希望される方は、民放online
民放連にはローカルテレビ局の役職員だけで構成する「ローカルテレビ経営プロジェクト」という組織がある。地域社会のローカルテレビ局への期待やニーズを確認し、今後も地域の情報インフラとしての役割を果たしながら地域課題の解決に貢献するための事業や経営の在り方について検討。経営者が率先して社内や地域のステーク
「onlineレビュー」は編集担当が気になった新刊書籍、映画、ライブ、ステージなどをいち早く読者のみなさんに共有すべく、評者の選定にもこだわったシリーズ企画です。今回は、フジテレビの開局時からテレビドラマの制作に携われた嶋田親一さんへの聞き取りに基づく濵田研吾さんの『俳優たちのテレビドラマ創世記』を
北米でパリオリンピックの放送権を持つNBCユニバーサル(NBCU)がオリンピック中継史上初めて映画館でのライブ上映を展開中だ。7月26日の開会式は全米150以上のIMAX劇場で生中継された。さらに翌27日から最終日の8月11日まで、毎日13時から夕方(米東部時間)にかけて全米160以上のAMC劇場で
民放連にはローカルテレビ局の役職員だけで構成する「ローカルテレビ経営プロジェクト」という組織がある。地域社会のローカルテレビ局への期待やニーズを確認し、今後も地域の情報インフラとしての役割を果たしながら地域課題の解決に貢献するための事業や経営の在り方について検討。経営者が率先して社内や地域のステーク
民放連ラジオ委員会は日本広告業協会ラジオ委員会と連携のうえ、「民放連・業協ラジオCM運行合同WG」を設置し、ラジオCM素材搬入基準を2023年11月に改訂しました。この基準の適用が2024年11月1日に迫っていることから、7月23日にはパンフレット「【お知らせ】2024年11月ラジオCM素材搬入基準
2024年7月7日(日)に投開票が行われた「東京都知事選挙」は、過去最多の56人が立候補して争われ、現職の小池百合子氏が3選。得票数2位は石丸伸二氏(前広島県安芸高田市長)、3位は蓮舫氏(前参議院議員)で、投票率は60.62%となりました。また、候補者ポスターをめぐる混乱や政見放送の内容などについて
昨年から"身売り"がうわさされていたパラマウント・グローバル社(以下パラマウント)。今年に入り、買収合意に近づいてはそのたびに決裂を繰り返すなど泥沼化していた。しかし7月初め、かねてから交渉していた映画製作大手スカイダンス・メディア(以下スカイダンス)が80億㌦以上(約1兆2,000億円超)を投資し
「onlineレビュー」は編集担当が気になった新刊書籍、映画、ライブ、ステージなどをいち早く読者のみなさんに共有すべく、評者の選定にもこだわったシリーズ企画です。今回は、7月6日から全国で順次公開されているドキュメンタリー映画『方舟にのって~イエスの方舟45年目の真実~』を、新興宗教、カルト問題の専
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2024年5月分を掲載。 【民放連】5.15 民放連会員テレビ140社、2024年春改編に選定した「青少年に見てもらいたい番組」を公表。民放連ウェブサイトに1,015番組の選定理由や放送日時を掲載。5.21 民放連
30歳以下の放送局員に「これから」を考えてもらう企画「U30~新しい風」(まとめページはこちら)。15回は、中京テレビの北山流川さんです。『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』や『こどもディレクター』などを担当する北山さんに番組制作現場で感じた「テレビの魅力」を語ってもらいました。(編集広報部)
2023年12月30日に放送1,500回を突破したエフエム香川の『勝手にシネマニア』(土、18:00~18:15、【再放送】火、12:30~12:45)は、会社員(現在は定年退職)で映画通の帰来雅基(きらい・まさき)さんと、エフエム香川のパーソナリティ(現在はフリーアナウンサー)で映画が大好きな中井
英国をはじめ欧州全般のメディア通として知られる小林恭子さんが、2022年に創設100周年を迎えたBBC(英国放送協会)の歴史をひもときながら、「放送の公共性とは何か」を読者に問うタイムリーな新書を上梓した。日本で同じ「公共メディア」を標榜するNHKやその受信料のあり方をめぐって議論が続いている時期だ
30歳以下の放送局員に「これから」を考えてもらう企画「U30~新しい風」(まとめページはこちら)。14回は、RKB毎日放送(以下、RKB)の冨士原圭希さんです。この夏、各賞を受賞している『空想労働シリーズ サラリーマン』(RKBラジオ)で、企画、脚本、出演......と数えきれない役職を担当されてい
さまざまに描かれた「記憶」のドラマ テレビドラマは同時期に題材がかぶることがよくあるが、2024年の春クールドラマは「記憶」を題材にしたドラマが多かった。 登場人物の一人が記憶に障害を抱えている『366日』(フジテレビ系)や『9ボーダー』(TBS系)がある一方で、ミステリードラマ『約束〜16年目の真
500ページを超える分厚い本だ。翻訳書ということもあり、読み始めるには少し心理的ハードルが高いのは確かだが、本欄執筆のため気になったところに付箋を付けながら読み進めると、あっという間に付箋だらけになった。紹介される事例はアメリカのものだが、日本の報道を取り巻く現状にそのまま当てはまる点が多く、全く他
第50回放送文化基金賞の贈呈式が7月9日にオークラ東京で開かれた。既報の受賞関係者が一堂に会し、それぞれに喜びを語った。このうち、「民放online」は民放連会員社の喜びの声を中心に紹介する。 エンターテインメント部門は最優秀賞、優秀賞、奨励賞の4作品をすべて民放が独占。審査委員長の桐野夏生さんは講
作り手の思いに触れ、番組の魅力を違った角度から楽しむシリーズ企画「制作ノートから」。第4回は番組プロデューサーの乙部奈瑠美さんに、昨年40周年を迎え、リスナーとの絆がさらに深まった『PAO~N』(九州朝日放送【KBCラジオ】で毎週月~金曜日13:00~16:00放送中、ポッドキャストは各種配信サイト
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
30歳以下の放送局員に「これから」を考えてもらう企画「U30~新しい風」(まとめページはこちら)。13回は、エフエム東京(以下、TOKYO FM)の野元翔平さんです。新聞記者から転職し、ラジオ番組の制作者となった野元さんにラジオ局で働いて見えた風景を語ってもらいました。(編集広報部) みなさま、はじ
民放連・研究所では、テレビの広告効果を主にインターネット広告との関係性において、可能な限り定量的に分析し、明らかにするため、2019年度より「テレビの広告効果に関する研究」に取り組んでいます。 このたび、2023年に実施した第3回調査の結果がまとまり、民放連会員社役職員を対象とした報告会を、7月25
「MINPO.WORK(みんぽうどっとわーく)」(=冒頭写真)は、学生のみなさんに就職先として民放局に興味を持っていただけるよう、民放連が2019年10月に開設したポータルサイトです。全国の民放テレビ局・ラジオ局の会社紹介や採用関連情報のほか、インターンシップ情報など業界研究コンテンツを掲載していま
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2024年4月分を掲載。 【民放連】4.1 「民放連 放送基準」に新設した「番組出演者の保護」に関する条文(第56条)を施行。SNS等における出演者に対する誹謗中傷等への注意喚起や精神的な健康状態への配慮が必要であ
作り手の思いに触れ、番組の魅力を違った角度から楽しむシリーズ企画「制作ノートから」。 第3回はテレビ愛媛の小笠原美晴さんに、愛媛の高校生・大学生らが実際に出演し番組を盛り上げている『さらば青春の光の青春ジャック‼』(テレビ愛媛で毎週土曜日18:30~19:00放送、TVer・FODでも配信中)につい
旧ジャニーズ事務所元代表者による人権侵害行為を契機に、民放onlineは「人権」をあらためて考えるシリーズを展開中です。憲法学、差別表現、映画界における対応、ビジネス上の課題などをこれまでに取り上げてきました。5回目は視点を少し変え、作家の鈴木凉美さんにご自身のキャバクラ店勤務やAV女優などの経験も
ローカル局が「地域密着」「長期取材」による優れたドキュメンタリー番組を放送していることは知られていますが、その局以外の地域の視聴者が目にする機会が少ないという現状があり、ドキュメンタリー番組の存在や価値が社会に十分に伝わっていないという声も聞かれます。そこで「民放online」では、ノンフィクション
30歳以下の放送局員に「これから」を考えてもらう企画「U30~新しい風」(まとめページはこちら)。12回は、日経ラジオ社(以下、ラジオNIKKEI)の藤原菜々花さん。女性のアナウンサーとして初めて日本中央競馬会(JRA)の競馬場内実況を担当しました。入社以来の目標である競馬実況をかなえたその先、次の
沖縄県では、第二次世界大戦で日本軍の組織的戦闘が終結した1945年6月23日を「慰霊の日」と定め、県内各地で慰霊行事が行われる。終戦から79年目を迎える今年、慰霊の日前後に放送する沖縄県の民放テレビ・ラジオの関連番組などについて紹介する。 ラジオで伝える 琉球放送(RBCiラジオ)は、『RBCiラジ
シリーズ企画「戦争と向き合う」は、各放送局で戦争をテーマに番組を制作された方を中心に寄稿いただき、戦争の実相を伝える意義や戦争報道のあり方を考えていく企画です。第8回はテレビ新広島(TSS)で著作権やアーカイブを担当する吉村美紀さん。原爆をテーマにした番組を活用し、被爆者の証言に英語字幕を付けて世界
放送サービス高度化推進協会(A-PAB)は6月18日、「A-PAB 4K番組アワード」の授賞式を都内で開き、グランプリにWOWOWの『連続ドラマW フィクサー Season1』を選んだ。同アワードは2018年12月に始まった「4K8K衛星放送」が昨年5周年を迎えたのを機に、A-PAB会員社からそれま
近年、往年の映画やドラマのスタッフ、キャストへの聞き書き本をよく見かける。もの凄い勢いで『実相寺昭雄の冒険 創造と美学』など円谷プロダクションの「ウルトラ」シリーズの聞き書き本を上梓されている、ご自身もシリーズを担う監督であった八木毅さんに「ずいぶん矢継ぎ早に出されますね」と他意もなく申しあげたら「
テレビ番組の国際見本市として半世紀以上にわたる歴史を有し、世界の放送局や制作会社に取引の場を提供してきた「MIPTV」(2024年は南仏カンヌで4月8〜10日開催)が、多くの参加者に若干の不安を残す形で61年の幕を閉じた。開催半世紀(50周年)を祝ったころから市場成長の牽引役がテレビ局からNetfl
テレビ番組の国際見本市として半世紀以上にわたる歴史を有した「MIPTV」(南仏カンヌで4月8〜10日開催=冒頭の写真は会場外観/© E. MEGRET / IMAGE & CO)が、多くの参加者に若干の不安を残す形で61年の幕を閉じた(ただし、秋のコンテンツ見本市「MIPCOM」は継続する)
旧ジャニーズ事務所元代表者による人権侵害行為について、民放各社の意識が希薄であると指摘され、その姿勢が厳しく問われました。民放連では2023年12月に「人権に関する基本姿勢」を策定するなど、今後とも社会から信頼されるメディアであり続けるために、人権への取り組みを喫緊の重要テーマに掲げています。そこで
1964年6月16日に起きた新潟地震(マグニチュード7.5)から60年を迎えることから、新潟県の民放テレビ4局は、それぞれ「新潟地震」に関する番組を6月15~16日に放送する。各社の放送予定の番組について、放送日時順に紹介する。 NST新潟総合テレビは、『NST News タッチSP つなぐ震災のき
シリーズ企画「戦争と向き合う」では、各放送局で戦争をテーマに番組を制作された方を中心に寄稿いただき、戦争の実相を伝える意義や戦争報道のあり方を考えていきたいと思います。 第7回は山口朝日放送の高橋賢さん。人間魚雷「回天」とウクライナ人への取材を紹介しながら、戦争とは何なのかを考えます。(編集広報部)
2024年4月10日、韓国では国会議員を選ぶ総選挙が行われた。議席数300のうち、野党の「共に民主党」が175、与党の「国民の力党」が108、その他17の結果となった。投票率は67.0%と、1992年の71.9%以来32年ぶりに高い投票率を記録した。事前投票率は31.3%、国外選挙投票率は62.8%
放送批評懇談会が主催する第61回ギャラクシー賞の贈賞式が5月31日、都内で開催された。テレビ部門でWOWOWが、ラジオ部門で静岡放送が大賞を受賞。ラジオ部門は民放が独占した。 今回の司会は、フリーアナウンサーの鬼頭里枝さんと山陰放送の森谷佳奈アナウンサーが担当。歴代のDJパーソナリティ賞受賞コンビが
ビデオリサーチでは、視聴率調査を60年以上続けてきました。「視聴率」という単語は一般の視聴者でもご存じの方が多く、さまざまなメディアでも取り上げていただく機会があります。一方で、だれがどうやって調べているのか? 何に対してのパーセンテージなのか? 等、素朴な疑問として質問を受けることが多々あります。
第44回「地方の時代」映像祭(主催=民放連、NHK、関西大学などで組織する実行委員会)の放送局部門のコンクール参加作品募集が6月30日(日)まで行われている。 2023年7月1日―24年6月30日までに放送されたドキュメンタリーや報道・情報番組(番組内のシリーズ企画等を含む)が対象。同映像祭のウェブ
民放onlineは今春のローカル新番組について、地上民放テレビ127社にアンケートを行った。この回答から今回は午前・午後帯を紹介する。視聴者との交流や夢をかなえる番組のほか、風景をはじめとする地域の"資産"を紹介するものが目立つ。 新番組一覧(午前・午後帯)はこちら。プライム・深夜帯の番組紹介はこち
民放onlineは今春のローカル新番組について、地上民放テレビ127社にアンケートを行った。この回答から今回はプライム・深夜帯を紹介する。お笑い芸人などを迎えて地元に特化した番組や、園芸やキャンプなどブームを意識したもののほか、エピソードに着目した番組が登場した。 新番組一覧(プライム・深夜帯)はこ
旧ジャニーズ事務所元代表者による人権侵害行為について、民放各社の意識が希薄であると指摘され、その姿勢が厳しく問われました。民放連では2023年12月に「人権に関する基本姿勢」を策定するなど、今後とも社会から信頼されるメディアであり続けるために、人権への取り組みを喫緊の重要テーマに掲げています。 そこ
民放onlineは今春のローカル新番組について、地上民放テレビ127社にアンケートを行った。この回答から今回はプライム・深夜帯の新番組一覧を掲載する。 プライム・深夜帯の番組紹介はこちら午前・午後帯の番組紹介はこちら 札幌テレビ放送『道産人間オズブラウン』(日、23:25~23:55) 北海道文化放
民放onlineは今春のローカル新番組について、地上民放テレビ127社にアンケートを行った。この回答から今回は午前・午後帯の新番組一覧を掲載する。 午前・午後帯の番組紹介はこちら。プライム・深夜帯の番組紹介はこちら。 北海道放送『サタブラ~SATURDAY BRUNCH~』(土〔月1回〕、11:59
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2024年3月分を掲載。 【民放連】3.1 民放連とNHK、日本視覚障害者団体連合の意見交換会をオンラインで開く。民放連からユニバーサルサービス部会の委員や解説放送の担当者ら、NHK、日本視覚障害者団体連合から合わ
今春の改編では、各地のラジオ局にゆかりのある著名人の生ワイド番組が多数始まった。なかには公開スタジオから放送している番組もあり、たくさんのリスナーが集まっている。リニューアルした番組も含めて紹介する。 FM GUNMAでは群馬出身の中山秀征のレギュラー番組『中山秀征の夕焼けウォンチュ!』(金、16:
全日本ろうあ連盟は、5月25日から、スポーツ実況における手話言語アナウンサー、手話言語解説者、手話言語通訳者の養成研修を開始した。2025年11月に東京で、耳が聞こえないアスリートを対象としたスポーツ大会であるデフリンピックが開催されることを受け、一般財団法人トヨタ・モビリティ基金助成事業として企画
放送番組国際交流センター(JAMCO)は2024年度の国際版の番組制作にあたり、対象番組を民放連加盟テレビ各社とNHKから7月19日まで募集している。 教育・生活の向上や防災・減災に役立つ情報を含む番組を中心に、本年度は特に途上国で需要の高い「新たな学びの機会を提供する」「暮らしや学習に取り入れられ
気になる本=テレビ局再編根岸豊明 著、新潮新書 若者のテレビ離れが続き、広告収入がインターネットに追い抜かれたテレビの最前線でいま何が起きようとしているのか? これからどうなっていくのか? 続きをどんどん読みたくなる一冊です。 著者は1957年生まれのジャーナリスト、メディア研究者。というよりも日本
民放連研究所では、民放事業者による主にインターネットや新しいテクノロジーを活用したデジタル関連の新規事業領域開拓の可能性やビジネスモデルの探索を行い、民放連会員社の検討に資することを目的として、「民放のネット・デジタル関連ビジネス研究プロジェクト」を2011年度から設置している。 本プロジェクトには
30歳以下の放送局員に「これから」を考えてもらう企画「U30~新しい風」(まとめページはこちら)。11回は、三重テレビ放送の伊佐治好音さん。報道制作部でアナウンサーとして活躍する伊佐治さんは、現場で取材し、自らカメラを回してニュースや番組も制作しています。アナウンサーを目指したきっかけや、「伝える」
民放onlineは、新しいシリーズ企画として「制作ノートから」を2024年2月にスタートしました。作り手の思いに触れ、番組の魅力を違った角度から楽しむ一助にしていただければ何よりです。 第2回はBS-TBSの有我健プロデューサーに、この春に放送5周年を迎えた『町中華で飲ろうぜ』について執筆いただきま
TBS系金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』(以下、『不適切』)が描く社会への風刺が多くの視聴者の共感を呼び、大きな話題となった。 社会のあり方の違い、過去と現在の価値観の違い、文化や風俗の違いなど多様な内容を含んでいたが、1980年代と現在とのコンプライアンスのあり方について特に考えさせられるドラ
在京ラジオ社の春改編は、デジタル展開を意識した番組や、リスナーとのコミュニケーション、パーソナリティの本音が聞けるラジオの強みが打ち出された編成となった。 リスナーとのコミュニケーションを重視するTOKYO FMは、2023年7月末でテレビ朝日を定年退職した玉川徹さんによる初のレギュラー番組『ラジオ
本書は、早稲田大学演劇博物館の前館長で、同大学大学院教授の岡室美奈子さんが、2019年4月から2023年3月まで4週間に一度、毎日新聞の夕刊に連載したテレビコラム50本に書き下ろしを加えて書籍化されたものだ。連載時のタイトルは「わたしの体はテレビでできている」。おお、言い切りましたか、教授! いや、
シリーズ企画「戦争と向き合う」では、各放送局で戦争をテーマに番組を制作された方を中心に寄稿いただき、戦争の実相を伝える意義や戦争報道のあり方を考えていきたいと思います。 第6回は山形放送の伊藤翼さん。復員兵の黒井慶次郎さん(冒頭写真)の戦争によるPTSDの実態を探る息子・黒井秋夫さんの活動を通じて、
設立から20年を迎えたBPO(放送倫理・番組向上機構)が去る3月、記念誌『BPOの20年 そして放送のこれから』を刊行した(BPOのウェブサイトにデータ版 を掲載)。さまざまな識者による寄稿や談話で構成されているが、ことBPOの存在意義に関する語りに着目するとき、同書のなかで繰り返し浮上してくる問題
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2024年2月分を掲載。 【民放連】2.2 営業委員会、第50回テレビ営業ゼミナールをオンラインで開き、130社1,151人が参加。広告主がテレビに何を求めているかを受けとめテレビの価値を再考した。 2.7 文化庁
民放連では、民間放送の価値を高め、それを内外に広く伝えることに力点を置いた「民間放送の価値を最大限に高め、社会に伝える施策」を策定し、2022-2023年度の2年間にわたり取り組んでいます。その具体的取り組みとして、報道委員会(委員長=大橋善光・読売テレビ放送社長)は、報道現場を熟知する担当者による
旧ジャニーズ事務所元代表者による人権侵害行為について、民放各社の意識が希薄であると指摘され、その姿勢が厳しく問われました。民放連では2023年12月に「人権に関する基本姿勢」を策定するなど、今後とも社会から信頼されるメディアであり続けるために、人権への取り組みを喫緊の重要テーマに掲げています。 そこ
民放連では、民間放送の価値を高め、それを内外に広く伝えることに力点を置いた「民間放送の価値を最大限に高め、社会に伝える施策」を策定し、2022-2023年度の2年間にわたり取り組んでいる。その具体的取り組みとして、報道委員会(委員長=大橋善光・読売テレビ放送社長)は、報道現場を熟知する担当者によるシ
TBSテレビ収蔵の貴重なドキュメンタリーフィルムをデジタル修復して劇場公開する「TBSレトロスペクティブ映画祭」が、4月26日(金)から東京・阿佐ヶ谷の「Morc阿佐ヶ谷」(外部サイトに接続します)ほか全国で順次ロードショー。第1回目は劇作家、詩人、歌人、映画監督として活躍した寺山修司氏を特集する。
東海テレビによるドキュメンタリー映画「東海テレビドキュメンタリー劇場」は現在、第15弾の『その鼓動に耳をあてよ』が公開中です。2011年2月公開の『平成ジレンマ』から14年にわたり同社でこの取り組みを推進してきたプロデューサー・阿武野勝彦さんが24年1月末で同社を退職されました。この機に、テレビメデ
時代に「笑い」の力で応答した怪作 2024年冬(1月)クールのテレビドラマはバラエティ番組の見せ方を用いて社会問題に切り込んでいく作品が印象に残った。その筆頭は何といっても、宮藤官九郎脚本の『不適切にもほどがある!』(TBS系、以下『不適切』)だろう。 本作は昭和の体育教師・小川市郎(阿部サダヲ)が
第24回(2024年度)「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」の応募・推薦の受け付けが4月16日からはじまった(5月31日まで)。同賞ウェブサイトの応募・推薦フォームから申し込む。 2023年4月1日―24年5月31日に不特定多数を対象としたメディアで公表したジャーナリズム活動の成果が対象で形式
民放onlineのシリーズ企画「戦争と向き合う」では、各放送局で戦争をテーマに番組を制作された方を中心に寄稿いただき、戦争の実相を伝える意義や戦争報道のあり方を考えていきたいと思います。 第5回は琉球放送の仲村美涼さん。1944年8月、米軍の攻撃を受け、多くの子どもが犠牲となった疎開船「対馬丸」。年
旧ジャニーズ事務所元代表者による人権侵害行為について、民放各社の意識が希薄であると指摘され、その姿勢が厳しく問われました。民放連は2023年12月に「人権に関する基本姿勢」を策定するなど、今後とも放送が社会で信頼されるメディアであり続けるために、人権への取り組みを喫緊の重要テーマに掲げています。そこ
今月から書評を毎月連載していきます。放送に携わる人たちに、ぜひ読んでほしい本を取り上げてご紹介します。ラジオ・テレビや広告にとどまらず、幅広く刺激を受け、新たな知見を得られる本――社会の実相を伝えるドキュメントや私たちの常識を覆すような小説や哲学書もあるでしょう。なにより、きっと読んでみたくなる本で
北米唯一の24時間日本語テレビチャンネル「テレビジャパン」が3月31日で放送を終えるとのニュースが流れたのが2月半ば。やや大げさな言い方をすれば、北米に住む日本人にとっては衝撃的だった。「そんなあ!」と一瞬たじろぎ、次の瞬間には新たな配信サービスが始まると知って歓喜した日本人は少なくない。米国内での
放送業界に新たに仲間入りする新放送人に向けて、経営者や先輩たちからのメッセージなどを連続企画でお届けします。 【2024年】 ①淺 忠史・石川テレビ放送代表取締役社長=地域の人たちと共に歩みたい ②宮澤真史・読売テレビコンテンツ戦略センター=放送コンテンツの可能性は無限 ③佐久間宣行さん=放送は人生
放送業界で働くことを選んでくださったみなさん、ようこそ。入社おめでとうございます。さて、今どんな気持ちですか。不安? ドキドキ? それともワクワク? いずれにしても落ち着かないことと思います。私もそうでした。大阪府生まれで千葉県出身。だけどローカル局である北海道テレビに滑り込んで30年弱。当時とずい
2024年の春、放送業界に新たに仲間入りする新放送人に向けて、経営者や先輩たちからのメッセージなどを連続企画でお届けします。3回目は、テレビプロデューサーの佐久間宣行さんに、放送業界で働くうえでのアドバイスなどを聞きました。(編集広報部) 佐久間宣行テレビプロデューサー、ラジオパーソナリティ、元テレ
民放onlineのシリーズ企画「戦争と向き合う」では、各放送局で戦争をテーマに番組を制作された方を中心に寄稿いただき、戦争の実相を伝える意義や戦争報道のあり方を考えていきたいと思います。 第4回は、戦争の実相をどのようにすれば知ることができるのか、戦争の当事者である国家とは何か、戦争を止めるため、起
ロシアによる侵略が3年目に入ったウクライナで報道をめぐる議論が高まっている。2022年2月24日のロシアによる軍事侵攻直後からテレビ各局は「テレビマラソン」と称する合同プログラムを実施しており、事実上政府の独占下にある。戦時下での情報の安全保障と報道の自由はどうあるべきか。 各局持ち回りの24時間体
新入社員のみなさん、入社おめでとうございます。放送局でどんな仕事がしたいか、どんな夢をかなえたいか、まさに期待で胸がいっぱいかと思います。 放送局の編成とは 放送局の仕事は多岐にわたります。報道や制作、スポーツ、営業などは仕事内容がイメージしやすいかもしれません。さて、今回の本題である、放送局の「編
東日本大震災発生から今年で13年が経過した。岩手、宮城、福島の各局は3月11日を中心に、震災関連の特番や特集を放送。今一度"備え"を呼びかけたほか、能登半島地震を受けた企画も見られた。民放onlineはその一部を紹介する。 教訓伝える 岩手朝日テレビはテレビ朝日系「テレメンタリー」で『命を守る言葉』
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2024年1月分を掲載。 【民放連】1.4 能登半島地震の被災者や避難所などにラジオ200台を届ける。大規模災害時のためにラジオ委員会が備蓄していた。石川県でラジオ放送を行っている北陸放送とエフエム石川に送られたラ
民放onlineは、シリーズ企画「戦争と向き合う」を新たに始めました。各放送局で戦争をテーマに番組を制作された方を中心に寄稿いただき、戦争の実相を伝える意義や戦争報道のあり方を考えていきたいと思います。 第3回はノンフィクション作家の高瀬毅さん。英BBCの事例や作家の半藤一利さんの言葉を挙げながら、
民放連では、民間放送の価値を高め、それを内外に広く伝えることに力点を置いた「民間放送の価値を最大限に高め、社会に伝える施策」を策定し、2022-2023年度の2年間にわたり取り組んでいる。その具体的取り組みとして、報道委員会(委員長=大橋善光・読売テレビ放送社長)は、報道現場を熟知する担当者によるシ
2024年の春、放送業界に新たに仲間入りする新放送人に向けて、経営者や先輩たちからのメッセージなどを連続企画でお届けします。1回目は新放送人への期待やアドバイスを、石川テレビ放送の淺社長にご自身の経験を踏まえて寄稿いただきました。(編集広報部) 皆さん、入社おめでとうございます。放送業界に飛び込んで
30歳以下の放送局員に「これから」を考えてもらう企画「U30~新しい風」(まとめページはこちら)。第10回に登場するのは、TBSラジオコンテンツ制作部の松重暢洋さん。『脳盗』『東京閾値』を立ち上げたほか、漫談家・街裏ぴんくによる『虚史平成』が第5回JAPAN PODCAST AWARDS メディアク
ローカル局が「地域密着」「長期取材」による優れたドキュメンタリー番組を放送していることは知られていますが、その局以外の地域の視聴者が目にする機会が少ないという現状があり、ドキュメンタリー番組の存在や価値が社会に十分に伝わっていないという声も聞かれます。そこで「民放online」では、ノンフィクション
1974年生まれの50歳 「わが巨人軍は永久に不滅です」と語る長嶋茂雄のシルエット。長嶋の現役引退のテレビ画面に多くの人が胸を熱くし、TBSのドラマ『寺内貫太郎一家』では毎回のように、お茶の間で小林亜星演じる石材屋の親父が息子役の西城秀樹をぶん投げるシーンにハラハラする。そんな1974年(昭和49年
放送文化基金は放送文化の発展に寄与することを目的に、これまで「技術開発部門」「人文・社会部門」の助成を行ってきたが、2024年度から「イベント事業部門」を新たに設け、4月1日から申請を受け付ける。 「イベント事業部門」は、放送を中心としたメディア文化の向上に資するイベントや事業が対象。▷放送・インタ
民放連は、会員社が実施するメディアリテラシー活動に対して助成を行い、民放各社の同活動のさらなる発展と定着を目指している。詳細は、民放連ウェブサイトに掲載している。 民放onlineでは、通年企画として各社が実施しているメディアリテラシー向上のための活動を随時紹介していく。 今回取り上げる中京テレビ(
各社が実施しているメディアリテラシー向上のための活動を取材し、随時企画としてお届けしています。 ・千葉テレビ放送 高校生制作番組を放送 情報発信への意識高める ・山形テレビ 小学生がナレーション原稿作りに挑戦 ・中京テレビ放送 メタバース空間で取材体験
TBSラジオの番組『脳盗』(日、23・30―24・00)は3月16、17日に、音を立てなければ"盗める"ショップ「盗」を東京・TBS赤坂BLITZスタジオで開催する。11時から18時まで実施し、入場料は無料。東京の10エリアを中心に開かれるファッションとデザインの祭典「東京クリエイティブサロン202
放送文化基金は、4月3日(水)まで第50回放送文化基金賞の募集を行っている。 対象となるのは、2023年4月1日から今年3月31日までに初めて放送・配信された「番組・コンテンツ」と同期間に活躍した「個人・グループ」。「番組・コンテンツ」はドキュメンタリー、ドラマ、エンターテインメント、ラジオの4部門
民放onlineは、シリーズ企画「戦争と向き合う」を新たに始めました。各放送局で戦争をテーマに番組を制作された方を中心に寄稿いただき、戦争の実相を伝える意義や戦争報道のあり方を考えていきたいと思います。 第2回はNHK沖縄放送局の渡辺考さん。なぜ戦争を描いてきたのか、ご自身の足跡をたどりながら、放送
「TBSドキュメンタリー映画祭2024」が、3月15日から東京・ヒューマントラストシネマ渋⾕を皮切りに全国6都市(東京・大阪・名古屋・京都・福岡・札幌)で順次開催される。 4回目となる今回は、新たな取り組みとして、人種や戦争、社会問題など現代を取り巻く重要なテーマを考える作品を選んだ「ソーシャル・セ
2023年日本民間放送連盟賞(民放連賞)でテレビグランプリに輝いた『テレビ静岡55周年記念「イーちゃんの白い杖」特別編』(以下、『イーちゃん』)は、テレビエンターテインメント番組最優秀に加え「放送と公共性」でも最優秀を獲得し"3冠"に輝いた。25年にわたり「イーちゃん」こと小長谷唯織(こながや・いお
民放連では、民間放送の価値を高め、それを内外に広く伝えることに力点を置いた「民間放送の価値を最大限に高め、社会に伝える施策」を策定し、2022-2023年度の2年間にわたり取り組んでいる。その具体的取り組みとして、報道委員会(委員長=大橋善光・読売テレビ放送社長)は、報道現場を熟知する担当者によるシ
民放onlineは、シリーズ企画「戦争と向き合う」を新たに始めます。各放送局で戦争をテーマに番組を制作された方を中心に寄稿いただき、戦争の実相を伝える意義や戦争報道のあり方を考えていきたいと思います。 第1回は信越放送の手塚孝典さん。満州に村人を開拓団として向かわせたある村長の内面への考察を通じ、い
1月の初めにアップしたPart1、Part2から少し間が空いてしまいましたが、「テレビスポットの"今そこにある危機"」のPart3です。この間、1月末には来年度のテレビ、ラジオ営業収入を予測した「2024年度のテレビ、ラジオ営業収入見通し」を発表し、ここでもその概要をご報告しました。2024年度もテ
今年3月1日は「第五福竜丸事件から70年」と言われます。しかし、当時、太平洋上で行われた核実験で被曝したのは第五福竜丸だけではありませんし、70年前の1954年だけでもありません。20年間の取材を通じて明らかになったことを本稿で紹介します。 <元マグロ船乗組員に話を聞く> あまりにも衝撃的な証言 素
正月を襲った能登半島地震。発災から2カ月がたとうとするが、現地ではラジオから給水情報が頻繁に流れ、テレビ画面ではL字が続く。地元ラジオの北陸放送(MROラジオ)も、一部地区のAM局の運用休止予定を「一時延期」することを発表している。こうした放送実態からだけでも、まだ日常が取り戻せない状況であることが
放送文化基金主催の「全国制作者フォーラム2024」が2月17日に都内で開かれた。2023年秋に3地区で行われた本年度の各フォーラムを締めくくるもの。対象となった地区だけでなく全国から若手制作者ら80人が集い、各地区で選ばれたミニ番組コンテストの入賞作を上映。トークセッションを通じてローカル番組の面白
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年12月分を掲載。 【民放連】12.1 放送計画委員会と技術委員会、「テレビ中継局の共同利用に関する説明会」を開催。総務省、NHK、民放連で構成する「中継局共同利用推進協議会」に関する対応の一環で、3者から
民放onlineは、新しいシリーズ企画として「制作ノートから」をスタートします。全国の番組制作者にご自身が担当した番組をめぐるエピソードを紹介いただきます。作り手の思いに触れ、番組の魅力を違った角度から楽しむ一助にしていただければ何よりです。 第1回は熊本放送の松田望さん。2024年1月に放送したR
ニッポン放送は2月18日、番組『オードリーのオールナイトニッポン』のイベント「オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム」を開催した。東京ドームには5万3,000人が来場し、全国の映画館などでのライブビューイングで5万2,000人、配信では5万5,000人が画面をとおしてライブを楽しんだ。※
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社へと発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリー
はじめに、2024年1月1日に発生した「能登半島地震」の被災者の皆さまに心からお見舞い申しあげます。復興に向けて長い取り組みになると思いますが、一日も早く日常が取り戻せるように心からお祈りしています。雪合戦大会をご紹介するにあたり、震災復興の絆を感じたエピソードから始めたいと思います。 雪合戦の絆
2024年はパリ大会が開催されるオリンピック・イヤーである。2021年に開催された東京大会は、コロナ禍の影響で無観客開催となり、世界中から人々が集まるイベントとはならなかったが、夏季オリンピックは世界最大のスポーツイベントのひとつであるとともに、世界で30億人を超える人々がテレビ・ラジオで視聴するイ
長く懸命に働いてきたが、客から信用してもらえなくなった職人(医者、弁護士、教師などでも同じ)がいたとして、どう評価すべきだろう? 腕が確かなら評判も良いままのはずだから、単に能力が低下した?仕事は悪くないが、人々の価値基準が変わってしまった?どちらにせよ、信頼どころか一部からは強く疑われ、嫌悪すらさ
1月1日16時10分ごろに発生した能登地方を震源とする地震は、石川県輪島市と志賀町で最大震度7を観測、この地震により津波が発生したほか、家屋の倒壊、山崩れなどが能登地方の各地で起こり、甚大な被害が出た。石川県の民放各局は発災直後から社を挙げて取材・報道に取り組んだ。「民放online」では2月上旬に
ディズニー・チャンネルは、開局20周年を記念したリアルイベント「マジカル・ワールド・オブ・ディズニー・チャンネル」を東京・名古屋・大阪で順次開催している。開局20周年を迎えた2023年11月18日から毎月、テーマに沿った特別編成を組んでいる同局。20年の感謝を込めて入場無料のリアルイベントを開くこと
あなたは「家族が地震で下敷きになっている」という投稿をX(旧Twitter)で見かけたら、どのような対応をするだろうか。メディア関係者ならば、この投稿だけで慌てふためいて周囲に知らせたり報道したりすることはないはずである。情報のウラを取り、十分な確証が得られてから、初めて「伝える」という行動をとるは
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社へと発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリー
2024年1月1日16時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする最大震度7、マグニチュード7.6の地震が発生した。県内の放送局は社を挙げて災害と向き合うなか、民放onlineは各局の編成対応についてアンケートを実施。回答をもとに、発災直後の放送やウェブでの対応などを紹介する。 各局、発災後からCM抜き
東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、2024年で第100回を迎えました。第1回は、1920年に東京高等師範学校(現筑波大学)、明治大学、早稲田大学、慶應義塾大学の4校の参加でスタート。第二次世界大戦による中断もありましたが、その歴史、たすきをつないできました。青山学院大学が2年ぶり7度目の総合
サンテレビは、1月1日に発生した令和6年能登半島地震で兵庫県北部に津波警報が発表されたことを受け、多言語で避難を呼びかけるVTRを放送した。日本語と手話のほか、英語、韓国語、中国語、ベトナム語、ネパール語、タガログ語、ポルトガル語で伝えた。今回は発案者である同社の社会報道部の藤岡勇貴キャスターに経緯
2024年で第100回を迎えた東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)。選手たちの走りを伝える側の想い、工夫、つないできた歴史など、中継を行った日本テレビ、文化放送、RFラジオ日本の各担当者に振り返ってもらいました。 ・文化放送編 先人たちが作ってきたものをより良く 黒川麻希氏(文化放送 報道スポーツ
東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、2024年で第100回を迎えました。第1回は、1920年に東京高等師範学校(現筑波大学)、明治大学、早稲田大学、慶應義塾大学の4校の参加でスタート。第二次世界大戦による中断もありましたが、その歴史、たすきをつないできました。青山学院大学が2年ぶり7度目の総合
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から今年で29年。民放テレビ、ラジオ局が2024年1月17日に放送した特別番組や特集の一部を紹介する。 若手記者の「気づき」 関西テレビは今年も特番『この瞬間に祈る』(5・25―6・00)を組み、神戸市・中央区東遊園地で行われた追悼行事「阪神淡路大震災1
東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、今年で第100回を迎えました。第1回は、1920年に東京高等師範学校(現筑波大学)、明治大学、早稲田大学、慶應義塾大学の4校の参加でスタート。第二次世界大戦による中断もありましたが、その歴史、たすきをつないできました。青山学院大学が2年ぶり7度目の総合優勝を
ラジオ関西は1月27日に東京・銀座ブロッサム中央会館で、ポッドキャスト番組『マユリカのうなげろりん!!』のイベント「ミルキングくんくんくん~祐太のお人形彼女と一緒に流行語の発表するからねぇ~~」を開いた(2月17日まで見逃し配信)。会場チケットは即日完売し、オンラインチケットは10,000枚以上(1
東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、2024年で第100回を迎えました。第1回は、1920年に東京高等師範学校(現筑波大学)、明治大学、早稲田大学、慶應義塾大学の4校の参加でスタート。第二次世界大戦による中断もありましたが、その歴史、たすきをつないできました。青山学院大学が2年ぶり7度目の総合
民放連研究所では、毎年1月末に次年度の会員社の営業収入予測を発表している。本年は1月30日に「2024年度のテレビ、ラジオ営業収入見通し」報告会をオンラインで開催した。本稿ではテレビ、ラジオの全体状況を中心に、その概要について紹介する。 なお、地区別の予測値などを掲載している見通しの全文および報告会
東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、2024年で第100回を迎えました。第1回は、1920年に東京高等師範学校(現筑波大学)、明治大学、早稲田大学、慶應義塾大学の4校の参加でスタート。第二次世界大戦による中断もありましたが、その歴史、たすきをつないできました。青山学院大学が2年ぶり7度目の総合
東海テレビドキュメンタリー劇場第15弾となる映画『その鼓動に耳をあてよ』が、1月27日(土)から東京・ポレポレ東中野を皮切りに全国で順次公開される。 本作の舞台は、名古屋港から北へ3km地点にある名古屋掖済会(えきさいかい)病院。その救命救急センター(ER)は「断らない救急」を掲げている。24時間3
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年11月分を掲載。 【民放連】11.2 内閣府の知的財産戦略推進本部に「AI時代における知的財産権」に関する意見を提出。知的財産権のリスク回避の観点から技術による対応を行うことに賛同するとともに、「ディープ
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社へと発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリー
FM802によるロックフェスティバル「FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2023」が2023年12月27―29日、インテックス大阪で開かれた。2009年から毎年年末に開催している"ロック大忘年会"で、今回は3日間で約6万人が来場。4つの音楽ステージを設け、3日間で約10
「死ぬんじゃなくて、最期の日までその人らしく生きる」。数多くの「看取り」を支えてきた瀬角英樹(せすみ・ひでき)医師の信条とも言える言葉。番組のタイトルは、その言葉を拝借し、取材した記者と話し合って「最期を生きて」にした。最期まで生き切ったという「証し」、最期までその人らしくという「願い」を番組から感
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
「日本内地の皆さま、全国の皆さま、こちらは日本の最南端に浮かぶ島、奄美大島・名瀬市でございます――」 ノイズ交じりの不安定な電波状況の中、興奮をおさえ粛々と復帰祝賀式典の模様を伝えるアナウンサーの中継音声がよみがえります。戦後、米軍の統治下に置かれた奄美群島が日本に復帰したのは1953年12月のこと
世界最大級のコンテンツ見本市「MIPCOM2023」(仏カンヌで10月16―19日開催)は、久々に世界各地域からの参加者(約1万1,000人)で賑わった。地域別の特徴としては、欧米に次いで参加者が多かったのがアジア¹で、2度目の名誉国(カントリー・オブ・オナー)となった中国や韓国に加え、インド、台湾
Part2では、テレビ広告費が景気・企業収益に関係なく低迷している要因を、インターネットとの関係でもう少し詳しく掘り下げてみましょう。 コネクティッドTVの普及と放送のリアルタイム視聴 よく知られているように、テレビの視聴率は、近年、低下傾向にあります。以前は世帯単位で"どのくらいの世帯がテレビ放送
9月初頭以来、ほぼ4カ月ぶりの連載です。この間、国内外でさまざまな出来事がありましたが、日本経済は物価が持続的に上昇するという、久しく見られなかった形(これが正常な景気拡大の姿なのですが......)で拡大基調を概ね維持しています。円安効果もあり企業収益も概ね堅調です。当初の円安の恩恵が高い製造業中
2023年秋クールのドラマは大ヒット作こそなかったが、作家性の強い独創的な作品が多かった。 中でも突出していたのが『いちばんすきな花』で、作品のテーマ、脚本の構成、演技や演出といった映像表現も独創的で、テレビドラマでこんなことができるのかと毎週驚かされた。 木曜劇場(フジテレビ系木曜22時枠)で放送
民放連が発行する機関紙「民間放送」で2018年5月から続いてきた、放送の未来を第一線の放送人に語っていただくリレー連載「提言!放送の未来」。今回登場するのは、MBSラジオで『オーイシマサヨシのMBSヤングタウン』『AマッソのMBSヤングタウン』を担当するほか、音声配信サービスを手がけるRadiota
北海道テレビのドキュメンタリー映画『奇跡の子 夢野に舞う』が1月19日から北海道のT・ジョイ稚内、イオンシネマ旭川駅前、イオンシネマ江別、イオンシネマ釧路、シネマ太陽帯広、シネマ太陽函館で先行公開され、1月20日から札幌・シアターキノ、苫小牧・ディノスシネマズ苫小牧、室蘭・ディノスシネマズ室蘭で公開
北海道文化放送(UHB)が制作した初の映画『無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語』が、1月2日の東京・ポレポレ東中野、1月6日の北海道・シアターキノなどを皮切りに全国で順次公開されている。 北海道根室市を拠点としたアマチュアプロレス団体「新根室プロレス」(=冒頭画像)。その創設者
佐賀に2つしかないテレビ局であるサガテレビとNHK佐賀放送局が一緒に佐賀のテレビを盛り上げたいという気持ちでコラボが実現しました。 テレビの視聴率が減少していく中、共に手を取り合い楽しく"はっちゃけ"ながら佐賀のテレビを盛り上げ、県民のみなさんにテレビに興味を持ってもらう機会を増やそうと企画しました
民放連は、会員社が実施するメディアリテラシー活動に対して助成を行い、民放各社の同活動のさらなる発展と定着を目指している。詳細は、民放連ウェブサイトに掲載している。 民放onlineでは、通年企画として各社が実施しているメディアリテラシー向上のための活動を随時紹介していく。 今回取り上げる山形テレビ(
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年10月分を掲載。 【民放連】10.1 (株)ジャパネットブロードキャスティングが民放連に準会員として入会。会員社数は208社に。 10.13 放送基準審議会、全国考査責任者会議をオンラインで開催。1日に
作家・脚本家の山田太一さんが11月29日に亡くなられました。89歳でした(山田さんの略歴は巻末に脚注として追記しました)。そこで、山田さんの『想い出づくり。』を「バイブルのようなもの」とし、脚本家の先輩として私淑していた岡田惠和さんに山田さんの思い出とファンレターをつづっていただきました。 ※タイト
看過されてきた旧弊を相対化する機運 年の瀬を迎えて、1年のトピックを振り返る言葉がマスメディアやSNS上に目立つ時期になった。そのなかで、エンターテインメント界に話題が及ぶ際にはしばしば、各分野が長年抱えてきた体質の問題性や、それに起因する深刻な加害を洗い出す契機として2023年が総括される。ことに
テレビ埼玉は『埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』を2024年1月1日(月)19時から21時30分に放送する(放送は1月7日に変更)。埼玉の県知事や市町村長、企業の社長らが歌声を披露する番組で、今回で32回目。2023年12月2日にさいたま市・大宮ソニックシティ大ホールで行われた公開収録の模様を取材した。
新型コロナウイルスが5月に感染症法上の5類に移行したこともあってか、今年(2023年)は4年ぶりにラジオのイベントを復活させたラジオ局が多かった。なかでも山陰放送(BSSラジオ)は「久しぶりにイベントを開催するのだから、新しいことを」と35歳以下の若手社員で構成する「U-35プロジェクト」を立ち上げ
世界最大級のコンテンツ見本市「MIPCOM2023」が10月16―19日、フランスのカンヌで開催された(写真㊤=©S.d'HALLOY /IMAGE & CO)。春の見本市(MIPTV)とは対照的に英米の大手がこぞって参加し、国際見本市の存在価値を示す盛況となった。参加者数(1万1,000人
民放onlineは地上テレビ127社に、「地域課題解決に向けた取り組み」についてアンケートを実施。回答があった中から一部の事例を3回にわたって紹介する。第3回は、SDGsに関する取り組みを紹介する。 広島テレビは「広島に、魅力的な海を作り出す」を目指すプロジェクト「海ッション・インポッシブル」を20
民放onlineは地上テレビ127社に、「地域課題解決に向けた取り組み」についてアンケートを実施。回答があった中から一部の事例を3回にわたって紹介する。第2回は、過疎化や仕事の担い手不足の解決を目指すものと、報道を通じた社会貢献を取り上げる。 全国的に少子高齢化や過疎化が進む中、南日本放送は鹿児島へ
FCC(米連邦通信委員会)は、7月20日に開催した定例コミショナー会議において、長年その運営形態に疑問の声が挙がっていた"お化けFM局"の存続を全会一致で正式に認めた。お化けFM局とは簡潔に説明すると、「アナログFMラジオ放送を行うテレビ局」のこと。日本のラジオ・テレビ兼営局とはかなりイメージが異な
民放onlineは地上テレビ127社に、「地域課題解決に向けた取り組み」についてアンケートを実施。回答があった中から一部の事例を3回にわたって紹介する。今回は、子育ての悩みや、子どもに対して無料または安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供する「こども食堂」に関する取り組みを紹介する。 テレビ西日本
地方都市の交通機関と公共空間 日本の地方都市では、人口減少が従来からのモータリゼーションに拍車をかけ、鉄道やバスなどの公共交通機関が維持できなくなってきている。人々が鉄道やバスに乗らず、自動車で目的地まで直行する結果、駅やバスターミナルの周辺に広がっていた中心部の市街地はさびれ、シャッター街となる。
在京民放テレビキー5社(日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビ)は11月22日、テレビメディアの魅力を広告主や広告会社の担当者にアピールする目的で「テレビカンファレンス2023」を東京の恵比寿ガーデンプレイスで開いた。テレビへの広告出稿に関心のあるスポンサー企業や広告会社から3
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社へと発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリー
さまざまな国や地域で、ネット中立性規則をめぐる動きが活発化してきた。トランプ政権によって撤廃された同規則を復活させようとする米国。ブレグジットによりEU規則から解き放たれ、独自の規則制定を目指す英国。また、韓国では『イカゲーム』人気で爆発的に増えたトラフィックへの対応コストをネットワーク使用料(以下
民放連では、民間放送の価値を高め、それを内外に広く伝えることに力点を置いた「民間放送の価値を最大限に高め、社会に伝える施策」を策定し、2022-2023年度の2年間にわたり取り組んでいる。その具体的取り組みとして、報道委員会(委員長=大橋善光・読売テレビ放送社長)は、報道現場を熟知する担当者によるシ
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
2023年11月7日、民放大会でグランプリ受賞が決定した瞬間、番組の主人公・イーちゃんこと小長谷唯織(こながや・いおり)さんの家族と過ごした25年が走馬灯のようによみがえりました。 全盲の姉と重度障がいの弟。互いの顔を見たことがない姉と弟。どんな過酷な人生が待っているのか、この社会にある課題を一緒に
「民放online」では2023年日本民間放送連盟賞(民放連賞)の「審査講評」と「受賞のことば」を掲載します。ぜひご覧ください! 【グランプリ・準グランプリ】<ラジオ> 審査講評 / グランプリ受賞のことば / 準グランプリ受賞のことば<テレビ> 審査講評 / グランプリ受賞のことば / 準グランプ
やわらかい春の陽を浴びながら、色鮮やかなグリーンの芝生にカラフルなシートを広げ、この日は家族みんなでピクニック。きょうだいでバドミントンをしたり、原っぱを追いかけっこしたり。お父さんは芝生の上でちょっとお昼寝。お母さんはスタッフみんなと紅茶を飲みながら、ほっと一息ついておしゃべりを楽しむ――。 「T
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
第43回「地方の時代」映像祭(主催=民放連、NHK、関西大などで組織する実行委員会)が11月18―24日まで大阪・吹田市の関西大で開かれた。「みんなの広場を取り戻そう」をテーマに掲げ、新型コロナ感染症が流行する前と同様に参加制限を設けずに開催。18日にコンクールの贈賞式やシンポジウムを開催したほか、
ナイターオフの番組が始まって2カ月強。今期はアナウンサーがパーソナリティを務める番組がいくつも始まり、ひとりしゃべり、もしくはゲストを呼んでじっくりと話を聞く番組が増えた。なかでも注目の番組の一部をピックアップして紹介したい。 北海道のHBCラジオ『北海道民いまむかし』(土、19・45―20・00)
徳島県で生まれたから「とくし丸」。社会奉仕の心にあつい「篤志(とくし)」の意味も込めました。2012年に軽トラック2台で始まり、いま全国で1,000台超。それほどに需要を伸ばしてきたのは、独自のビジネスモデルがあったから。 買い物に会員登録や会費もいりません。気になる値段は、店頭価格に20円プラス(
今回の番組は、安倍晋三元首相の銃撃事件があった2022年7月から2023年5月までの、富山県内での旧統一教会と政治家および行政との関わりについて、その都度ニュースとして伝えてきた結果をまとめた、いわば、私たち報道局全体の集大成です。 振り返ると、富山県知事選で新人候補の新田八朗氏(のちに当選・現知事
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
2019年7月15日、参院選挙のため札幌市内で街頭演説中の安倍晋三首相(当時)にヤジを飛ばした市民が、警察官によってその場から排除された――。この問題に焦点を当て、北海道放送(HBC)が制作したドキュメンタリー映画『ヤジと民主主義 劇場拡大版』が12月9日から札幌・シアターキノ、東京・ポレポレ東中野
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年9月分を掲載。 【民放連】9.21 「民間放送の価値を最大限に高め、社会に伝える施策」第2回中間報告を発表。2022年9月から民放連が各専門委員会で検討を進めている4本柱37項目のうち「番組出演者の保護」
北海道文化放送『ととのえ!サクマくん by &sauna』(日、11・45―11・50) 青森テレビ『サポドリ Support Your Dreams』(第4土、10・45―11・00)『耳よりサタデー』(第4土、11・00―11・15) テレビユー福島『TUFこども音楽コンクール』(月―金
民放onlineは今秋のローカル新番組について、地上民放テレビ127社にアンケートを行った。この回答から今回は午前・午後帯の番組を紹介する。局や番組発のキャラクターを活用した番組のほか、報道・情報番組の新設、子どもや学生の活動を紹介するものが始まった。 新番組一覧(午前・午後帯)はこちら。 キャラク
北海道放送『コンサドーレイズム』(月、23・56―23・59) 北海道文化放送『出張!Yagien Ballpark』(金、24・59―25・14) テレビ北海道『妄想女子のススメ』(木、22・58―23・06) 東日本放送『GO!GO!89ERS』(火、23・10―23・15)『WE LOVE M
民放onlineは今秋のローカル新番組について、地上民放テレビ127社にアンケートを行った。この回答から今回はプライム・深夜帯の番組を紹介する。地元のスポーツチームや高校の部活動を応援する番組や、地域の人やものを深掘りする事例が見られた。 新番組一覧(プライム・深夜帯)はこちら。 交流から生まれる物
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
インターネット活用業務の必須業務化 総務省が2021年11月8日に設置した「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」(以下「検討会」という)は、社会全体におけるデジタル化の急速な進展を受け、放送の将来像と放送制度の在り方について中長期的視点から検討を行ってきた。検討会は、2022年8月
ドラマ演出家の鶴橋康夫(本名=倉田康夫)さんが10月9日に亡くなられました。83歳でした。読売テレビで一貫してドラマ制作に携わり、同社を退社後も各局で作品づくりを続けたほか、映画監督としても活躍されました(鶴橋さんの代表作は巻末に追記しました)。そこで、読売テレビにおける"最後の鶴橋組助監督"として
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社へと発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリー
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
報道各社の世論調査 NHKや在京キー局あるいは新聞の全国紙や通信社などの主要メディアの多くは毎月電話で世論調査を実施しています。多くはRDD法による電話調査を用いています。RDD(ランダム・ディジット・ダイヤリング)法とは、コンピューターでランダムな数を作成し、それを元した電話番号にオペレータが架電
ローカル局が「地域密着」「長期取材」による優れたドキュメンタリー番組を放送していることは知られていますが、その局以外の地域の視聴者が目にする機会が少ないという現状があり、ドキュメンタリー番組の存在や価値が社会に十分に伝わっていないという声も聞かれます。そこで「民放online」では、ノンフィクション
5人目のFCC(米連邦通信委員会)委員がようやく決まった。これにより民主党側委員が3人と過半数を占めることとなり、共和党と意見が対立する重要案件の審議を進めることができるようになった。定例会議の議題は委員長が決定し、5人の委員による票決で審議結果が決まる。従ってほとんどの議題は、過半数を占める政権与
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
自動販売機に取り付けたラジオから街中にいる人々に緊急情報を発信する、"街かど安心安全ラジオ"「飲む防災、飲む防犯」(=冒頭写真)が全国で少しずつ普及している。自動販売機にラジオ受信機とスピーカーを取り付け、放送局から緊急情報が出されると自動的にラジオのスイッチが入り、事前に設定した局の電波を受信して
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星12社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
【10月12日審査】審査委員長=丹羽美之(東京大学教授、テレビ朝日番組審議会委員)審査員=加藤駿(共同通信社 文化部記者)最相葉月(ノンフィクションライター、フジテレビジョン番組審議会委員)澤村厚之(キッコーマン食品 プロダクト・マネジャー室マーケティング統括マネジャー、日本アドバタイザーズ協会テレ
【10月12日審査】審査委員長=林和男(ぴあ 相談役Co-founder、J-WAVE番組審議会委員長)審査員=石塚恵理(読売新聞 文化部記者)加藤タキ(コーディネーター、文化放送番組審議会副委員長)佐々木崇之(時事通信社 文化特信部記者)辻本聡(トヨタ・コニック・プロ 第1ブランディング部専任部長
今年で16回目となる「東京ドラマアウォード2023」(主催=国際ドラマフェスティバル in TOKYO実行委員会)の受賞作が決定し、10月24日に東京プリンスホテルで授賞式が行われた。2020年から昨年までの3回は新型コロナウイルス感染対策のため参加者を制限していたが、今回は制限を緩和して開催した。
ダイドーグループホールディングス株式会社(以下、ダイドーグループ)は、民間放送局の皆さまと連携し、全国各地で大切に受け継がれている祭りを、1時間番組『ダイドーグループ日本の祭り』として制作・協賛しています。「人と、社会と、共に喜び、共に栄える」という私たちのグループ理念のもと、2003年に始めた取り
東京・大阪以外の全国37社の民放AMラジオのローカル局が加盟し、共同で番組制作に取り組んでいる地方民間放送共同制作協議会(火曜会)が10月26―27日、東京・銀座ブロッサムで第55回研修会を開催した。4年ぶりに対面での開催となった今回は、22社24人が参加した。「君たちはどう作るか~ラジオDX時代~
英国の新メディア法案でラジオに関する法制度が30年ぶりに見直されているが、これまでのところ異例続きの展開となっている。テレビ放送の制度改革がメインとされていたこの法案のうち、公聴会で最も紛糾したのがラジオを保護するための諸規制だ。なかでも台風の目となったのがスマートスピーカーへの規制だった。 スマー
「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)」が10月28日―11月5日、東京ビッグサイトで一般公開されている。「東京モーターショー」から名称が変わり、自動車業界の枠を超え、スタートアップ企業などとともに「モビリティが実現する、明るく楽しくワクワクする未来」を届けて
2023年8月下旬、私は番組主人公・イーちゃん(33歳)と民放連賞「特別表彰部門・放送と公共性」の最終プレゼンテーション(Zoom)に臨みました。あんまマッサージ指圧師のイーちゃんは、この日仕事が休みだったため、取材する側とされる側が互いにどう感じてきたのか、普段私たちがどんなふうに舞台挨拶している
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年8月分を掲載。 【民放連】8.1 2023年日本民間放送連盟賞の中央審査がCM部門を皮切りに始まる(~23日)。CM部門、技術部門、特別表彰部門(青少年向け番組、放送と公共性)番組部門テレビドラマを除く番
8月23日中央審査【参加/17社=17件】審査委員長=石澤靖治(学習院女子大教授・元学長)審査員=草野満代(フリーアナウンサー)、増田明美(スポーツジャーナリスト)、水島久光(東海大教授)、山﨑晴太郎(セイタロウデザイン代表、クリエイティブディレクター) 今回もまた、力のこもった、そして強い思いに裏
民放連研究所は11月30日(木)13時30分―16時50分に2023年度の「ローカル民放経営セミナー」"DX時代の民放経営を考える"をオンライン形式(Zoomウェビナー)で開催する。 第1部は、南海放送の大西康司社長が自社での近年の経営上の取り組みを踏まえ「『私たちは、愛媛主義』~未来を切り拓くため
「ラジオはいまも、これからも、モビリティにとってかけがえのないパートナー」――民放連ラジオ委員会(委員長:三村孝成・TBSラジオ会長)は10月28日から東京ビッグサイトで一般公開が始まる「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」に株式会社radikoと共同でブースを構え、コネクテッドカーの
民放連では、民間放送の価値を高め、それを内外に広く伝えることに力点を置いた「民間放送の価値を最大限に高め、社会に伝える施策」を策定し、2022-2023年度の2年間にわたり取り組んでいる。その具体的取り組みとして、報道委員会(委員長=大橋善光・読売テレビ放送社長)は、報道現場を熟知する担当者によるシ
ACC(All Japan Confederation of Creativity)は、11月1―2日に「TOKYO CREATIVE CROSSING」をオンライン開催する。 「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」のグランプリや全入賞作品の発表、クリエイターらによるトークセッシ
マスターをリモートで監視できないか? という話が出たのは、2022年の春。新型コロナの感染者が出てもマスター業務を止めることはできない......。コロナの終息が見通せなかったなか、自宅や別室からのリモートの実現が切に求められた。当初は2019年に開発したマスター運行支援システム(IM-NEXT)を
8月17・18日中央審査【参加/15社=19件】審査員=民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」委員 技術部門は、民放連会員各社の放送技術に関する開発・改良などにより、民放事業に貢献し、その発展に寄与した事績に賞を贈る。 本年は15社19件の申請があり、民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」が、有
TOKYO FMは10月22日、東京・渋谷のLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)など3会場でイベント「TOKYO FM リスナー感謝祭 in 渋谷音楽祭2023」を開催した。同局の番組の公開収録・生放送を実施。感謝の思いを込めてリスナーを完全無料で招待した。同局が「リスナー感謝祭」を冠す
民放、NHK、プロダクションなどの番組制作に携わっている人・携わっていた人などが個人として参加する「一般社団法人 放送人の会」は1999年から、放送に関わってきた人々にインタビューした映像を「放送人の証言」として記録してきた。これまでに民放やNHK、制作会社、広告会社などの200人以上を取材。その証
「あがぁな地獄を誰にも体験してほしくないんよ。戦争は恐ろしいんじゃけ。歴史を繰り返しちゃいけん」10年ほど前に亡くなった祖母が、私に残してくれた言葉です。 78年前の8月6日、女学生だった祖母は、爆心地から2キロ離れた軍需工場で被爆しました。祖母は工場のひさしの下にいたため、熱線により焼け死ぬことな
在京ラジオ社の秋の新番組がスタートした。ワイド番組の大幅改編や、パーソナリティ・DJの"カムバック"などがみられた。各社、リスナーの多様な生活や趣味趣向に応えつつ、"らしさ"をより強く打ち出す編成となった。 ニッポン放送はナイターオフに新番組を組んだ。『伊集院光のOh!デカナイト』(1991―95年
8月22日中央審査【参加/24社=24本】審査委員長=金山 勉(ノートルダム清心女子大学教授)審査員=最相葉月(ノンフィクションライター)、佐藤博之(日本PTA全国協議会理事)、藤田真文(法政大学社会学部教授) 家庭で親子が番組を視聴したり、子ども自身が興味をもって良質な番組視聴をしたりすることを願
今年の夏は暑かった。9月末まで、気温35℃を超える猛暑日が全国各地で続き、東京都心では30℃を超える真夏日も観測史上最多の90日に及んだ。 記録的な暑さが続いた今年の夏。外出を控え、"おうち時間"が長くなる中で、テレビをじっくり見る機会が増えた。最近は、リアルタイム視聴はもとより、「TVer」や「N
コロナ後のリアル開催2年目となった欧州の放送「機器展」IBC。9月15日から4日間、オランダのアムステルダムで開催されました。コロナ前よりはまだ小ぶりでしたが、170の国・地域から、昨年より6,000人多い4万3,000人の参加者があったと発表されました。ウクライナ侵攻以来、航空機がロシア上空を飛べ
マスコミ倫理懇談会全国協議会は、9月21―22日に第65回全国大会を宮崎市で開催し、96社・団体から281人(会場210人、オンライン71人)が参加した。 記念講演は、プロデューサーで東京藝術大学副学長、同大学院教授の岡本美津子氏が行った。「アート思考が未来を創る――イノベーションを起こす人材を育て
このたびは素晴らしい賞をいただきありがとうございます。 放送終了から半年以上がたちましたが、「エルピス」のことを思い出す時にいつも最初に頭に浮かぶ光景があります。今から6年以上前、2017年の春。皆が帰った後の薄暗い小さな会議室で、当時は「平成パンドラ」という仮タイトルが付いていたこのドラマの第3話
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星13社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
日本のテレビドラマの可能性を大きく広げた超大作 猛暑が続く2023年の夏だったが、夏クールのテレビドラマも熱かった。中でも激しい熱狂を巻き起こしたのは、日曜劇場(TBS系日曜21時枠)で放送された『VIVANT』だ。 本作は『半沢直樹』を筆頭とする日曜劇場のヒット作を多数手がけた福澤克雄が、原作とチ
8月22日中央審査【参加/22社=22本】審査委員長=大友啓史(映画監督)審査員=岡室美奈子(早稲田大学文学学術院教授)、桧山珠美(フリーライター)、ブルボンヌ(エッセイスト、女装パフォーマー) ※下線はグランプリ候補番組 配信ドラマや海外ドラマが躍進するなか、目の肥えた視聴者の心を摑むには何が必要
ニュース取材・番組制作に携わる者にとって、日本民間放送連盟賞は憧れのコンクールです。この栄えある賞で、特にテレビエンターテインメント部門で番組内容が認められた――これは、イーちゃん(小長谷唯織/いおり)の家族が認められたことを意味します。涙が止まりませんでした。全盲のイーちゃんが幸せをつかむまでの道
8月21日中央審査【参加/101社=101本】審査委員長=鏡 明(評論家、元電通顧問、ドリル エグゼクティブ・アドバイザー)審査員=奥貫 薫(俳優)、北脇朝子(マガジンハウス『an・an』編集長)、たかのてるこ(地球の広報・旅人・エッセイスト) ※下線はグランプリ候補番組 2023年の番組部門「テレ
民主主義を支えるのがメディア、ではない? 「放送は、民主主義の精神にのっとり(中略)国民の知る権利に応えて、言論・表現の自由を守る」。日本民間放送連盟(民放連)と日本放送協会(NHK)が共同で定める「放送倫理基本綱領」(1996年制定)にこうある。少なくとも日本の放送界では、あまりにも当然で、誰もが
2022年の夏、とあるショップの店内で彼らのインストア・ライブを見て一気に惹き込まれました。演奏していたのは今回番組で取材した「海洋ゴミ楽器集団 ゴミンゾク」です。彼らの存在を教えてくれたのは今回番組MCを務めた空木マイカさん。ゴミから民族楽器を作って演奏しているからゴミンゾク? と興味本位くらいの
民放連技術委員会(羽牟正一委員長)は、11月15―17日に「第60回民放技術報告会」を千葉市の幕張メッセ・国際会議場で開催する。内容は民放各社による制作技術や送出・配信などの研究、開発実績に関する報告など。 16日13時30分からの特別企画では「テレビにおける『バーチャルプロダクション』の進化と未来
世界にも類を見ない故・ジャニー喜多川氏による対児童の性加害報道の中で、テレビやラジオは、ジャニーズ事務所の今後や、所属タレントたちに関する報道を精力的に続けている。10月2日の記者会見以降は、いわゆるNGリストと指名リストの問題も加わり、ジャニーズ問題は混迷の度を深めている。 多数の人気タレントを抱
8月21日中央審査【参加/62社=62件】審査委員長=嶋 浩一郎(博報堂執行役員・エグゼクティブクリエイティブディレクター)審査員=大谷奈緒子(東洋大学社会学部教授)、長島有里枝(写真家)、やきそばかおる(コラムニスト) ※下線はグランプリ候補番組 音だけでリスナーの想像力をどこまで羽ばたかせること
放送番組センターでは、新たに「全国放送番組アーカイブ・ネットワーク(略称:番組アーカイブネット)」のサービスを開始しました。 当センターが運営する横浜の「放送ライブラリー」では、過去に放送されたテレビ・ラジオ番組を中心に約39,000本を一般公開していますが、「番組アーカイブネット」は、これら番組の
平日のワイド番組を放送する中で、遠方からのゲストをお迎えすると「番組名のおいねどいねって、どういう意味ですか?」とよく聞かれます。石川県の方言で【おいね】は「そうだよね」といった肯定や同調、【どいね】は「それどうなの?」という疑問や否定を意味します。物事の善し悪しや明暗を取り上げよう、という意図が番
プラットフォームに対して、ニュースメディアはどう向き合うのか――。 フェイクニュースが氾濫する情報環境で、グローバルな課題となっているのが、そのインフラを握るプラットフォームと、正確な情報発信の役割を担うニュースメディアの関係だ。 ニュースをコンテンツとして掲載するプラットフォームは、その配信元であ
8月18日中央審査【参加/47社=47本】審査委員長=青木江梨花(脚本家、日本脚本家連盟理事)審査員=亀渕昭信(通信文化協会理事)、西村達郎(演出家、作詞家)、やすみりえ(川柳作家) ※下線はグランプリ候補番組 今年の入選番組はすべてAM局制作、深夜番組がひとつもなかったのが特徴的でした。いずれも甲
NHK、JNN(TBSをキーステーションとする民放系列局)などの放送局、朝日新聞、読売新聞などの新聞社、共同通信社、時事通信社など日本の主要メディアはそれぞれが毎月世論調査を実施して結果を報道します。ほとんどは電話調査で(時事通信社のみ訪問面接調査)その時々の政府の政策や政局について独自の質問で聞き
民放連の遠藤龍之介会長は9月21日、定例記者会見に臨んだ。 ジャニーズ事務所創業者の故ジャニー喜多川氏の性加害問題について、人権侵害は許されないとしたうえで「重大な人権侵害であるとの認識を、民放を含む多くのメディアが持てなかったことは事実であり、反省しなければならない。人権に関する認識が不足したまま
第43回「地方の時代」映像祭2023(主催=民放連、NHK、関西大学などで組織する実行委員会)が11月18日(土)―24日(金)、大阪府吹田市の関西大学千里山キャンパスで開かれる。18日はコンクール贈賞式、窪島誠一郎氏(「無言館」館主)の記念講演やシンポジウム『危機の時代に、メディアはどう立ち向かう
放送批評懇談会は10月25日(水)17時30分―20時に「放送批評懇談会セミナー2023 ChatGPTを使いこなせ!! 放送現場の生成AI攻略法」をオンライン形式(Zoomウェビナー)で開催する。 登壇者は、西脇資哲氏(日本マイクロソフト エバンジェリスト・業務執行役員)で、放送現場におけるCh
日々、起きる事件・事故。私たちメディアは競うようにその様子を伝えています。次の大きな事柄が起きれば、そのニュースは忘れられ、また新たな現場が報じられていく......。 今から20年前の2003年、鹿児島で花火事故が起きました。死者10人、建物損壊129棟、「戦後最悪」と言われた大事故でした。現場に
英政府が3月28日に公表した新メディア法案には、このシリーズの第1回(8月1日掲載)の最後でお伝えしたように米国の大手IT企業によるオンラインサービスを意識した「産業保護政策」が盛り込まれており、その扱いをめぐって紛糾が予想されていたが、法案の公表後に最も揉めたのは、ラジオを保護するための諸規制だっ
8月18日中央審査【参加/110社=110本】審査委員長=城戸久枝(ノンフィクションライター)審査員=市川紗椰(モデル、タレント)、金川雄策(Yahoo!ニュース エキスパート ドキュメンタリー チーフプロデューサー)、布施英利(美術批評家、東京藝術大学教授) ※下線はグランプリ候補番組 教養番組と
民放連研究所は9月27日、本年1月に公表した「2023年度のテレビ、ラジオ営業収入見通し」を改訂したので、その概要を紹介する。 なお、民放連ウェブサイトの会員ページ(※閲覧にはユーザー名とパスワードが必要)に掲載している『民放経営四季報No.141(2023年秋号)』では、今回の改訂見通しについて、
「沖縄のみなさん、おめでとーう」 2022―2023シーズン、初めてBリーグの頂点に立った琉球ゴールデンキングス。沖縄バスケの歴史をたどる60分番組は、チームを率いた桶谷大ヘッドコーチ の歓喜の声から始まります。バスケットボール文化が根付く沖縄では、熱狂的な琉球ゴールデンキングスファンも数多く、念願
8月18日中央審査[参加/55社=55本]審査委員長=石井 彰(放送作家)審査員=阿部るり(上智大学文学部教授)、カライスコス・アントニオス(龍谷大学法学部教授)、城戸真亜子(洋画家) ※下線はグランプリ候補番組 ラジオ教養参加本数は、昨年から5本減って55本。ただ各地区から選ばれた番組は、報道色の
北海道文化放送はこのほど、2021年12月に放送したドキュメンタリー番組『無理しない ケガしない 明日も仕事!新根室プロレス物語』を映画化すると発表した。同社が企画制作した映画を商業映画として全国公開するのは初めて。 同番組は、北海道・根室市の「フツーのおじさん」たちがネットオークションでリングを購
国内に2万人――。がんや心臓病などの重い病気と日々闘っている子どもたちの数だ。闘病の間は友達と遊べない、きょうだいとも一緒に過ごせない。そんな子どもたちがたくさんいるのだ。 取材を始めたのは、"新型コロナ"が日本に上陸して1年がたとうとする2021年初めのころだった。このころまでに、国内の医療機関は
テレビゲームの成熟期とテレビの黄金時代 若年層のテレビ離れが指摘され始めたのはいつか。『風雲!たけし城』(TBS系、MC=ビートたけし)が始まり、ドラマの『男女7人夏物語』(TBS系、主演=明石家さんま)が放映された1986年である。テレビの全盛期を思わせる両番組が誕生した時期になぜテレビ離れが始ま
今年3月に終了したTBSラジオ『たまむすび』。昨年9月に日本武道館でイベントを開催してから約1年が経過した。そんな折に、X(旧Twitter)で以下の投稿を見かけた。 つきこさんは普段、書籍のデザイナーやイラストレーターをしている。2016年5月に初めて"ラジオ絵"をTwitterに投稿。『たまむす
8月17日中央審査【参加/95社=95本】審査委員長=澤康臣(ジャーナリスト、専修大学文学部教授)審査員=遠藤薫(学習院大学名誉教授)、森まどか(医療ジャーナリスト)、吉岡忍(作家) ※下線はグランプリ候補番組 戦争、差別、国家犯罪、公害、病とケアと家族など社会を描く作品のいずれも人の言葉と表情を通
今年の7―9月にかけて開催されたラジオ局主催の野外音楽フェスティバルのうち、エフエム長崎「SkyJamboree」、エフエム栃木「ベリテンライブ」、茨城放送「LuckyFes」を取り上げた。新型コロナの5類移行後初めての開催であり、例年より気温が高かった今年の夏。昨年や例年から変更した点や、ラジオ局
放送日誌 2023年7月 放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年7月分を掲載。 【民放連】 7.3 民放連・日本アドバタイザーズ協会・日本広告業協会で構成する「字幕付きCM普及推進協議会」、「字幕付きCM通信」の第1号を発行し、字幕付きCM
旧統一教会と富山政界の関係を調べ始めたのは、安倍晋三元首相銃撃事件から1週間ほど後のことでした。過去の選挙取材の中で教団名を聞いたという記者がいたからでした。2020年の富山県知事選挙で、新人候補(のちに当選・現知事)が"ある集会"で演説することを知り、撮影取材を申し出たところ、陣営側が拒んできたこ
8月17日中央審査【参加/34社=34本】審査委員長=藤代裕之(ジャーナリスト、法政大学社会学部教授)審査員=錦光山雅子(フリーランスライター)、三谷文栄(日本大学法学部准教授)、山本康一(三省堂辞書出版部部長兼大辞林編集部編集長) ※下線はグランプリ候補番組 中央審査に各地区から選ばれた7番組のう
米国では、「コードカット」という一種キャッチーな新語がメディアに氾濫して久しい。そのうちに「コードネバー」というさらなる新語も生まれた(=冒頭写真:ニューヨーク市内の家電量販で売られている「コードカッターキット」/写真はすべて筆者撮影)。今、このコードカットが年々加速している。データはさまざまあるが
2020年、新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックが起きました。医療崩壊で医療従事者からも悲鳴が上がり、人々は常に感染へのストレスを抱え、将来への不安も重なり疲弊しました。そんな暗いムードが続く2022年、現役看護師としてハツラツと働いていた当時97歳の池田きぬさんと出会いました。優しい笑顔、
場面はメジャーリーグに移籍する野球選手の記者会見。集まった記者から次々と質問が寄せられます。 一つ一つ丁寧に熱い思いを伝えていく選手。そのコメントの中に「FA権」「好条件」「優先権」「交渉権」「得点圏」「主導権」「成層圏」「初体験」「大冒険」「永住権」「著作権」そして選手自身の名前「川原健」も含めて
三和住宅は、栃木県那須塩原市に本社を置き、県内に8拠点を有する、賃貸住宅・不動産管理会社です。地方局である当社制作のCMがこのような大きな賞をいただけたことは、当社のみならず、大都市圏以外のラジオ局や地方の中小のスポンサー企業にとっても非常に励みになることと感じています。ありがとうございました。 ご
8月1日中央審査[参加/ラジオ第1種22社=45本、第2種21社=31本、テレビ10社=19本]審査委員長=入山章栄(早稲田大学ビジネススクール教授)審査員=佐藤舞葉 (コピーライター/CMプランナー)、田中淳一(クリエイティブディレクター)、松野みどり(サイバーエージェント次世代生活研究所上席研究
2023年9月1日、関東大震災が起きてから100年を迎えた。「民放online」では、災害とメディアの関係に着目し、災害時のメディアの役割や災害時に広がるうわさやデマ、関東大震災時の手記から見えるもの――などを取り上げました。 ①再考・災害時のメディアの役割とは 武田 徹氏(専修大学文学部ジャーナリ
電波を遠くに届けるためには、途中で「増幅」しなければならない。弱くなった波をはっきりさせて再発信する。そうしなければ、せっかく作った番組も視聴者に届く前に空中で消えてしまう。放送には欠かせない手順だ。戦争や災害など歴史の教訓を未来に伝える行為は、それに似ていると思う。 今年の9月1日は、関東大震災か
民放ラジオ局は今年も「防災の日」にちなんだ特別番組やイベントなどに取り組んだ。「防災の日」の由来でもある関東大震災100年を受けたものや、近年増加する豪雨災害を考える番組などが見られた。 HBCラジオ(北海道放送)は9月1日、特番『ラジオでつなぐ!言葉のバトン』(12・00―14・45)を組み、道内
ラジオリスナーによるリスナーのためのトークイベント「ラジオリスナーフェス2023」が9月3日、東京・ユーロライブで開かれた。自身も一般リスナーで、ラジオとは関係のない業界で働く会社員の岩井葉介さんが2019年からスタートした。 ラジオにゆかりのある芸人やタレント、放送局員、構成作家、はがき職人などが
在京テレビキー5局とNHKは、9月17日(日)―18日(月・祝)、防災推進国民大会2023実行委員会(内閣府、防災推進協議会、防災推進国民会議)が主催する防災イベント「ぼうさいこくたい」に参加する。会場は横浜国立大学。入場は無料。 17日は、12・30―13・30に「6局キャラクターが大集合!いのち
民放連では、民間放送の価値を高め、それを内外に広く伝えることに力点を置いた「民間放送の価値を最大限に高め、社会に伝える施策」を策定し、2022-2023年度の2年間にわたり取り組んでいる。その具体的取り組みとして、報道委員会(委員長=大橋善光・読売テレビ放送社長)は、報道現場を熟知する担当者によるシ
地震や台風だけでなく線状降水帯による大雨など、新たな災害が日本列島を襲うようになった。災害の混乱に乗じた生成AIによる偽情報や影響工作もソーシャルメディアでは拡散しており、人々の情報環境は複雑さを増している。テレビ受信機を持たない世代も増えている中で、テレビ局には情報を届ける力が求められている。 状
新型コロナウイルスのパンデミック以降、人々は食品のような日用品から耐久消費財の大型家電に至るまで、何でもかんでもオンライン購入するようになった。それは米国も日本も同じはず。日本では百貨店が勢いを失い、専門店の集積であるショッピングセンターや郊外型のモール、それに併設される大型の量販店が賑わっていると
前回から少し間が空きましたが、民放連研究所が本年3月に実施したネット配信へのニーズに関する調査結果の最終回です。今回のテーマは"NHKプラス"へのニーズです。 調査の概要を確認 このシリーズの第1回(6月7日掲載)で調査の概要をお示ししましたが、確認のため、再びお示ししておきます。今回を含め過去4回
日本列島を音でつづるラジオ番組『録音風物誌』が、1953年4月の放送開始から70年を迎えた。制作は東京、大阪以外の民放AMラジオ37社が加盟する「地方民間放送共同制作協議会」(火曜会)で、週1回の10分番組を各局持ち回りで制作して、全国33局で放送している。 1958年からは、放送された番組のコンク
KDDIは2023年7月、ケーブルテレビ(以下、CATV)関連事業を24年1月1日付で、グループ会社のJCOM株式会社(以下、J:COMと表記)に承継することを発表した。両社で別々に展開されていたサービスやソリューションを一本化することで、事業の効率化が見込まれている。 J:COMは言わずと知れた、
8月24日、政府と東京電力は、福島第一原子力発電所から放射性物質トリチウムを含んだ処理水を福島県沖の海に放出した。放出開始は午後1時3分。放出に先立ち、処理水は海水で希釈され、計画で定める1リットルあたり1,500ベクレル以下(国の基準の40分の1)であることが確認された。放出は少なくとも30年は続
横断的な視野でラジオ文化をつなぐ山崎怜奈 TOKYO FMの昼時間帯の顔としてすっかり定着した『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』(月―木、13・00―14・55)が、来たる10月で放送4年目に入る。パーソナリティを務める山崎怜奈は、そのスムーズな語り口はもちろんのこと、他局番組にも広く目を配りな
2023年9月1日、関東大震災が起きてから100年を迎えた。「民放online」では、災害とメディアの関係に着目し、災害時のメディアの役割や災害時に広がるうわさやデマ、関東大震災時の手記から見えるもの――などについて取り上げる。今回は、災害時のメディアの役割について、専修大学の武田徹教授に寄稿いただ
今年で戦後78年。民放テレビ各局は終戦記念日である8月15日周辺に特番や特集などを組んだ。このうち、特徴的だった6社の事例を紹介する。 アメリカ人から見た原爆 テレビ大分は8月11日、特番『或る米兵の写真~孫がたどった祖父の戦争~』(15・50―16・45)を組んだ。大分で外国語指導助手(ALT)と
9月1日は防災の日。特に今年(2023年)は1923年の関東大震災から、ちょうど100年の節目です。これにちなんで、今回は震災とメディアの関係について、民放連研究所の調査データなども用いながら考えてみたいと思います。この100年でメディアの世界は大きく変わりましたが、震災時にメディアが果たす役割はど
未知なる出版事業への挑戦 2009年秋、エフエム福岡の100%子会社「エフエム福岡メディアント」にソワニエ初代編集長となる弓削聞平氏(聞平堂)から一つの企画が持ち込まれました。福岡で長年愛されたグルメ雑誌「エピ」(epi、09年に廃刊)の元編集長である弓削氏からの提案は、これまでにない地方版グルメ専
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年6月分を掲載。 【民放連】6.1 ㈱新潟放送が民放連に入会(正会員)。旧新潟放送のテレビと中波・FM補完中継局の免許を継承。認定放送持株会社に移行した旧新潟放送は退会し、会員社総数207社は変わらず。 6
『スーパー・ササダンゴ・マシンのチェ・ジバラ』(以下、『チェ・ジバラ』)は、新潟放送で毎週日曜の深夜(23・00―24・00)に放送しているラジオ番組です。パーソナリティは私、新潟市東区在住の覆面プロレスラー、スーパー・ササダンゴ・マシン(=写真㊦)。現在45歳、2児の父です。普段は実家の金型工場・
「唯一、わが国が誇れるものがあるとしたらそれは......『とにかく作り続けてきたこと』です」。先日放送が終了した土ドラ『テイオーの長い休日』。テレビ局が2時間ドラマを作らなくなったために仕事を失った"2時間サスペンスの帝王"熱護大五郎。船越英一郎さんが演じるそのかなり偏屈な男は再びスターの座に返り
放送技術に着目したラジオ番組が、ラジオ沖縄、IBC岩手放送、ラジオ関西で放送されている。それぞれの担当者に番組のきっかけや込めた想いを聞いた。番組開始順で紹介する。 ラジオ沖縄の『ROK技術倶楽部』(日、24・00―24・30)は、同社の技術管理部に所属する塩川拓弥氏、金城信秀氏、西原正太郎氏の3人
プラットフォームの提供やライブ配信イベントなどを手がけるLiveParkは、全国の民放ローカル局(テレビ13社)と楽天グループとの共同でコンソーシアム「のぞいてニッポン運営委員会」を設立し、民放ローカル局が制作したテレビ番組コンテンツの配信を通じて全国に地域の魅力を発信する動画サイト「のぞいてニッポ
2015年に国連サミットでSDGsが採択され、2030年という目標達成期限までちょうど折り返し点を迎えました。SDGsについての世の中の認知度も高まり、企業としてのサステナビリティに対する取り組みもどんどん加速しています。 サステナビリティ活動事例集の作成 民放連でも、これまで総務委員会(委員長=林
民放連では、民間放送の価値を高め、それを内外に広く伝えることに力点を置いた「民間放送の価値を最大限に高め、社会に伝える施策」を策定し、2022-2023年度の2年間にわたり取り組んでいる。その具体的取り組みとして、報道委員会(委員長=大橋善光・読売テレビ放送社長)は、報道現場を熟知する担当者によるシ
毎週日曜日の夕方、J-WAVEをキーステーションにJAPAN FM LEAGUE(JFL)5局でオンエア中の『UR LIFESTYLE COLLEGE』(18・00―18・54)。2016年のスタートからナビゲーターを務めるのが俳優の吉岡里帆さん。 「GOOD LIVING」をキーワードに、毎回一人
今から40年ほど前、膨大な量の知識の詰め込み教育が子どもたちを苦しめ、その中で「落ちこぼれ」と言われた子どもたちによる非行、校内暴力等の「教育荒廃」と呼ばれる現象が大きな社会問題になっていた。荒れる中学校の卒業式に警察が入っていく様子は、当時のニュースでたびたび報道されていた。 また、学歴主義の中で
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星12社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
「NHKは最近、どうなっているのか?」とよく聞かれる。私はNHKを離れてすでに7年がたつ。私も一視聴者として「なんで次々と、公共放送の信頼を損なうような事態が起きているのか」という疑問を抱いており、答えに窮してしまっている。 このところ、インターネット配信の実施基準で認められていないBS番組の配信に
NHK広島放送局、中国放送、広島テレビ放送、広島ホームテレビ、テレビ新広島の在広テレビ5局は8月16日(水)―20日(日)、これまでに制作した核・平和関連番組を共同で上映する「テレビが記録したヒロシマ~NHK・民放番組上映会2023~」を開催する。被爆70年を迎えた2017年からスタートし、今回で7
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星12社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
民放連研究所は「ラジオの特性・広告効果に関する研究」の報告会を2023年8月2日に開催し(会員社対象、ウェビナー)、翌3日に報告書を民放連公開サイトで公表した。同研究は民放連研究所が22年度から取り組んでいた研究テーマであり、23年3月に日本全国を対象とする調査を実施。報告ではその調査結果とそこから
2022年11月から12月にかけてカタールで開催されたFIFAワールドカップは、日本が決勝トーナメントに進出し、普段サッカーに関心がなくとも、その行方に注目した人が多かったのではないでしょうか。日本での男子サッカーワールドカップの放送は、これまで民放連とNHKがジャパンコンソーシアム(JC)を組んで
本稿は、BBC3の初代チャンネルエグゼクティブを務めたキャサリン・パーソンズ氏に民放連研究所が依頼して執筆していただいた論考("Live Sports Broadcasting - How UK Rights Are Negotiated")を、筆者(佐野泰裕)が翻訳し、必要な情報を補ったものです。
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星12社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
今回は、「キー局とローカル局、どっちの同時配信を見たいか?」問題です。この調査には、以下のような設問を毎年設けています。 「あなたは、あなたがお住まいの地域のローカル放送局のテレビ放送と東京キー局が関東で放送しているテレビ放送の両方がインターネット上で、どちらも無料で放送と同時にそのまま配信されると
英政府が3月28日に公表した新メディア法の草案は、書面による意見募集に続いて文化・メディア・スポーツ省(DCMS)の特別委員会による公開ヒアリングが終了した(=冒頭写真は6月20日。BBC、商業ラジオ連盟などからのヒアリング風景)。委員の1人が「予想外に、法案で最も議論を巻き起こしている」としたのが
テレビ放送が日本で産声を上げたのは1953年。2月1日にNHK、8月28日に日本テレビ放送網が本放送を開始しました。それから70年、カラー化やデジタル化などを経て、民放連加盟のテレビ局は地上127社、衛星12社の発展を遂げました。そこで、民放onlineは「テレビ70年」をさまざまな視点からシリーズ
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年5月分を掲載。 【民放連】5.19 放送基準審議会、「放送人基礎研修(民放連とNHK共催)」をオンライン形式で開催。2日間の同一プログラムを27日までに2回実施。民放とNHKから入社間もない若手社員を中心
福島中央テレビは2023年1月に『おのとゆうやのほのぼのゆうやけラジオ』(※以下『おゆらじ』)というタイトルの"ラジオ番組"をスタートさせました。 番組パーソナリティは夕方情報ワイド番組『ゴジてれChu!』(月―金、15・50―19・00)のメインMCを務める小野紗由利アナウンサーと私(石井佑弥)が
引き続き、民放連研究所がここ数年、毎年春先に実施している放送のネット配信へのニーズに関する調査結果をご紹介します。今回は、地上波民放テレビが行う同時配信サービスに関する部分です。 同時配信へのニーズはいまだ高まらず...... 以前にも何度かご紹介しましたが、この調査では、地上波民放テレビが行うイン
現代版『尋ね人』が映し出す埋めきれない空白 敗戦の翌年から始まったラジオ番組に『尋ね人』というものがあった。私は世代的に聴くことはなかったが、戦争で別れ別れになった親族や友人知人の消息を、電波を通して探るというもので、1962年まで続いた。6月24日に放送されたETV特集『置き去りにされた子どもたち
韓国で、公共放送の受信料を韓国電力の電気代と統合徴収していた制度を廃止する「放送法施行令の一部改定案」を国務総理が主宰する国務会議(重要な政策の最高審議機関で大統領、国務総理、国務委員で構成)が2023年7月11日に議決した。7月5日には韓国の放送・通信政策の樹立と関連法を審議・議決する放送通信委員
2023年春クールのドラマは傑作ぞろいだったが、最後まで夢中で観ていたのが、岡田惠和が脚本を担当した『日曜の夜ぐらいは...』だ。 朝日放送テレビ制作の新設枠 本作はテレビ朝日が新設した朝日放送テレビ制作ドラマを放送するドラマ枠(日曜22時)の第一作。 車椅子生活の母親と暮らしながらファミレスでアル
2018年5月から民放連が発行する機関紙「民間放送」で続いてきた、放送の未来を第一線の放送人に語っていただくリレー連載「提言!放送の未来」。今回登場するのは、2022年民放連賞テレビ教養で優秀に、2023年ニューヨークフェスティバル普遍的関心部門でファイナリストに選ばれた『大きくなった赤ちゃん~ゆり
民放連研究所は、8月2日(水)10―11時20分に、民放連会員社の役職員を対象にした「ラジオの特性・広告効果に関する研究」報告会をオンライン形式(Zoomウェビナー)で開催する。 「民間放送の価値を最大限に高め、社会に伝える施策」の一環として、▷生活者にとっての「ラジオメディア」の価値とポジションの
放送ライブラリーは、新型コロナウイルス感染症の関連番組を特集する上映会と公開セミナー「制作者に聞く!新型コロナの記録~記者が見つめた2020~」を7月8日に開催した。新型コロナウイルスの感染が広がり、緊急事態宣言が出された2020年から3年がたち、23年5月には新型コロナウイルスの感染症法上の位置づ
各国で巨大IT企業への規制が強まり、続々と法制化が進んでいる。 英国では3月28日、2022年4月に公表された「放送白書」の提案を踏まえた放送法改正案の草案が公表され、意見募集を実施している。カナダでも、ここ数年、議論を呼んでいたIT規制関連2法が成立した。いずれも、報道機関との競争条件の平準化を目
名古屋テレビ(メ~テレ)は開局60周年を迎えた2022年度、5本の幹事映画を製作し、全国公開しました。公開順に『わたし達はおとな』(加藤拓也監督)、『LOVE LIFE』(深田晃司監督)、『よだかの片想い』(安川有果監督)、『ケイコ 目を澄ませて』(三宅唱監督)、『そばかす』(玉田真也監督)です。い
日本を代表する小説家・脚本家、平岩弓枝さんが亡くなった(2023年6月9日、91歳)。作品の大ファンのひとりとして、残念でならない。 1932年(昭和7)、東京・代々木八幡宮宮司の一人娘として生まれた平岩さんは、大学卒業後、戸川幸夫に師事し、後に『瞼の母』などで知られる長谷川伸主宰の新鷹会に参加。5
引き続き、2023年3月に民放連研究所が実施した、放送のネット配信へのニーズに関する調査の結果です。今回は、地上波民放が行う見逃し配信に関する部分の調査結果を中心にご紹介します。 民放の見逃し配信利用経験者は半数に近づく まず、地上波民放テレビが行う見逃し配信サービスの利用経験です。これにはTVer
アメリカの政治・社会の特徴ともいえる地方メディアの影響力の強さが大きく揺らいでいる。インターネットの普及とともに、政治情報の「全国化」の流れの中、地域密着型のメディアの活力が大きくそがれてしまったためだ。民主主義社会を成立させるうえでの地方メディアが果たす役割の重要性を考えると、先行きは明るいとはい
2022年7月8日、安倍晋三元首相が演説中に銃撃され死亡した。殺人罪などで起訴された山上徹也被告の供述をきっかけに、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)について指摘されている不当な布教活動などの問題があらためて注目され、政治家とのつながりや被害の実態が明るみになった。 事件からまもなく1年。放送局はど
2022年7月8日、安倍晋三元首相が演説中に銃撃され死亡した。殺人罪などで起訴された山上徹也被告の供述をきっかけに、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)について指摘されている不当な布教活動などの問題があらためて注目され、政治家とのつながりや被害の実態が明るみになった。 事件から1年。放送局はどのように
2003年の発足から7月1日で20年となるBPO(放送倫理・番組向上機構)。「民放online」では、BPOの設立の経緯や果たしてきた役割、その成果などを振り返り、現在の立ち位置と意義を再認識するための連載を企画しました。 ①自律の実績とコミュニケーションが鍛える自由~BPOの20年から~(濱田純
「BPO発足20年 連載企画」の番外編として、『民間放送70年史』に掲載された「放送倫理~BPOの活動と民放連放送基準改正」を抜粋して、2回にわけて転載する。筆者は、本橋春紀・民放連事務局長。2007年4月から2010年3月までBPO理事・事務局長を務め、放送倫理検証委員会の設置にかかわった。 BP
「BPO発足20年 連載企画」の番外編として、『民間放送70年史』に掲載された「放送倫理~BPOの活動と民放連放送基準改正」を抜粋して、2回にわけて転載する。筆者は、本橋春紀・民放連事務局長。2007年4月から2010年3月までBPO理事・事務局長を務め、放送倫理検証委員会の設置にかかわった。 BP
2022年7月8日、安倍晋三元首相が演説中に銃撃され死亡した。殺人罪などで起訴された山上徹也被告の供述をきっかけに、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)について指摘されている不当な布教活動などの問題があらためて注目され、政治家とのつながりや被害の実態が明るみになった。 事件からまもなく1年。放送局はど
2022年7月8日、安倍晋三元首相が演説中に銃撃され死亡した。殺人罪などで起訴された山上徹也被告の供述をきっかけに、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)について指摘されている不当な布教活動などの問題があらためて注目され、政治家とのつながりや被害の実態が明るみになった。 事件からまもなく1年。放送局はど
前回に続いて、2023年3月に民放連研究所が実施した、放送のネット配信へのニーズに関する調査の結果をご紹介します。今回は、テレビと動画配信、YouTube の利用率、視聴時間に関する部分の調査結果です。 テレビの利用率は87%、動画は82%、YouTube 74% まず、テレビとネット動画の利用状況
英政府が3月28日に提出した新メディア法の草案に対する意見募集で、BBCの配信サービス「iPlayer」専用のボタンをテレビのリモコンに設けることを法律で義務づけるようBBC自身が求めて話題を呼んだ。法案はおよそ20年ぶりの大幅な改正で、昨2022年に政府が発表した「放送白書」に基づき動画配信事業者
4月上旬に寄稿しようと思っていたのに、ずいぶん遅くなってしまいました。 3月は「行政文書」問題の取材・出稿でバタバタでした......。地上放送課長が交代するなど放送行政への影響も懸念されています。昨年末も大臣と政務官が相次いで辞任しましたし、総務省内では「どこかにお祓いにいかないと」と嘆きすら聞か
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年4月分を掲載。 【民放連】4.1 BSよしもと(2022年3月21日開局)、BS松竹東急(同3月26日開局)の2社が、民放連に準会員として入会。また、認定放送持株会社に移行し、商号を「KBCグループホー
1967年4月に『黄金バット』(―68年)でスタートした読売テレビ(ytv)のアニメは、昨2022年に55周年を迎えました。『黄金バット』の後も、『巨人の星』(68―71年)、『天才バカボン』(71―72年)、『ルパン三世』(テレビ第1シリーズ、71―72年)、『宇宙戦艦ヤマト』(74―81年にかけ
「ローカル」は普遍的なニュース価値 「何がニュースなのか」。 これは、放送を含めメディア全般にとって古典的、かつ今日的な問いで、今後も永遠に向きあっていく課題だろう。学問の世界でも同じで、世界中でさまざまに検討されてきたが、なかでも「ローカル」は古くから指摘される、普遍的なニュース価値のひとつだ。
2003年の発足から7月1日で20年となるBPO(放送倫理・番組向上機構)。放送倫理検証委員会、放送と人権等権利に関する委員会、放送と青少年に関する委員会の3委員会が、放送界の自律と放送の質の向上を促している。 「民放online」では、BPOの設立の経緯や果たしてきた役割、その成果などを振り返り、
ラジオに投稿するリスナーの中で、よく読まれる投稿者を「職人」と呼ぶようになったのは、いつの頃からだろうか。おそらく深夜ラジオのパーソナリティ番組の出演者が、アナウンサーからミュージシャンに、そしてテレビや舞台で活躍する芸人などに変わっていくあたりの時代からだと思う。常連であり他のリスナーも認める投稿
岡山放送(OHK)には「ミルン」と「クルン」がある。前者は2014年にイオンモール岡山に開設した報道制作拠点「OHKまちなかスタジオ ミルン」で、後者は2021年に移転した本社オフィスのなかに設けた「KURUN HALL(クルンホール)」。同社は2つの拠点からさまざまな価値を発信している。なぜ2拠点
2003年の発足から7月1日で20年となるBPO(放送倫理・番組向上機構)。放送倫理検証委員会、放送と人権等権利に関する委員会、放送と青少年に関する委員会の3委員会が、放送界の自律と放送の質の向上を促している。 「民放online」では、BPOの設立の経緯や果たしてきた役割、その成果などを振り返り、
放送番組センターが運営する放送ライブラリーは、7―8月に小中学生向けにテレビ中継の仕組みを学んだり、アナウンサーやDJの仕事を体験するなどの特別企画を実施する。 日時や内容などは以下のとおり。 ▷【日テレ体験教室 中継車がやってくる!】日本テレビの技術スタッフが、カメラワークや音声、照明の実演、テレ
全国で初めてゲームおよびインターネットの利用時間の目安を盛り込んだ「ネット・ゲーム依存症対策条例(通称:ゲーム条例)」が2020年4月に香川県で施行された。条例成立過程の検証をはじめ、施行後も含めゲーム条例をめぐる動きを3年にわたり追った『ルポ ゲーム条例 なぜゲームが狙われるのか』(河出書房新社刊
(前編はこちら) パブコメ意見を情報開示請求 澤 行政が行うパブリックコメント(パブコメ)に関しては、情報開示請求して取材されました。資料が出てきたその日に報道されていますよね。時間との闘い、これはもう大変だったのではないですか。 山下 そうですね。資料を取りに行ったのは午後3時ごろでした。夕方6時
「能楽堂」を皆さんはご存じだろうか。能や狂言を専門に演じる劇場を指す。伝統芸能に疎い人なら言葉の理解はできても、どのような劇場か具体的にイメージできるだろうか。以下の写真が能楽堂だ。 2年ほど前、岡山にできた能楽堂ホール「tenjin9」である。実は、RSK山陽放送の社屋内にこのホールはある。なぜ放
「ドキュメンタリーフェスティバル2023」が6月9日(金)―11日(日)、富山市の富山大学・黒田講堂で開かれた。主催のチューリップテレビが制作した『はりぼて』などに招待作品3作品を加えた映画5作品と、旧統一教会をめぐる調査報道『からくり~政治家、富山、旧統一教会~』(ギャラクシー賞「報道活動部門」で
2019年12月初旬、中国・武漢市で新型コロナウイルスの感染者が報告され、翌年3月にWHOがパンデミックを宣言するに至った。感染症対策として「マスク」「リモート」「アクリル板」などが日常的なものとなり、放送の現場でも対応を余儀なくされた。そして、2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症は感染症法
2019年12月初旬、中国・武漢市で新型コロナウイルスの感染者が報告され、翌年3月にWHOがパンデミックを宣言するに至った。感染症対策として「マスク」「リモート」「アクリル板」などが日常的なものとなり、放送の現場でも対応を余儀なくされた。そして、2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症は感染症法
オーストリアで7月初旬にも公共放送ORF(オーストリア放送協会)の事業財源モデル(放送受信料制度)の廃止が確定する見通しとなった。2024年1月からは「国民が公共放送を支える」という概念のもと、ドイツに倣った「負担金徴収制度」に切り替わる。4月27日に政府が国会に提出した「ORF法」を含む関連法の改
NAB(全米放送事業者連盟)の年次大会と世界最大の放送機器展である「NAB Show」が4月15―19日、ラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)で開催されました。1923年にニューヨークで第1回大会が開かれ、今回は「CELEBRATING 100 Years of Innovation」と題
音声コンテンツ配信プラットフォーム「AuDee」は2020年7月にスタートし、TOKYO FMおよびJFN(ジャパンエフエムネットワーク)が制作する音声コンテンツや、JFN系列局のコンテンツ、番組関連の記事などを配信している。 AuDeeの担当者と、オリジナルコンテンツを配信しているエフエムラジオ新
5月19―21日、G7広島サミット2023(以下、G7サミット)が開催された。岸田文雄首相が議長を務めた今回は「ロシアによるウクライナ侵攻」「核軍縮」「AI」などをテーマにセッションが行われた。G7首脳の広島平和記念資料館(原爆資料館)訪問や、急きょ決まったウクライナのゼレンスキー大統領の対面参加な
5月19―21日、G7広島サミット2023(以下、G7サミット)が開催された。岸田文雄首相が議長を務めた今回は「ロシアによるウクライナ侵攻」「核軍縮」「AI」などをテーマにセッションが行われた。G7首脳の広島平和記念資料館(原爆資料館)訪問や、急きょ決まったウクライナのゼレンスキー大統領の対面参加な
ダメ元の企画書が通った! 『どぶろっくの一物(いちもつ)』信じられないかもしれませんが、サガテレビで毎週土曜日の夕方に放送している番組タイトルです。時はさかのぼり、2022年1月――。 【企画書タイトル】 どぶろっくの地元!佐賀県で冠番組『どぶろっくの一物』 「NGって言われるだろうな......」
放送批評懇談会が主催する第60回ギャラクシー賞の贈賞式が5月31日、都内で開催された。第58回から3年連続で、テレビ、ラジオ、報道活動の3部門の大賞を民放が獲得。優秀賞には民放から5作品が輝いた。 司会はジョン・カビラさんと長野智子さんが担当。来賓祝辞で、遠藤龍之介・民放連会長が「カビラさん、私が(
さて、今回から何回かに分けて、民放連研究所が本年3月に実施したテレビの所有状況や放送のネット配信へのニーズに関する調査の結果をご紹介します。これは、2021年12月(この連載を開始する前)から5回にわたってご紹介した「放送のインターネット同時配信利用のニーズを探る」と「なぜテレビを持たないのか?pa
「熱っぽいので病院で検査をしてもらったらコロナの陽性だった」。昨年7月、新型コロナウイルス感染拡大の第7波がピークにさしかかった時、2日前に食事を共にした知人から突然のメールが届いた。 私は特段体調に変化がなかったが「念のために」と考え、東京都が実施していた駅前PCR検査を受けてみた。結果が届いたの
2019年12月初旬、中国・武漢市で新型コロナウイルスの感染者が報告され、翌年3月にWHOがパンデミックを宣言するに至った。感染症対策として「マスク」「リモート」「アクリル板」などが日常的なものとなり、放送の現場でも対応を余儀なくされた。そして、2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症は感染症法
2019年12月初旬、中国・武漢市で新型コロナウイルスの感染者が報告され、翌年3月にWHOがパンデミックを宣言するに至った。感染症対策として「マスク」「リモート」「アクリル板」などが日常的なものとなり、放送の現場でも対応を余儀なくされた。そして、2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症は感染症法
チューリップテレビは6月9日(金)―11日(日)に「ドキュメンタリーフェスティバル2023」を富山市で開催する。同社が劇場公開用に制作した『はりぼて』などに加え東海テレビの『さよならテレビ』など他社の作品も含め5作品を上映するほか、同社のテレビドキュメンタリー7作品をラインアップ。各作品の上映後にデ
2019年12月初旬、中国・武漢市で新型コロナウイルスの感染者が報告され、翌年3月にWHOがパンデミックを宣言するに至った。感染症対策として「マスク」「リモート」「アクリル板」などが日常的なものとなり、放送の現場でも対応を余儀なくされた。そして、2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症は感染症法
SNSで自信なくす若者 「インスタグラムは10代女性に有害 フェイスブック社も把握」。米有力紙『ウォールストリート・ジャーナル』(WSJ)による、2021年9月にはじまったキャンペーン報道の第一弾の見出しである。日本を含め世界中のメディアに波及し、大きな反響をよんだ。 記事は、元社員が持ち出したフェ
民放連 研究所長・木村幹夫氏による連載「データが語る放送のはなし」から、米国篇と英国篇をまとめました。 【米国ローカルテレビ篇】 part1:放送エリアのはなし①~「データが語る放送のはなし」⑨(2022/11/11) part1:放送エリアのはなし②~「データが語る放送のはなし」⑩(2022/11
2019年12月初旬、中国・武漢市で新型コロナウイルスの感染者が報告され、翌年3月にWHOがパンデミックを宣言するに至った。感染症対策として「マスク」「リモート」「アクリル板」などが日常的なものとなり、放送の現場でも対応を余儀なくされた。そして、2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症は感染症法
60周年を迎えたテレビ番組(コンテンツ)の国際見本市「MIPTV2023」。主催者発表によると、イベントにリアル参加したのは世界86カ国・地域から5,510人に達し、昨2022年より22%増となったが、バイヤーの数は1,600人にとどまった。コロナ以前(2019年)の入場者は、9,500人。イベント
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年3月分を掲載。 【民放連】3.16 2022年度第9回理事会を開催。▷2023年度事業計画・予算▷4月1日付の「九州朝日放送」(分割準備会社の九州朝日放送から放送局免許を承継予定)入会(正会員)と、「BS
2019年12月初旬、中国・武漢市で新型コロナウイルスの感染者が報告され、翌年3月にWHOがパンデミックを宣言するに至った。感染症対策として「マスク」「リモート」「アクリル板」などが日常的なものとなり、放送の現場でも対応を余儀なくされた。そして、2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症は感染症法
英国ローカルテレビの後編、英国篇の(一応の)最終回です。引き続き、英国のローカルテレビ局STV(スコットランド・テレビ)のお話です。 スタジオ部門は他局のために番組を制作 2022年、STVの制作部門であるSTV Studiosは30の番組(うち11は複数エピソードからなるシリーズ)を計244時間制
北海道放送『ハイグレードS』(日、6・15―6・30)『今日ドキッ!プラス』(日、13・30-14・00) 札幌テレビ『KICK OFF! HOKKAIDO』(土、11・40―11・55)『どさんこWEEKEND』(土、11・55―13・00) 北海道テレビ『イチ盛り!』(木、14・20―14・48
民放onlineは今春のローカル新番組について、地上民放テレビ127社にアンケートを行った。この回答から今回は午前・午後帯の番組を紹介する。地元の景色や情報を発信する番組のほか、子どもやバーチャルをテーマとしたものが登場した。 新番組一覧(午前・午後帯)はこちら。 地元の景色届ける 誕生150年を迎
北海道放送『キタに恋した!』(土、24・58―25・28) 北海道文化放送『BOSS TALK』(火、24・25―24・45) 東北放送『みちのくコレクション』(月、22・57―23・00) さくらんぼテレビ『おかわり!ラーメン道』(金、22・52―23・00) 日本テレビ『シンドラ「春は短し恋せよ
民放onlineは今春のローカル新番組について、地上民放テレビ127社にアンケートを行った。この回答から今回はプライム・深夜帯の番組を紹介する。地元をさまざまな角度から取り上げる番組や、"バズ"や視聴者との双方向性を意識したもののほか、音楽・トーク番組が登場した。 新番組一覧(プライム・深夜帯)はこ
2019年12月初旬、中国・武漢市で新型コロナウイルスの感染者が報告され、翌年3月にWHOがパンデミックを宣言するに至った。感染症対策として「マスク」「リモート」「アクリル板」などが日常的なものとなり、放送の現場でも対応を余儀なくされた。そして、2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症は感染症法
文化放送の平日朝のワイド番組『おとなりさん』(月―金、8・00―11・00)で、金曜日に放送しているコーナー「教えて!全国☆ラジオスター」。金曜パーソナリティを務めるアンガールズの山根良顕さんが、全国各地の"ラジオスター"とお話しし、人気の秘密を探っていく30分です。 ラジオ好きの山根さんが、rad
2019年12月初旬、中国・武漢市で新型コロナウイルスの感染者が報告され、翌年3月にWHOがパンデミックを宣言するに至った。感染症対策として「マスク」「リモート」「アクリル板」などが日常的なものとなり、放送の現場でも対応を余儀なくされた。そして、2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症は感染症法
都市型野外ロックフェス「TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2023」(以下、METROCK東京2023)が5月20―21日、東京・江東区の若洲公園で開催された。冒頭の写真は、METROCK東京2023の会場に設置されたフォトブースで、テレビ朝日がスタジオセットから出る
今春の改編も昨年春と同様に新しいパーソナリティが務める帯のワイド番組やユニークな企画の番組が目立った。まずは新たなパーソナリティによるワイド番組から紹介する。在京局では、俳優・文筆家・電線愛好家として活動する石山蓮華をメインに迎えたTBSラジオのワイド番組『こねくと』(月―木、13・00―15・30
2023年4月12日、民放連のウェブサイトで動画「マンガでわかるテレビの広告効果」と資料「データでわかるテレビの広告効果」が公開されました。約7カ月にわたった製作の過程と、ちょっとした裏話をご紹介させていただきます。 「テレビの広告効果」を「わかりやすく」伝えるには? 2022年7月に、民放連研究所
『小山薫堂 東京会議』(土、24・00―24・30)の放送がスタートしたのは、2010年1月9日になります。"隔週新作"という、これまで地上波で番組制作をしていた私たちには、なじみのないスタイルでした。「継続性」をどう考えればいいかという点を話し合ったのを覚えています。冒頭写真は、左から小宮山雄飛さ
2018年5月から民放連が刊行する機関紙「民間放送」で続いてきた、放送の未来を第一線の放送人に語っていただくリレー連載「提言!放送の未来」。今回登場するのは、石川テレビを休職し、JICA海外協力隊員としてベトナムのテレビ局で番組アドバイザーを務めている山本岳人さん(=写真㊤※ベトナムの農村地帯で撮影
吉本興業グループは、今まで全社で地方創生事業を進めてきました。2011年には「あなたの街に住みますプロジェクト」を発足させ、47都道府県すべてに"住みます"芸人を置き、自治体や地域企業等とのネットワークを築き上げています。 その地方創生事業をさらに発展させるツールとして、吉本興業会長である大﨑洋はテ
BS松竹東急は本年3月26日におかげさまで開局1周年を迎えました。 松竹、東急で設立、その後ザイマックスから資本増強をいただき、松竹グループのメディアとして、「伝統の継承と新しいものへの挑戦」を目指し、後発局ながら放送文化の発展に寄与させてもらいたいと、考えております。「毎日おうちで劇場気分!」が局
「小芝風花さんがキレキレで最高」「その滑舌が素晴らしい」「期待してたけど、想像の斜め上をいく面白さ!」......第1話のオンエア中からSNSで絶賛が相次ぎ、トレンド上位に躍り出たのが4月21日から始まったテレビ朝日の連続ドラマ『波よ聞いてくれ』(金、23・15~24・15 ※一部地域で放送時間が異
手元に白い一冊の小冊子があります。「毎日放送 放送基準」。制定されたのは1958(昭和33)年で、民放連放送基準にほぼ準じた「一般基準」「広告基準」はたびたび改正されてきましたが、憲法にあたる「前文」と「綱領」は64年間ほぼ変わっていません。「放送法」が守らなければならない法律なら、「放送基準」は自
テレビ番組の国際見本市として最も歴史のある「MIPTV」が今年60年を迎えた。しかし、4月17―19日に南仏カンヌで開催された「MIPTV 2023」で60周年が強調されたのは、オープニングパーティーでのささやかなバースデーケーキの演出くらい(写真㊤=©S.d'HALLOY /IMAGE &
「メディアの分極化」の背景 アメリカの「メディアの分極化」の背景は国民の分断以外の理由もある。 例えば、1980年代の規制緩和以降、「市場」拡大のため、メディア側が意図的に政治的な立場をとる番組を許したことも大きい。 地上波のテレビやラジオでは連邦通信委員会(FCC)が長年、運用していた「公平原則
保守派とリベラル派の間で議論すらも成立しないアメリカ社会の激しい分断が広がる中で、メディアが加担した責任は極めて重い。現在のアメリカのメディアは自分たちが進んで左右に分かれ、「報道」そのものに色が付けているものも少なくない。客観性を失いつつあるメディアに対する信頼度は地に落ちた。 民主主義と社会変革
NPO法人放送批評懇談会(放懇)が選出するギャラクシー賞は、今年で第60回を迎える。1963(昭和38)年に設立された放懇は、規約の中で取り組むべき事業の一つに「優秀なる企画並びに作品の発掘および推奨」を掲げていた。ギャラクシー賞は、それを具現化する取り組みであった。設立してから半年後に早くも年度賞
英国篇もいよいよ大詰めです。最後は、日本や米国では当たり前でも英国では珍しい(?)ローカルテレビ局のお話しを、前後編に分けてお届けします。 唯一の独立したローカルテレビ局"STV" 英国篇の初回でお話ししたように、現在の英国のテレビ放送は、他の欧州諸国と同様に、全国放送が基本です。しかし、1955年
アナログだけどワクワクする企画でリスナーを巻き込みたい! 2022年、開局30周年を迎えたエフエム徳島。このアニバーサリーイヤーに"長年聴いてくださっているリスナーに感謝を届けたい"、そして"まだ見ぬ新しいリスナーとの出会いを広げたい"。その両方を実現するための企画を考え、「旅するノート」が生まれま
2003年の発足から7月1日で20年となるBPO(放送倫理・番組向上機構)。放送倫理検証委員会、放送と人権等権利に関する委員会、放送と青少年に関する委員会の3委員会が、放送界の自律と放送の質の向上を促している。 「民放online」では、BPOの設立の経緯や果たしてきた役割、その成果などを振り返り、
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は5月15日に開幕30周年を迎える。Jリーグは成長戦略として「トップ層がナショナル(グローバル)コンテンツとして輝く」「60クラブがそれぞれの地域で輝く」という2つの柱を掲げている。後者の実現のために、4月からサッカー応援番組「KICK OFF! 〇〇」(〇〇は地域
今年の香港フィルマートでは世界各国のメディア・コンテンツ専門家が集まり、カンファレンス、フォーラム、ショーケース・プレゼンテーションなど20以上にわたって実施された。4年ぶりのリアル開催だったこともあり、登壇スピーカーによる議論・情報発信も自ずと熱気を帯びていた。今回はいくつかのセッションにフォーカ
民放連は、会員社が実施するメディアリテラシー活動に対して助成を行い、民放各社の同活動のさらなる発展と定着を目指している。詳細は、民放連ウェブサイトに掲載している。 民放onlineでは、通年企画として各社が実施しているメディアリテラシー向上のための活動を随時紹介していく。 今回取り上げる千葉テレビ放
2003年の発足から7月1日で20年となるBPO(放送倫理・番組向上機構)。放送倫理検証委員会、放送と人権等権利に関する委員会、放送と青少年に関する委員会の3委員会が、放送界の自律と放送の質の向上を促している。 「民放online」では、BPOの設立の経緯や果たしてきた役割、その成果などを振り返り、
英国の放送事業者によるネット配信BVODの後編です。今回は、BVODの視聴・利用の状況や、マネタイズ状況についてお話しします。 幅広い年齢層がBVODを視聴 図表1に英国におけるテレビ、ネット、DVD、その他の動画視聴時間の内訳を示しました。視聴率調査機関BARBのデータをもとにOfcomが推計した
テレビ朝日が製作したドキュメンタリー映画『ハマのドン』が5月5日(金)の東京・新宿ピカデリー、ユーロスペースなどを皮切りに、全国で順次公開となる。監督はテレビ朝日『報道ステーション』プロデューサーを務めた松原文枝。 本作の中心人物は"ハマのドン"こと藤木幸夫だ(=写真㊤中央)。横浜港の港湾荷役事業を
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。*2023年2月分を掲載。 【民放連】2.2 民放連と日本弁護士連合会(日弁連)の第31回「報道と人権に関する懇談会」で旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に関する報道をめぐり意見を交わす。民放連は報道委員会(大橋善光
民放ローカルテレビ社で昨年末からこの3月にかけて新たなウェブサイトの開設が相次いでいる。既存の局本体サイトとは別に、グルメやお買い物といった地元の旬な話題を定期的に配信するマガジンスタイルのウェブサイトだ。日本酒にジャンルを特化したユニークな試みも目を引く。各社の担当者にその狙いとこれからの展開を聞
在京ラジオ社の春の新番組がスタートした。ワイド番組の刷新・リニューアルや、さまざまなデジタル展開などの動きがみられた。 ワイド番組を刷新 文化放送は『好きがつながる 文化放送』をコンセプトに、夜帯を大きく改編した。今年20周年を迎える『レコメン!』(月―木、22・00―25・00)のパーソナリティを
いきなり唐突な質問をすみません。ローカル局の置かれている現状は厳しく、日々の業務に追われる中でこんな問いに答えている場合ではない、そうお感じになる方もいらっしゃるかもしれません。また、ビジネスを知らないNHKの職員はこれだから困るよね、というため息も聞こえてきそうです。でも、だからこそ敢えていま問い
ChatGPT狂騒曲が拡大している。 2022年11月に公開されたOpenAIのChatGPTは、そのインパクトから、他の類似のAIを巻き込み、あらためてAIの可能性と脅威について議論を呼んでいる。 進むAIの活用 すでに放送制作の現場ではAIの活用が進んでいる。 メディア企業向けのソフトウェアプロ
民放連研究所では、民放事業者による主にインターネットやモバイルメディアを活用したデジタル関連の新規収入源や新規事業領域開拓の可能性やビジネスモデルの探索を行い、民放連会員社の検討に資することを目的として、「民放のネット・デジタル関連ビジネス研究プロジェクト」を2011年度から設置している。 本プロジ
2003年の発足から7月1日で20年となるBPO(放送倫理・番組向上機構)。放送倫理検証委員会、放送と人権等権利に関する委員会、放送と青少年に関する委員会の3委員会が、放送界の自律と放送の質の向上を促している。 「民放online」では、BPOの設立の経緯や果たしてきた役割、その成果などを振り返り、
米FCC(連邦通信委員会)の5人目の委員がまったく決まらない。民主党側委員、共和党側委員ともに2名ずつのため、重要案件を審議できない膠着状態が約2年3カ月も続いている。バイデン大統領から指名を受けていたギジ・ソーン氏が3月に指名辞退を申し出たため、一連の承認手続きは振出しに戻ってしまった。これにより
4年ぶりにリアル開催された香港フィルマート アジア最大級の映像コンテンツ見本市「香港フィルマート」が3月13日から16日にかけて香港コンベンション&エキシビションセンターで開催された。香港貿易発展局が1997年から開催している映画・テレビなどの見本市で、フランスのMIPTV/MIPCOMや米国AFM
2023年冬クール(1~3月)のテレビドラマは、ファンタジーやSFのアイデアを用いて日常を描く作品に光るものが多かった。 バカリズムドラマの総決算『ブラッシュアップライフ』 その筆頭が、お笑い芸人のバカリズムが脚本を担当した『ブラッシュアップライフ』だ。 日本テレビ系で日曜22時30分から放送されて
2013年からスタートした任侠ドラマ『日本統一』は、現在シリーズ累計60作を超える。主人公の氷室蓮司と田村悠人が日本極道界の頂点を目指すサクセスストーリーだ。オリジナルDVD作品での展開から始まり、現在は動画配信サービスでも展開しており、人気を集めている。2022年10月に北海道文化放送(UHB)と
民放連営業委員会(委員長:石川一郎・テレビ東京社長)は4月12日、テレビの広告効果に関する特設サイトを開設し、動画「マンガでわかるテレビの広告効果」の公開を始めた。 テレビCMの価値を正しく評価し、広告会社とともにデータリテラシーを高め、広告主のマーケティング活動に役立つ企画提案を――動画は民放連研
今回と次回の2回に分けて、英国の放送事業者によるネット配信事業"BVOD"(Broadcaster VOD)についてお話しします。英国の放送事業者によるネット配信といえば、BBCのiPlayerがあまりにも有名ですが、それだけではありません。 BVODってそもそもなに? "BVOD"という言葉は、日
放送業界にようこそ。この春、新しく仲間入りされる新入社員の皆さんに「放送局の営業は面白い!」をテーマに、その業務内容や仕事の魅力などをご紹介させていただきます。私は皆さんがこの世に生を受けるずっと前の1994年に北日本放送に入社、おもにラジオ・テレビの渉外営業と営業企画を中心に営業畑を歩んで30年目
この春から新しく放送業界に入られた皆さん、ご入社おめでとうございます。"アドバイス"というようなたいしたことを言える立場にはありませんが、私の経験を少しだけお伝えできればと思います。 私は幼い頃から日常の中にラジオがある生活を送っていました。番組で音楽ランキングをチェックしてCDを借りたり、買ったり
20代は仙台放送で主にニュース番組を担当していた。18時台のニュース番組のアンカーをしながら、毎日取材に出かけ、企画や特集も制作していた。そうした発信に対する反響や手ごたえを感じる中で、ローカル局の役割とは地域に暮らし地域を愛する人々に光を当て、その人々と手を携えながらより良い地域社会を創っていくこ
放送界の動きを中心に、行政や海外の動向もあわせ、1カ月の動きを日誌形式で記録します。今年1月分から随時、掲載予定です。 【民放連】1.18 「文化審議会著作権分科会法制度小委員会報告書(案)」の意見募集に対する意見を文化庁に提出。民放連は簡素で一元的な権利処理方策と対価還元について、▷新しい権利処理
東日本大震災発生から12年が経った。住宅や交通インフラの復興や、避難指示の解除が進んでいる。一方で課題はまだ多く、東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出や、廃炉問題が解決しない中での原発再稼働の動きなどが見られ、賛否が分かれている。民放onlineは今年も岩手・宮城・福島の民放各局に、3月1
東日本大震災発生から12年が経った。住宅や交通インフラの復興や、避難指示の解除が進んでいる。一方で課題はまだ多く、東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出や、廃炉問題が解決しない中での原発再稼働の動きなどが見られ、賛否が分かれている。民放onlineは今年も岩手・宮城・福島の民放各局に、3月1
東日本大震災発生から12年が経った。住宅や交通インフラの復興や、避難指示の解除が進んでいる。一方で課題はまだ多く、東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出や、廃炉問題が解決しない中での原発再稼働の動きなどが見られ、賛否が分かれている。民放onlineは今年も岩手・宮城・福島の民放各局に、3月1
自ら取材し自分の言葉で 入社以来、報道畑で記者歴15年。今は福岡の夕方ニュース番組『報道ワイド 記者のチカラ』でメインMCを務めています。記者として毎朝取材に行き、放送開始ギリギリまで原稿執筆やスタジオ展開の調整、そして夕方からはキャスターとして取材実感を伝え続ける日々です。 他局の多くが、情報やグ
part1、part2とこれまで、英国の放送事業の基本的な構造とハード・ソフト分離を中心とした水平統合について見てきました。いわば基本的な供給構造について見たわけですが、今回は、需要面である市場の現状や視聴者のメディア利用について概観してみます。 1.基本統計:人口:約6,700万人、世帯数約2,8
"もしもし"の電話から写真や動画を送るツールへ 2009年、大手携帯電話会社からの"電話の文化を変えたい"という要望に応え、広島テレビ(当社)が幹事社となって、子どもの写真や動画を携帯電話から送るフォトコンテストを西日本のテレビ局延べ39局で実施し、6万点以上の応募がありました。 このときに構築した
ご承知のとおり、日本や米国の地上波放送事業者は、基本的に、制作→編成→送出→送信の全てのレイヤーを自分で行う垂直統合型です。対して英国は、前回見たように、事業者によって程度に差はあるものの、多くのレイヤ―が分離され、他社と統合されている水平統合型です。今回は日本で特に関心がありそうな、送信と送出の部
2003年の発足から7月1日で20年となるBPO(放送倫理・番組向上機構)。放送倫理検証委員会、放送と人権等権利に関する委員会、放送と青少年に関する委員会の3委員会が、放送界の自律と放送の質の向上を促している。 「民放online」では、BPOの設立の経緯や果たしてきた役割、その成果などを振り返り、
2003年の発足から7月1日で20年となるBPO(放送倫理・番組向上機構)。放送倫理検証委員会、放送と人権等権利に関する委員会、放送と青少年に関する委員会の3委員会が、放送界の自律と放送の質の向上を促している。 「民放online」では、BPOの設立の経緯や果たしてきた役割、その成果などを振り返り、
米国ローカルテレビのシリーズに続いて、今回より英国の放送についてお話しします。英国の放送と言えば、まず思い浮かぶのは100年の歴史を持つBBCですね。あとは欧州の衛星放送の巨人Skyでしょうか? いえいえ、ここでは、それらスターの陰に隠れて、あまり目立たない英国の地上民放を中心にお話しすることにしま
はじめに、放送業界に入ったみなさん、おめでとうございます。私は2022年に30年働いたテレビ局を退社し、大学教員に転身してから1年が経ちました。若者と向き合う日々を過ごすなかで、あらためて放送業界で働くことがどれだけ重要であるかを実感しています。それは、視聴者の心を動かし、社会を形づくる力があるから
戦後77年――。民放テレビ各局が2022年に制作した戦争関連の特番や特集について、民放onlineは地上テレビ社にアンケートを実施した。76社から寄せられた回答の一部を複数回にわたって紹介していく。今回は3回目(1回、2回)。音楽や歌を通じ、平和を伝える「合唱団」「少年」「フォークソング集団」を取り
在京地上民放テレビ5社の4月改編がこのほど発表された。特番などのトライアルを経てレギュラー化する番組や、若手クリエーターの育成、既存番組のさらなる強化・活用などが目立った。各社で視聴者の多様なニーズに応えるための試行錯誤がみられた。 フジテレビは、全日で26本の新番組を立ち上げた。中村百合子・編成制
まもなく4月。テレビ放送開始70年の今年、放送界は新たな放送人として第一歩を踏み出す若者たちを迎える。コロナ禍が3年余り続き、これまで当たり前だと思っていた日常がことごとく奪われた日々。ロシアのウクライナ侵攻による戦闘が長期化し、"戦争"を身近なものとして実感せざるをえない不確実性の時代。こうした経
ローカル局が制作し、地元で放送しているドラマの事例を紹介する第2弾。今回は、テレビ西日本、福井放送、山梨放送の3局を取り上げる。 (前回のHTB、NCC、TSKはこちら) テレビ西日本(TNC)は、福岡ソフトバンクホークスと共同制作した『1回表のウラ』(土、17・00―17・30)(=写真㊤)を3月
2023年の春、放送業界に新たに仲間入りする新放送人に向けて、経営者や先輩たちからのメッセージなどを連続企画でお届けします。1回目は新放送人への期待やアドバイスを、毎日放送の虫明社長にご自身の経験を踏まえて寄稿いただきました。(編集広報部) 「放送人」に仲間入りしてくれた皆さん、入社おめでとう。また
在京民放キー5局が中心となって、2015年にサービスを開始したTVer。テレビ番組の見逃し配信だけでなく、昨年からはリアルタイム配信やTVer IDによるログイン機能等を開始したほか、この1月にはZホールディングスグループとの業務連携も発表し、事業は継続して成長している。このほど、TVerの「今」と
2003年の発足から7月1日で20年となるBPO(放送倫理・番組向上機構)。放送倫理検証委員会、放送と人権等権利に関する委員会、放送と青少年に関する委員会の3委員会が、放送界の自律と放送の質の向上を促している。 「民放online」では、BPOの設立の経緯や果たしてきた役割、その成果などを振り返り、
2003年の発足から7月1日で20年となるBPO(放送倫理・番組向上機構)。放送倫理検証委員会、放送と人権等権利に関する委員会、放送と青少年に関する委員会の3委員会が、放送界の自律と放送の質の向上を促している。 「民放online」では、BPOの設立の経緯や果たしてきた役割、その成果などを振り返り、
戦後77年――。民放テレビ各局が2022年に制作した戦争関連の特番や特集について、民放onlineは地上テレビ社にアンケートを実施した。76社から寄せられた回答の一部を複数回にわたって紹介していく。今回は2回目(第1回はこちら)。太平洋戦争の体験者やその子・孫を取材し、戦争の悲惨さを伝える事例が多く
(㊤はこちら) 次に、震災報道と子どもに焦点を当てたい。テレビやラジオは、災害時にライフラインとジャーナリズムの役割だけでなく、緊張状態を緩和し心のケアをする癒しの提供という大きな役割もある。日本全体が極度の緊張状態にあった東日本大震災時にも、被災地外では早くバラエティが見たい、歌番組が見たい、アニ
放送文化基金主催の「全国制作者フォーラム2023」が2月18日に東京・如水会館で開かれた。今年度内に5地区(北日本、北信越、愛知・岐阜・三重、中・四国、九州・沖縄)で行われたフォーラムの締めくくりで、若手制作者ら約80人が参加。各地区から選ばれたミニ番組の上映やトークセッションを通じて、番組制作の実
2011年3月11日の東日本大震災から間もなく12年になろうとしている。4月になると、全ての小学生は東日本大震災を経験していない子どもたちになる。 昨年、新海誠監督の『すずめの戸締まり』が上映された。主人公の鈴芽は、普通の日常を過ごす高校生である。だが、夜には震災で犠牲になった母を夢の中で探し続けて
昨年末から、コミュニティFMの明暗を物語るニュースが飛び交っている。 「明」は、すぐにピンと来た方もおられよう。1992年12月24日にコミュニティFM第1号として開局した「FMいるか」(函館市)が、めでたく30周年を迎えたことだ。同時に日本のコミュニティFMが、30歳になったことになる。 FMいる
今回のテーマは「自社制作比率の謎を追え!」と冒険小説の邦題風にしてみました......。最近何かと話題な(?)民放の"自社制作比率"のお話しです。"自社制作比率"と言うワード自体は、以前からよく知られていますが、このデータの具体的な内容・特徴については案外知られておらず、その経営上の意味合いについて
2003年の発足から7月1日で20年となるBPO(放送倫理・番組向上機構)。放送倫理検証委員会、放送と人権等権利に関する委員会、放送と青少年に関する委員会の3委員会が、放送界の自律と放送の質の向上を促している。 「民放online」では、BPOの設立の経緯や果たしてきた役割、その成果などを振り返り、
1万人で「第九」を大合唱する、前代未聞の規模を誇るコンサート。それが「サントリー1万人の第九」です。 1983年、「大阪21世紀計画」の一拠点として、大阪城ホールが建設され、そのオープニング企画の募集がありました。このアイデアを毎日放送が企画し、サントリー代表取締役社長だった佐治敬三さんに話したとこ
7回にわたってお話しした米国ローカルテレビ篇(文末にリスト)では、米国のネットワーク系列ローカルテレビ局が、いかにローカルニュースに注力しているかについて、またローカルニュースがローカルテレビ局にとって最大の収入源であることについてお話ししました。そしてローカルニュースは、ほぼ無限にある無料チャンネ
「テレビ」と私たちが呼ぶようになって久しい電気家電は、いま、その立ち位置を急速に変えつつある。「テレビ離れ」という言葉をよく耳にするが、テレビ放送事業は奇しくも2月1日に70周年を迎えた。立派なオールドメディアである。 だが、テレビが積み重ねた膨大な時間の始まりは、もう少し前に求める方が正確である。
テレビを見ていてこんなこと思ったり感じたりしたことはないですか? 「あっ!この俳優さんが身に着けている服とっても素敵だな......どこのブランドなんだろう?いくらぐらいするんだろう?」「うわぁ、このケーキとってもおいしそう! どこのお店なんだろう? ほかにどんなメニューがあるんだろう?」など、テレ
年末から現在にかけてローカル局が制作し、地元で放送したドラマの事例を紹介する。今回は、北海道テレビ、長崎文化放送、TSKさんいん中央テレビの3局。 北海道テレビ(HTB)は、開局55周年ドラマとして『弁当屋さんのおもてなし』(土、10・40―11・10)(=写真㊤)を2月25日(土)から4週連続で放
放送局が学生をインターンシップで迎え、実践的な取材活動や動画制作を経験させる取り組みがみられる。そのうち、留学生が作った番組を放送する、学生と地元企業とのつながりを創出するなど、特徴的な2社を紹介する。 北海道放送:大学院との連携強める 北海道放送は2022年12月29日、北海道大学大学院国際広報メ
テレビ朝日の子会社である文化工房が製作したドキュメンタリー映画『ただいま、つなかん』が2月24日から宮城のフォーラム仙台で公開される。翌25日の東京・ポレポレ東中野を皮切りに、全国でも順次公開となる。 舞台は宮城県気仙沼市の唐桑半島鮪立(しびたち)にある民宿「唐桑御殿 つなかん」。元々は牡蠣の養殖業
(上)編では、検察の発表に依拠せざるを得ない実態と、改正施行からしばらくの報道ぶりを振り返った。後編では、実質的な第一号事案であった甲府の事件を振り返りつつ、実名・匿名報道の境界線を考え、さらに今後の課題を探っていきたい。 3.甲府事件が1つの基準か 時計を2021年秋まで一気に戻す。いわゆる甲府放
本稿は、2022年4月に施行された改正少年法によって、18・19歳の「特定少年」に関する報道の何が変わり変わらなかったのかを確認するものである。そもそも、特定少年は大人なのか子どもなのかという法そのものにかかる課題も念頭に置きつつ、加害者である少年の保護とその事件による被害者の可罰感情等の狭間(はざ
(前編はこちらから) 後編では、AIを用いた予測についてお話しします。民放連研究所でも1年ほど前から、AIを利用した予測を行っています。ひとくちにAIといっても幅広い概念ですが、機械学習を用いた予測モデルの構築を行っています。 AIを用いた分析手法とは? 本題に入る前に、最初が肝心ですので概念の整理
もし地上波という羽根をもぎとられたら、われわれテレビ局には一体何が残されているのか。そんなことを考えさせられるきっかけになったご当地ヒーローのお話です。 情報解禁日直前に 「金八先生」をリスペクトして昨年の春に生まれた「バカチンガー」(=写真㊤)。編成部が幹事となっている社内のSDGs推進プロジェク
先日、「2023年度のテレビ、ラジオ営業収入見通し」の記事を掲載しました。この営業収入見通しは、毎年1月に翌年度の予測値を発表し、年度半ばの9月にその改訂を行っています。今回と次回は、前・後編に分けて、「テレビ、ラジオ営業収入見通し」でどうやって予測を行っているのかについてご紹介してみたいと思います
『週刊TVガイド』が創刊して60年という月日が経ちました。プロダクトライフサイクルが30年と言われ、移り変わりの早い昨今のビジネス環境の中でここまで続けて来られたのは、ひとえに読者の皆さまと出版界ならびに放送局や芸能事務所の方々の助力のおかげだと感謝しております。 1962年の創刊時は、日本でテレビ
当社は1982年2月、全国で5番目のFM局として開局しました。これまで地域や人の魅力を、番組やイベントを通じて発信してきましたが、違った形で愛媛県を応援したい、特にさまざまな"日本一"を誇る愛媛県の第一次産業の魅力を、よりたくさんの方に届けたいと考えるようになりました。また、将来を見据え、放送事業だ
各地の放送局と放送文化基金が共催する「制作者フォーラム」が、昨年11月から全国5地区(北日本、北信越、愛知・岐阜・三重、中・四国、九州・沖縄)で相次いで開催された。5地区が揃って開催されるのは2018年以来。フォーラムでは、制作者同士の交流の場を設けることを目指し、若手制作者によるミニ番組コンテスト
英デジタル・文化・メディア・スポーツ省のドネラン大臣(当時)は1月5日(現地時間)、ジョンソン政権時代に民営化が決まっていた公共サービス放送局(PSB)のチャンネル4について、その計画を取りやめるとする大幅な政策転換を発表した。 新たな見解では、「現時点で英国のクリエイティブ産業を支援するには、売却
朝日放送テレビ(ABCテレビ)と吉本興業主催の漫才コンテスト『M-1グランプリ』の第18回大会の決勝戦が2022年12月18日に放送された。2001年から始まった同大会。10年に一度終了したが15年に再開し、以降は毎年12月に決勝戦を開催している。着実に成長を続け、ファンを増やしている同大会・番組の
(①はこちら) "従来型展示"の韓国LG・中国勢転換したパナソニック・韓国サムスン 毎回、会場の一番目立つところに陣取り巨大画面に曲面映像を映し出してきた韓国LG。昨年はその広いスペースを「公開空地」状態にしてイスと二次元コードのパネルを置いて、「製品情報はスマホで見て!」に方針転換し、ある意味、意
世界最大のエレクトロニクスショーCESが、1月5日から8日(現地時間)までアメリカ・ラスベガスで開催されました。"コロナ明けスグ"で"おっかなびっくり"開かれた昨年に比べると、はるかに多くの人々がCESに帰ってきました。主催者発表では来場登録者は11万5,000人超。昨年が4万5,000人、コロナ前
米国ローカルテレビ篇8回目は、いよいよ最終回(の予定......)です。今回はローカルテレビ局の費用と利益について見ていきます。かつて米国のローカルテレビ局(ラジオもそうですが)は、毎期安定して高いキャッシュを生み出すため、投資家にとっては魅力的な業界でしたが、現在はどうなっているのでしょうか? 実
その言葉から「哲学」を感じさせてくれる取材対象には、滅多にお目にかかれるものではない。「グラウンドで死にたい」「90歳までに甲子園に行く」「YouTubeを始めました」 83歳の現役高校野球監督・迫田穆成(さこだ・よしあき)。1939年、戦前の広島に生まれ、被爆もしている。戦後は広島で野球に興じ、5
フランスの公共放送フランス・テレビジョン(FTV)は1月20日(現地時間)、経営委員会(CSE)の臨時会合を開き、赤字続きのジョイントベンチャー(JV)「Salto」(フランステレビジョンとTF1、グループM6の民放2社が立ち上げた有料動画配信サービス)からの撤退を協議した。会議の出席者によると、F
民放連研究所では、毎年1月末に次年度の会員社の営業収入予測を公表している。本年は1月31日に「2023年度のテレビ、ラジオ営業収入見通し」報告会をオンラインで開催した。本稿ではテレビ、ラジオの全体状況を中心に、その概要について紹介する。 なお、地区別の予測値などを掲載している見通しの全文および報告会
北海道遠軽(えんがる)町。札幌から車で4時間かかる、オホーツク海側の小さなまちで生まれ育ったぼくは、テレビを通していつも「テレビの向こうの世界」を見ていた。 毎朝見る『めざましテレビ』では、今日の渋谷スクランブル交差点の模様。家で夕食を食べながら見る『どさんこワイド』では、建て変わってピカピカになっ
戦後77年――。民放テレビ各局が2022年に制作した戦争関連の特番や特集について、民放onlineは地上テレビ社にアンケートを実施した。76社から寄せられた回答の一部を複数回にわたって紹介していく。戦争への人々の思いを記録・継承するための取り組みのほか、ロシアによるウクライナ侵攻や沖縄の本土復帰50
毎回一人の外国人ゲストが登場し、仕事やライフスタイル、住んでいる地元を紹介。そこには外国人から見た「私たちの知らなかった」日本の魅力が見えてくる......というコンセプトで、2016年4月にスタートした当番組は、7年近くで約70カ国から260人ほどのゲストを迎えてきた。番組に参加してくれたゲストの
2023年も年明けのCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)から米国のテレビ業界は幕を開けた。今年のCESはほぼコロナ前の規模に戻り、テレビ業界関係者や広告関連ベンダーが顔をそろえ、広告関連企業が集まる"C Space"では多くの商談が持たれた。今年のCESではNielsen Oneを始め
米国ローカルテレビ篇もいよいよ最終パートです。今回と次回の2回に分けて米国ローカルテレビ局の経営についてお話しします。日本のローカルテレビは、中期的な売上の低迷により収益性が低下傾向にありますが、米国の場合はどうなのでしょうか? 今回は収入面を中心に紹介し、次回、費用と利益について見ることにします。
インターネットを軸にメディア環境が激変する中、これからの放送はどんな役割を果たすべきか。いま、何が求められているのか。テレビ放送開始から70年、これまで以上に"テレビの真価"が問われている。山積する課題を前に1月25日、NHKの新しい会長に稲葉延雄氏が就任した。 就任の記者会見で、稲葉新会長は「私の
FIFAワールドカップ・カタール大会が2022年11月20日―12月18日に開かれた。テレビ朝日とフジテレビ、NHKが中継、ABEMAが生配信を行った。日韓大会からロシア大会まではオリンピックと同様に民放とNHKで組織するJC(ジャパン・コンソーシアム)が放送権を獲得していたが、カタール大会は個別の
FIFAワールドカップ・カタール大会が2022年11月20日―12月18日に開かれた。テレビ朝日とフジテレビ、NHKが中継、ABEMAが生配信を行った。日韓大会からロシア大会まではオリンピックと同様に民放とNHKで組織するJC(ジャパン・コンソーシアム)が放送権を獲得していたが、カタール大会は個別の
信越放送が制作した『私の中のかけらたち~虐待を生きる22歳~』が、2月11日(土)を中心に民間放送教育協会(民教協)に加盟するテレビ33局で放送される。加盟局から寄せられた企画を映画監督の森達也さんらが審査し、毎年1作品を番組化する「民教協スペシャル」の37回目。 ディレクターは、第37回「地方の時
2022年の秋クール(10―12月)のドラマは意欲作が話題となった。 一番の話題作は、やはり『silent』(フジテレビ系)だろう。聴覚障害を題材にした恋愛ドラマで、物語は青羽紬(川口春奈)が高校の時に恋人で、現在は「若年発症型両側性感音難聴」を患っている佐倉想(目黒蓮)と再会する場面から始まる。本
NHKの新しい会長に稲葉延雄氏が1月25日に就任する。稲葉氏は日本銀行の理事を務めたあと、リコーの取締役会議長などを歴任した。NHK外部からの会長就任は、2008年以降連続で6人目となる。 今年は、日本でテレビ放送が始まって70年を迎える。1953年2月1日にNHKが、8月28日には民放第1号の日本
名脚本家として知られた市川森一(1941-2011)の名を冠して、新進の脚本家に賞を贈る「市川森一脚本賞財団」が、10年を区切りとして1月末に解散する。10回を数えた市川森一脚本賞では9人が本賞、2人が奨励賞を受賞した。その後、バカリズムと金子茂樹、野木亜紀子の3人が向田邦子賞に輝いたように、受賞者
2018年5月から「民間放送」紙上で続いてきた、放送の未来を第一線の放送人に語っていただく当リレー連載。今回登場するのは、ディレクター、プロデューサーとして数多くのドキュメンタリー番組を手掛けてきた関西テレビの柴谷真理子さん。 子どもの頃、大好きな番組がありました。異国情緒あふれる喜多郎さんのテーマ
番組のおはなしの後編です。後編では、米国ローカルテレビの(ほぼ)唯一の自社制作番組であるローカルニュースが、ローカル局の営業や経営にどう貢献しているのかを中心に見て行きます。 ナショナルクライアントへのセールスは外部委託 まずローカルニュースの営業についてお話ししますが、その前に、前回お話ししたネッ
1.はじめに...「法律監修」という仕事があるのを知っていますか? 筆者は一般的な弁護士業の傍ら、しばしばドラマや映画などの「法律監修」を依頼されることがある。コンテンツの「法律監修」という仕事に関しては、これといって明確な定義もなく、また経験者などによって具体的な内容が明かされることも少ない。そこ
「人災になりますよ、あれは。今手を打たなければ」。2014年に録音された音声は、まさにこの災害を"予言"していた。 2021年7月3日、降り続いた雨で何かが起こるかもしれないと私は県庁の記者クラブに詰めていた。静岡県内では冠水や橋げたが崩れるなどの被害が確認されていた中、昼前に届いたSNSの動画に衝
東海テレビドキュメンタリー劇場の第14弾となる『チョコレートな人々』が、1月2日の東京・ポレポレ東中野や愛知・名古屋シネマテーク、大阪・第七藝術劇場、福岡・KBCシネマを皮切りに全国で順次公開されている。監督は、2011年公開の同劇場第2弾『青空どろぼう』を手掛けた鈴木祐司氏。 本作の主な舞台は、愛
各地の放送局と放送文化基金が共催する「制作者フォーラム」が、11月から2023年1月まで、全国5地区(北日本、北信越、愛知・岐阜・三重、中・四国、九州・沖縄)で開催されている。フォーラムでは、制作者同士の交流の場を設けることを目指し、若手制作者によるミニ番組コンテストと、ゲスト審査員のトークセッショ
今回のテーマは、テレビ放送事業のコアである番組です。米国のローカルテレビではどんな番組が放送されているのでしょうか? 前後編の2回に分けておはなしします。 プライムの前と後にローカル枠 まずは日本同様、テレビ視聴最大のボリュームゾーンであるプライムタイム(19-23時)の編成を見てみましょう。図表1
2022年4月、日本メディア学会に「ジェンダー研究部会」が発足した。同学会には研究者、実務家などが参加しており、春と秋、年間2回の大会開催に加え、さまざまな研究部会が主体となり、年間15回程度の研究会を開いている。研究部会には、理論、放送、メディア史などがあり、8つ目の研究部会として作られたのがジェ
広告会社から独立し、2014年にCreativity for local, social, globalを掲げてPOPS社を設立して8年が過ぎました。現在、仕事をしている地域は40都道府県に及びます。認知度向上、観光、移住定住などを目的とした自治体のシティプロモーションや地域企業のブランディングや商
ビデオリサーチ(VR)は11月29日-12月1日に、「VR FORUM 2022」をオンラインで開催した。今回は「生活者とメディアのダイバーシティを見つめる。」と題し、メディアや広告主が目指す未来を全23の講演やセッションから考えた。 初日のセッション「放送局はこの後どうなっていく? テレビの価値を
民放連研究所は、客員研究員会(座長=三友仁志・早稲田大大学院教授)の研究成果をまとめた書籍『デジタル変革時代の放送メディア』を11月20日、勁草書房から刊行した。 デジタル技術の進展が社会変革の中心的な役割を果たし、メディアにも変革をもたらしている現状を踏まえ、放送あるいはメディアが直面するさまざま
各地の放送局と放送文化基金が共催する「制作者フォーラム」が、11月から2023年1月まで、全国5地区(北日本、北信越、愛知・岐阜・三重、中・四国、九州・沖縄)で開催されている。フォーラムでは、制作者同士の交流の場を設けることを目指し、若手制作者によるミニ番組コンテストと、ゲスト審査員のトークセッショ
以前、ある建築家の展示を見に行った。予備知識がなく、展示の大半を理解できなかった。唯一分かったのは、建物にはさまざまな思いが込められていること。普段建築家の思いを想像しながら建物を見たことがなく、その時初めて気づいた。 その展示をきっかけに建物に少し興味を持った。そこで最近社屋を新しくした宮城県仙台
写真:「ITVX」ウェブサイトから イギリス最大の民放局であるITVは、12月8日、オンデマンドの広告モデル(AVOD)と有料モデル(SVOD)を組み合わせたハイブリッド配信サービス「ITVX」を開始した。これに伴い、同局のこれまでの無料配信サービス「ITV Hub」や、その有料版「ITV Hub+
各地の放送局と放送文化基金が共催する「制作者フォーラム」が、11月から2023年1月まで、全国5地区(北日本、北信越、愛知・岐阜・三重、中・四国、九州・沖縄)で開催されている。フォーラムでは、制作者同士の交流の場を設けることを目指し、若手制作者によるミニ番組コンテストと、ゲスト審査員のトークセッショ
「民放online」では2022年日本民間放送連盟賞(民放連賞)の関連記事を多数掲載しています。このページではグランプリ・準グランプリや部門ごとにそれらの記事を整理してみました。ぜひご覧ください! 【グランプリ・準グランプリ】<ラジオ> 審査講評 / グランプリ受賞のことば / 準グランプリ受賞のこ
「おかげ」などとは口が裂けても言えない。しかし、全世界を揺るがしたコロナの影響で、番組『やったぜ!じいちゃん』が生まれたことは間違いない。 会社に届いた一通の手紙。「私の父、舟橋一男は生まれてすぐ脳性まひで障がい者となり、話すことも歩くこともままなりません。50年前、そんな父をCBCテレビが番組にし
TBSテレビのドキュメンタリー映画『戦場記者』 が12月16日(金)、東京の角川シネマ有楽町やヒューマントラストシネマ渋谷などを皮切りに全国で順次公開される。監督は、JNN中東支局長で今年ボーン・上田記念国際記者賞を受賞した須賀川拓氏(=写真㊤)。ロンドンを拠点にパレスチナやイスラエル、アフガニスタ
この番組で最初に取材したのは、2017年3月に山形県鶴岡市の善宝寺で営まれた満州開拓親子地蔵尊の70年法要でした。開拓関係の碑というと、「拓魂」とか勇ましい感じのものを多く目にしますが、地蔵さまから伝わってきたのは煎じ詰めたような悲しみです。建てられたのは敗戦の2年後。食うや食わずの暮らしの中で、生
第42回「地方の時代」映像祭(主催=民放連、NHK、関西大などで組織する実行委員会)のグランプリ受賞作の上映会が12月3日、関西大学東京センターで開かれた。受賞作の静岡放送『SBSスペシャル 熱海土石流 ―なぜ盛り土崩落は防げなかったのか―』を上映。ディレクターを務めた和田啓氏と熱海土石流被害者の会
各地の放送局と放送文化基金が共催する「制作者フォーラム」が、11月から2023年1月まで、全国5地区(北日本、北信越、愛知・岐阜・三重、中・四国、九州・沖縄)で開催されている。フォーラムでは、制作者同士の交流の場を設けることを目指し、若手制作者によるミニ番組コンテストと、ゲスト審査員のトークセッショ
2022年10月29日、韓国ソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)で158人が死亡、196人が負傷する事故が起きた。外交部(部は日本の省に当たる)の発表によると、外国人犠牲者も14カ国26人いる(執筆時点)。12月2日、韓国政府は事故発生後設置した「梨泰院雑踏事故中央災難(災害)安全対策本部」の運営を
後編ではMIPCOMのコンテンツトレンドや日本勢の活躍ぶりについて触れたい。イベント終了直近に日本からのベテラン参加者から質問を受けた。「かつてなら北欧の暗い雰囲気のドラマ(ノルディック・ノアール)や、完成度が高まったトルコドラマなど、分かりやすい傾向があったが、コンテンツに関する講演を聞いても、何
ロシアの無差別攻撃でウクライナの犠牲者が増え続けていた。村上春樹文学の読者は現地にもいる。「戦争について何かやりませんか」と村上さんにメールを送ると、「やろう」とすぐに返信があり、「戦争をやめさせるための音楽」というメモも。『村上RADIO』は毎月最終日曜だが一刻も早くと、フルネットの特別枠、CM抜
このような賞をいただき、うれしい気持ちでいっぱいです。何よりも青森県だけでなく、全国の人に聴いて、考えていただける機会を得たことは感謝の言葉もありません。宇佐美翔子さんと岡田実穂さんが願う、性的少数者が暮らしやすい社会になればと思います。 「パートナーシップ制度が使えるところに生きる人は使える、それ
今回は、前回も触れましたが、米国の放送局所有会社のはなしです。日本にはない業態の会社ですので、ピンとこない部分もあるかも知れませんが、米国のローカル放送を語る際に理解必須の情報ですので、できるだけわかりやすくお話ししたいです(願望......)。 テレビ局所有会社とは? 前回お話したように、米国の場
3年ぶりに"フル対面"での開催が実現した世界最大級の動画コンテンツ見本市「MIPCOM 2022(10月17―20日)」は、南仏のカンヌに再び1万1,000人を集めことに成功した。主催者(RX France)側トップのルーシー・スミス氏は、「近年オンライン開催をせざるを得なかった状況の中で、見本市の
タイムズスクエアの大掲示板で、投票を訴える広告(11月6日、筆者撮影) 米中間選挙の投開票が11月8日、実施された。大統領選挙の間の年に4年に一度行われるいわば「総選挙」。バイデン大統領と民主党が上下院の過半数を失い、共和党が大勝する「赤い波(赤は共和党の党色)」が起きると予想されていた。しかし、民
県内59市町村の"県民リポーター"が、自撮り動画で地元の魅力をリポートする「ふるさとシェア!」。福島放送の夕方ワイド番組『シェア!』(月―金、第1部=15・48―16・45、第2部=18・15―19・00)の看板コーナーです。県民リポーターを務めるのは、福島に住む一般の人々で、年齢は5歳から70代ま
電子情報技術産業協会(JEITA)が主催するInter BEE 2022(国際放送機器展)が11月16―18日、千葉市の幕張メッセでオンラインを併用して開催された。放送機器や技術の展示のほか、民放関係者らが登壇した講演なども行われた。オンライン上の会場は12月23日まで公開されており、一部を除いたコ
北海道放送『夜のブラキタ』(木、24・56―25・26) 北海道文化放送『日本統一 北海道編』(月、24・25―24・55)『それはまるでトリンドルな1日でした。』(火、21・54―22・00) IBC岩手放送『いわて見聞録』(最終土、25・28―25・58) TBSテレビ『不夜城はなぜ回る』(月、
前回に続き、今秋のローカル新番組を紹介する。今回はプライム・深夜帯。制作者に挑戦の機会を与えるトライアル枠や、若者にフォーカスした番組のほか、テレビ社が共同制作に参加した人気任侠シリーズ初の地上波ドラマなどが並んだ。 新番組一覧はこちらから。 新企画に取り組む 新しい試みに取り組む番組が並んだ。IB
11月12―18日まで大阪・吹田市の関西大で開かれた第42回「地方の時代」映像祭(主催=民放連、NHK、関西大などで組織する実行委員会)。12日にコンクールの贈賞式やシンポジウムを開催したほか、翌13日にはワークショップなども行った。 12日のシンポジウムは「地域からは日本と世界のいまが見えてくる」
放送エリアのはなし②では、エリア内のテレビ局の構成や所有・オペレーションの構造、実態についてご紹介します。日本と似ているところもあれば、かなり様相が異なるところもあります。 放送免許と放送局所有会社の関係は? なお、前回の最後の部分でも少し触れましたが、DMAはケーブルテレビ、衛星放送での地上波再送
「貨物列車」と「高級車」――。やきそばかおるさんが民放onlineのコラムでも触れているとおり、この秋、独特の「音」にこだわったローカルラジオ番組が始まっている。番組立ち上げの背景や手応えを制作者に聞いた。 AIR-G'(FM北海道)の『JR貨物presents Sound of Train』(月―
民放連経営委員会(寺内達郎委員長)は"財務に関する課題への対応"と"労務に関する課題への対応"の2つを柱とする委員会ですが、これらに加えて"民放経営に関する課題への対応"にも取り組んでおり、その施策として「人材採用支援事業」を実施しています。 この事業は2016年度に「ローカル局の新卒者採用支援事業
今秋の改編でラジオ関係者やラジオファンをとりわけ驚かせたのが、開局63年目を迎えて大きな改編を行った東海ラジオだ。その改編率は59%にも上る。コンセプトは「オトナのミュージックステーション」。これまでのトーク中心のプログラムからエッジの効いたトーク&ミュージックプログラムへと進化するというもの。今春
秋田放送『ぼなぺてぃ。~召し上がれ♪秋田のお菓子たち~』(日、11・45―11・55) さくらんぼテレビ『どどどどっとJP』(第1土、10・25―11・00) 福島中央テレビ『KICK OFF! FUKUSHIMA』(日、6・00―6・15) テレビユー福島『なんでかんで見っせ!』(土、7・00―7
民放onlineは今秋のローカル新番組について、地上民放テレビ127社にアンケートを行った。今回は午前・午後帯の番組を紹介する。地元のスイーツを取り上げるミニドラマや、新しい目線で地域情報を発信する番組のほか、サッカーチームや県との連携企画などに取り組む事例もみられた。 新番組一覧はこちらから。 ス
欧州で、ネット中立性をめぐる議論が再燃している。欧州の通信事業者(ISP)がIT企業にネットワーク使用料(以下、「使用料」)を負担させるようEU議会に求めたことから、これに反発するIT企業側が、「ネット中立性」規則を盾に反論しているからだ。この「公正なコスト負担」vs「ネット中立性」という構図の論争
2018年5月から「民間放送」紙上で続いてきた、放送の未来を第一線の放送人に語っていただく当リレー連載。今回登場するのは、自身の趣味を起点とした番組を新人時代に立ち上げ、テレビ東京に出向した経験も持つテレビせとうちの宮田絵利さん。 私はテレビが好きです。朝起きて、帰宅して、一番にテレビを点けます。目
長年親しまれてきた海外旅行用のガイドブック『地球の歩き方』が今年、札幌テレビ(STV)とタッグを組んで「北海道版」を制作した(7月20日既報)。『地球の歩き方』は2020年9月に「東京版」を発行したのを皮切りに国内版を展開している。今回、編集長の宮田崇さんと北海道版のプロデューサーを務めた今井歩さん
今年もあと1カ月あまり。2022年は長く歴史に刻み込まれる年になるに違いない。2月、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった。"プーチンの戦争"と言われるように権威主義的国家のトップが仕掛けた他国への侵攻を、世界は止められないままだ。すでに9カ月近くがたつが事態打開に向けた動きが見えない中で、戦況はさら
安倍晋三元首相の「国葬」を生中継した各局の番組は、世論の分断に配慮する(翻弄された?)かのように、それぞれ独自の工夫や試行がみられ、視聴者に与える印象も大きく異なるものだった。そこで本稿では、NHKおよび民放各局の特徴をごく簡潔に比較してみたい。 通常のテレビ放送の編成が変更され、特別枠で中継される
テレビの報道が子どもたちにもたらしていることについて考えるにあたり、学校での道徳のことから書き始めたい。1958年に特設されて戦後の道徳教育を担ってきた「道徳の時間」は、小学校では2018年度から「特別の教科 道徳」として教科化された。11年の大津の事例をはじめとする数々のいじめ事件や、残忍な少年犯
「Takara Leben Group presents 民放ラジオ99局"スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン WE LOVE RADIO松任谷由実 50th ANNIVERSARY~日本中、ユーミンに包まれたなら~」。 ラジオをスピーカーで楽しむライフスタイルを提案していく本キャンペーンでは
9月、ホウセイケン(「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」)の下に「公共放送WG(ワーキンググループ)」が設置され、議論がスタートしました。 来年6月に最終報告を取りまとめる方針で、これをもとに法案作成作業などが進みます。内閣法制局からの厳しいチェックを受けたうえで、法体系全体に矛盾
山形テレビ(YTS)は開局の翌年1971年10月から、山形経済同友会と協力して毎週『提言の広場』(土、7・30―8・00)という30分の討論番組を制作し続けています。当社の社史を紐解くと、この年の6月に山形経済同友会が設立、「政策提言集団として、利害をはなれた立場で県勢発展のために発言し行動する」と
2カ月以上間が空いてしまいましたが、放送のいろいろな側面をデータをもとに見てみる"データが語る放送のはなし"第9回です。今回から何回か連続で米国のローカルテレビに関するデータをご紹介します。パート1である今回のテーマは、"米国ローカルテレビの放送エリア"です。 日本の地上波テレビのエリアについては、
いつもの長話を何度も聞かされ、うんざりする。ついには、その人を避けるようになる......。誰にでも思いあたる、ごくありふれた経験だが、マス・メディアでも似た現象が起こる。典型例は、以前に筆者が紹介した、ロイター・ジャーナリズム研究所による『デジタル・ニュース・レポート』に見られる。2022年初頭に
【10月13日審査】審査委員長=山田覚(博報堂DYメディアパートナーズ 取締役執行役員、日本広告業協会メディア委員会委員)審査員=井上由美子(脚本家、フジテレビジョン番組審議会委員)菊地由美子(時事通信社 文化特信部記者)小谷実可子(JOC常務理事、シンクロプロデューサー、テレビ朝日番組審議会委員)
【10月13日審査】審査委員長=ロバートキャンベル(早稲田大学特命教授、エフエム東京番組審議会委員長)審査員=小川一至(共同通信社 文化部記者)奥貫薫(俳優、J-WAVE番組審議会委員)後藤洋平(朝日新聞 編集委員)齋藤幸蔵(マッキャンエリクソン 取締役メディアブランズCOO、日本広告業協会メディア
「えっ、少年隊って、あの少年隊ですか?」――この番組の立ち上げの中心的役割を担った馬場尚子さん(フリーアナウンサー)から相談を受けたのは、2021年3月26日でした。「はい、もちろんあの少年隊です。ファンのみんなが支える、少年隊の曲だけをかける番組をやってみたいんです」 馬場さんがそれを思いついたキ
1972年4月の開局から50周年を迎えたテレビ神奈川(tvk)。音楽ライブのイベントをはじめ、多彩な周年企画を手がけています。記念番組には自らも"本人役"で出演した熊谷典和社長にインタビューしました。 ――tvkとの"なれそめ"は。 生まれは三重県ですが、幼稚園に入るころには横浜に移り住んでいたので
在京ラジオ各社の10月新番組が始まった。ポッドキャストやSNSを用いてマルチに展開し、新規層の獲得を目指しつつ、リスナーを掴んで離さないようさまざまな魅力ある新しい番組や試みが並ぶ。 J-WAVEは「TOKYO POP CULTUREを世界へ」というビジョンを具現化すべく、平日の夕方ワイド枠で24年
8月26日中央審査【参加/16社=16件】審査委員長=水島久光(東海大教授)審査員=石澤靖治(学習院女子大教授・元学長)、音 好宏(上智大教授)、草野満代(フリーアナウンサー)、田家秀樹(音楽評論家、ノンフィクション作家) 3年ぶりの「対面」での審査会は、白熱した議論となった。16事績とエントリー数
9月27日、日本国が主催し日本武道館で14時から18時過ぎまで行われた「故安倍晋三国葬儀」(国葬)。民放onlineが在京テレビキー局、在京ラジオ局に行ったアンケートに基づき各社の対応を紹介する。 在京テレビキー局の対応 在京テレビキー局は、特番や通常番組の枠の拡大などの対応を行った。 ▷日本テレビ
8月22日中央審査【参加/103社=103本】審査委員長=鏡 明(評論家、元電通顧問、㈱ドリル エグゼクティブ・アドバイザー)審査員=上田紀行(東京工業大学副学長・リベラルアーツ研究教育院教授)、奥貫 薫(俳優)、たかのてるこ(旅人、エッセイスト) ※下線はグランプリ候補番組 2022年のテレビエン
放送局にとって映像の出口は増加傾向にあり、番組を制作するうえで、いかに"効率よく"そして"質の高い"コンテンツを生み出せるかが今後さらに重要となります。これらの課題に対してアプローチすべく、AI業務支援システム「エイディ」を社内開発しました。 最初は1人でのプログラム開発から始まりましたが、今では4
今年で15回目となる「東京ドラマアウォード2022」(主催=国際ドラマフェスティバル in TOKYO実行委員会)の受賞作が決定した。10月25日に東京プリンスホテルで授賞式を開催。新型コロナウイルス感染対策のため、プレスと一部関係者のみの参加とした。 連続ドラマ部門はTBSテレビ『最愛』が、単発ド
8月25・26日中央審査【参加/15社=19件】審査員=民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」委員 技術部門は、民放連会員各社の放送技術に関する開発・改良などにより、民放事業に貢献し、その発展に寄与した事績に賞を贈る。 本年は15社19件の申請があり、民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」が、有
1981年にテレビ朝日で開始され、その後、中断の期間を経て2003年からBS朝日で放送されている『ベストヒットUSA』。小林克也さんの軽妙洒脱な司会とディープな解説は、多くのファンを長年とらえて離さない名物番組となっている。このほど、開始から40年を超えた長寿番組の制作に長年携わってきたBS朝日の川
「青春ってすごく密なので」。夏の甲子園の優勝インタビューで仙台育英高校の須江航監督が語ったこの言葉から、自然と"みのだん"と過ごした1年半を思い返している自分がいました。 大阪府立箕面(みのお)高校ダンス部、通称"みのだん"。彼らの取材を開始したころ、世間では新型コロナによる自粛ムードが高まっており
8月23日中央審査【参加/12社=12本】審査委員長=やすみりえ(川柳作家)審査員=井上祐紀(児童精神科医、福島県立矢吹病院副院長)、加藤 理(文教大学教授)、金田 淳(日本PTA全国協議会会長) 優れた内容の番組が多く、最終的に入賞へ届かなかった惜しいものもいくつかありました。その中でも特に、ドキ
このたびは、栄誉ある素晴らしい賞を頂きありがとうございます。この作品はサスペンスでありながら、さまざまな深い愛情を描いた人間ドラマにしたいと企画しました。湊かなえさん原作の『夜行観覧車』『Nのために』『リバース』を一緒に作った脚本の奥寺佐渡子さんと清水友佳子さん、そして塚原あゆ子監督をはじめとする優
今年の夏は、7月8日の参議院選挙期間中に起きた山上徹也容疑者による安倍晋三元首相射殺事件の影響によって、大きく浮上した宗教の問題や国葬の話題が日本中を席巻した。その影響は現在も続いており、どこか殺伐とした空気が漂っている。そのため、夏クールのドラマも、追い詰められた個人の鬱屈やいらだちと向き合う誠実
8月23日中央審査【参加/19社=19本】審査委員長=大友啓史(映画監督)審査員=岡室美奈子(早稲田大学坪内博士記念演劇博物館館長)、布施英利(美術批評家、東京藝術大学教授)、ブルボンヌ(エッセイスト、女装パフォーマー) ※下線はグランプリ候補番組 長引くコロナ禍で配信コンテンツを視聴する習慣が根づ
マスコミ倫理懇談会全国協議会は9月29―30日、第64回全国大会を盛岡で開催した。新型コロナ報道や東日本大震災、メディアにおけるジェンダーなどをテーマに、全国94社・団体から317人(会場192人、オンライン125人)が参加し議論を重ねた。 【記念講演】東京大大学院の渡邉英徳教授が「災害・戦災の記憶
"エバーグリーンなオールディーズ・ソングから、超絶カルトなレア音源まで。最高の選曲と最高の音質でお届けする55分間" ――このコンセプトで1992年10月3日(土)にスタートした『山下達郎のサタデー・ソングブック』。その後、日曜日に移動して『山下達郎のサンデー・ソングブック』(日、14・00―14・
フランス・カンヌで世界最大級のコンテンツ見本市「MIPCOM 2022」 が10月17日に開幕した。主催者(RX France)トップのルーシー・スミス氏が初日の朝一番に壇上に立って来訪者を歓迎したのは、同イベント会場付近のホテルで開かれた「国際ドラマフェスティバルin Tokyo」による朝食会の席
ある日、会社に届いた1通の手紙。「私の父、舟橋一男は生まれてすぐ障がい者になり、話すことも歩くこともままなりません。50年前、そんな父が障がい者の友人と旅行する様子をCBCテレビが番組にしてくれました。障がい者が家族にいることすら隠すような時代。障がい者だけで旅をするという世間的には非常識なこと、そ
東北大学加齢医学研究所所長の川島隆太教授は、人間が何かをしているときに脳のどの部分が働くかを調べる、脳機能イメージング研究の世界的権威です。また、「脳トレ」ブームの立役者として、ゲームソフトが世界的に大ヒットするなど、産学連携活動にも積極的な方でもあります。仙台放送は川島教授と約20年にわたり、番組
東日本大震災後の福島や東京電力福島第一原発事故に関係する映像作品にフォーカスした「福島映像祭2022」が9月17―23日、東京のポレポレ東中野で開かれた。9作品の上映に加えてトークイベントも組まれ、民放からは5番組が上映された。主催は認定NPO法人OurPlanet-TV。2013年、震災や事故の風
「一人放送局」として動いてみる 2015年に独立し、地元・福島県いわき市で場づくりや情報発信に関わって、今年で8年目になる。地方の民放テレビ局員だった時代は20代のたった3年間だけだったと思うと、民放連のコラムにぼくなんぞが文章を寄せていいのだろうかとも思うけれど、なぜだかどうして、雑多な仕事を請け
民放連技術委員会(羽牟正一委員長)は、11月16―18日まで、「第59回民放技術報告会」を千葉市の幕張メッセ・国際会議場で開催する。民放各社が制作技術や送出・配信などの研究、開発実績に関する技術報告を行う。 17日14時からの特別企画では「ファイルベースの"これまで"と"これから"~テープからディス
香川県高松市にある小さなカフェバー「珈琲と本と音楽 半空(なかぞら)」が主催する「半空文学賞」。 本好きのオーナー岡田陽介さん(=写真㊧)が店内で文章を書いている人を見て「何を書いているのか読んでみたい」と、好奇心を抱いたところから誕生した文学賞です。 2015年に「珈琲」というテーマで第一回がスタ
3年ぶりのリアル開催となった欧州の放送「機器展」IBC。9月9日から4日間、オランダのアムステルダムで開催されました。コロナ前より少し小ぶりでしたが、170の国・地域からの3万7,000人の参加者があったと発表され、そのほとんどはマスクなしで久々の再会を喜び合っていました。 駆け足で見て回りましたが
8月22日中央審査【参加/62社=62本】審査委員長=やきそばかおる(コラムニスト)審査員=犬山紙子(エッセイスト)、嶋浩一郎(博報堂執行役員・エグゼクティブクリエイティブディレクター)、長島有里枝(写真家) ※下線はグランプリ候補番組 コロナ禍に入り2年半が経過した昨今。ライブやイベントが少しずつ
テレビ東京の社員として、数々のバラエティ番組を手がける現役のテレビプロデューサーである佐久間宣行さん(2021年3月31日退社)が「オールナイトニッポン0」のパーソナリティに就任したのは19年4月のことでした。他の放送局の現役社員がオールナイトニッポンのレギュラーパーソナリティに就任するのは、55年
石川テレビのドキュメンタリー映画『裸のムラ』が10月8日(土)、東京のポレポレ東中野と石川のシネモンドを皮切りに全国で順次公開される。監督は富山のチューリップテレビ時代に『はりぼて』(2020年)を手掛けた五百旗頭幸男氏(=写真㊤)。「石川県知事を中心とした県政をめぐる動き」「県内に暮らすムスリムの
8月19日中央審査【参加/45社=45本】審査委員長=近藤則子(老テク研究会事務局長)審査員=青木江梨花(脚本家、日本脚本家連盟理事)、亀渕昭信(通信文化協会理事)、西村達郎(演出家、作詞家) ※下線はグランプリ候補番組 ラジオの生ワイド番組はパーソナリティの魅力とともに、各地の文化やリスナーとの交
番組に関わっていただいた全ての方に感謝します。取材に応じていただいた方のうち、分かっているだけで3人が亡くなっています。本当に残念ですが、つらい話も誠心誠意していただいて、心からありがたく思っています。 「なぜ父は私たちを満州に連れて行ったのだろう。そうしなかったらこんな思いをしなくて済んだのに」.
8月19日中央審査【参加/114社=114本】審査委員長=遠藤 薫(学習院大教授)審査員=金川雄策(Yahoo! Japanクリエイターズプログラム チーフ・プロデューサー)、榊原美紀(弁護士)、竹内 薫(サイエンス作家) ※下線はグランプリ候補番組 今回、最優秀候補としてノミネートされた作品はいず
9月28日、民放連研究所は、本年1月28日に発表した「2022年度のテレビ、ラジオ営業収入見通し」を改訂し、新たに現時点での23年度の予測値も加えた「2022~2023年度のテレビ、ラジオ営業収入見通し」を発表した。22年度については、テレビ、ラジオともに年初の予測をかなり下方修正しており、特にテレ
民放連ラジオ委員会(委員長:上口宏文化放送会長)は2021年度から、民放ラジオ99局"スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーンを展開している。このほど、キャンペーンのアンバサダーを務める松任谷由実さん出演の特別番組の放送が決まり、9月25日にTOKYO FMホールで公開収録が行われた。 特番のタイト
9月19日、東京・ユーロライブでラジオリスナーによるリスナーのためのトークイベント「ラジオリスナーフェス2022」が開かれた。自身も一般リスナーで、ラジオとは関係のない業界で働く会社員の岩井葉介さんが2019年からスタートしたものだ。イベントにはラジオにゆかりのある芸人やタレント、放送局員、はがき職
「レコードを一番いい音で再生するのがこのプレーヤーです」と、昭和50年代によく見かけた小さなポータブル・プレーヤーのケースを開き、ターンテーブルに次から次へとレコード盤をのせていく「本と雑貨と音楽の店 黒猫」店主の田口史人(ふみひと)さん。昭和の歌謡曲から商店街の祭り唄、さらには、大事件の中継音声、
8月19日中央審査[参加/60社=60本]審査委員長=石井 彰(放送作家)審査員=阿部るり(上智大学教授)、洞口依子(俳優)、山本康一(三省堂辞書出版部部長兼大辞林編集部編集長) ※下線はグランプリ候補番組 ラジオ教養ほど間口の広いジャンルはない。社会派ドキュメンタリー、音楽番組、生ワイド番組のコー
今年も多くのラジオ局が取り組んだ防災の日(9月1日)の特別企画から、いくつかの事例を紹介する。 当日の各ワイド番組内で特集 FMヨコハマは当日の各生ワイド番組内で防災企画を展開した。毎年9月1日、防災・減災を意識した情報や、非常持ち出し袋の用意の呼びかけ、神奈川県知事からの啓発メッセージなどを放送し
一般社団法人デジタル・ジャーナリスト育成機構(Digital Journalist EDucation Institute=D-JEDI)が7月に発足し、9月4日、設立会見とシンポジウムが都内のnote株式会社で開かれた。 D-JEDIは、ジャーナリストの浜田敬子氏が代表理事を務め、Yahoo! J
この番組の制作を始めたのは、新型コロナの第一波が猛威を振るっていた2020年4月。未知のウイルスの脅威に、為政者も市民も振り回されていた。社会はいとも簡単に一つの方向に流され、一つの色に染められていく。未知のウイルスにあぶりだされた本質。目の当たりにした「目に見えない空気」。映像化しようと決めた。
今回、「民放online」からラジオのジングルについて、制作の背景、役割や価値、こだわりなどを書いてほしいというお話をいただきました。私はこの6月にJ-WAVEを退任しましたが、昔のことはよく覚えているのでまとめてみます。 1つのメロディに集中 その昔、「アメリカで聴いたラジオは、スピード感があって
東京・大阪以外の全国37社の民放AMラジオのローカル局が加盟し、共同で番組制作に取り組んでいる地方民間放送共同制作協議会(火曜会)が、9月8―9日、オンライン形式で第54回研修会を開催した。「変わりゆく世界~現実とラジオと」をテーマに3つの講演・トークセッションを通じて、キー局、ローカル局、音声プラ
8月18日中央審査【参加/94社=94本】審査委員長=金山勉(学校法人摺河学園姫路女学院中学校・高等学校 副理事長・副校長)審査員=城戸久枝(ノンフィクションライター)、森まどか(医療ジャーナリスト)、吉岡忍(作家) ※下線はグランプリ候補番組 引き続くコロナ禍と混沌とする社会情勢の中で、テレビ報道
番組制作のきっかけは2020年秋、防災番組『ネットワーク1・17』のキャスター交代に際し、前キャスターの千葉猛アナウンサー(当時)が「最後の出演で、どうしてもリスナーに伝えたいことがある」と切り出したことでした。「これは自分にしか言えないことなのだ」と言うのです。 千葉アナの仙台の実家は、2011年
ローカル各局が地元の自治体や企業などと協力し、地域の活性化や課題解決に取り組む連携事業。ここでは民放onlineが地上テレビ社に行ったアンケートに基づき、いくつかの事例を紹介していく。①はこちらから。 仙台放送は2004年から、テレビ番組『川島隆太教授のテレビいきいき脳体操』(月―金、5・20―5・
ゴーヤにカボチャ、ピーマン、サトイモ、キュウリ、ズッキーニなどが植えられたプランターの数々。そして手作りのウッドデッキの上に置かれた大きなビオトープ(水槽の中にさまざまな生き物が生きる環境を再現した空間)には、水草の隙間を縫って元気に泳ぐメダカの姿が。さらに、今にもほころびそうなバラのつぼみが、時お
8月18日中央審査【参加/37社=37本】審査委員長=藤代裕之(ジャーナリスト、法政大学教授)審査員=錦光山雅子(フリーランスライター)、澤 康臣(ジャーナリスト、専修大学教授)、田中早苗(弁護士) ※下線はグランプリ候補番組 審査員それぞれが推す作品が異なり議論が続いたのは、テーマが多様で、聴きど
ニュースサイト「TBS NEWS DIG Powered by JNN」は、JNNが強みとしてきた調査報道などを中心に、系列28局が一丸となり、より深く・より分かりやすくニュース・情報を掘り下げ、ユーザーに届けていくことをコンセプトに、今年4月18日からスタートした。8月には月間1.3億PVを超える
「タブー」という言葉の語源は、ポリネシア語で「生理」だそうです。生理はタブー。そんなふうに考える人が世界各地で存在します。日本国内も例外ではありません。相撲界やお祭りの一部催事などでは「女人禁制」が今も続いています。 仲の良い両親と三兄弟の末っ子として育った私。恥ずかしいことに、生理というものをきち
まず、確率の話から。宝くじの一等に当選する確率、ゴルフのホールインワンの確率、どれぐらいかみなさんはご存じでしょうか。諸説ありますが、年末ジャンボ宝くじで一等が当たる確率は、およそ2,000万分の1、ホールインワンの確率はプロ・アマ問わず、3,500分の1だそうです。ホールインワンは、たまに達成した
このたびは、大変栄誉ある賞を頂きありがとうございます。このCMを共に制作した栃木県庁大阪センターのみなさま、サウンドロゴを制作していただいた株式会社彩図のみなさま、ナレーションを担当したMBSアナウンサーの上田悦子アナ、大村浩士アナにあらためて感謝申しあげます。 私はMBSラジオのオーディオビジネス
ローカル各局が地元の自治体や企業などと協力し、地域の活性化や課題解決に取り組む連携事業。ここでは民放onlineが地上テレビ社に行ったアンケートに基づき、いくつかの事例を紹介していく。 航空機が翼に人工衛星を搭載したロケットを吊り下げ、空中でロケットを打ち上げる水平打ち上げ方式。大分県は2020年4
8月4日中央審査[参加/ラジオ第1種18社=46本、第2種22社=38本、テレビ7社=13本]審査委員長=谷口 優(宣伝会議出版担当取締役兼月刊『宣伝会議』編集長)審査員=佐藤尚之 (コミュニケーション・ディレクター)、治部れんげ(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授)、田中淳一(クリエイティ
2022年北京オリンピックでの実況が終わった後、私がよく聞かれたのは、「かなり大変な準備だったのでしょう?」というフレーズ。この言葉にいつも戸惑ってしまいます。「えぇ、まぁ」と苦笑いをしながら答えてしまうのが常です。でも今回正直に答えるなら、振り返ってみると確かに大変だったかもしれないけれど、それ以
日本でテレビ放送が始まって来年で70年を迎える。1953年2月にNHK、8月に民放の日本テレビ放送網が本放送を開始した。私は前年の52年3月の生まれなので、テレビとほぼ同じ時代を歩んできた。 NHKではすでに、テレビ放送開始70年特設サイト「テレビ70」の公開を始めている。70年にわたるNHKのほぼ
中国放送(RCC)は今年、開局70年を迎えました。広島県民との結びつきをより強めたいという思いを込めて「広島大家族プロジェクト」と銘打ち、さまざまな周年プロジェクトを進めています。昨年、周年プロジェクトを考えるワーキンググループ(WG)にて、とあるメンバーの「2022年は、あの手紙を届ける年だ」とい
"テレビの実力はそんなものではないはずだ"は3回で終了......の予定でしたが、まだご紹介できていない重要な発見(?)もありますので、今回は"番外編"と題して紹介することにします。 過去2回(part2とpart3)、「テレビの広告効果に関する研究」第2回調査の結果から、テレビとCGM動画広告につ
近年、若手制作者を中心にチャレンジの機会を与える番組や放送枠がみられる。民放onlineでは、こうした番組・放送枠の企画意図や、実際に企画が採用されて制作の機会を得た制作者の思いなど紹介していく。 今回は、取り上げるのはフジテレビ『水曜NEXT!』(水、24・25―24・55)。2020年10月から
平成から令和へ――メディア環境が激変し、成熟から混迷の時代を迎えたともいえるこの30年、テレビは社会をどう映し出してきたのか。7月29日から9月19日まで横浜の放送ライブラリーで開催中の企画展「テレビとCMで見る平成令和ヒストリー展2022」を訪れた。 エントランスをくぐってまず目を惹くのが、パネル
「県域を越え、放送局が生き抜く活路を見出したい」TSKさんいん中央テレビの2022年は、社長・田部長右衛門のそんな言葉で始まりました。今年1月、TSKはANAホールディングスが出資するACD社と資本・業務提携を発表。ACD社は「商売に国境をなくす」を企業コンセプトに、日本から中国に進出する企業や地方
私が大事にしているのは「当事者」から話を聞くことです。テレビ朝日で記者・ディレクターとして働いているうちに、組織やコミュニティの中にいるからこそ語れる情報や知識、経験をもとにした話は、取材の厚みとなることを学びました。 このノウハウをインターネットに持ち込んだのが、私がチーフプロデューサーを務める動
東京・大阪以外の全国37社の民放ローカル局が加盟し、共同で番組制作に取り組んでいる地方民間放送共同制作協議会(火曜会)。その加盟局が制作する番組『録音風物誌』コンクールの最終審査が8月8日に行われた。審査員は、放送作家の石井彰氏、フリーライターの武田砂鉄氏、歌人・作家の東直子氏の3人が務めた。 20
深夜枠でグルメ系のドラマが花盛りの2020年。テレビ大阪でも19年1月に『面白南極料理人』、同年7月にカクテルをテーマにした『まどろみバーメイド~屋台バーで最高の一杯を。~』などを放送し、次の作品を模索しているところでした。マイナス54℃の極寒の南極基地で食べる南極グルメから、もはやグルメと言えるの
専修大学ジャーナリズム学科・現代ジャーナリズム研究機構は7月30日、自由人権協会(JCLU)と共催で「戦争報道の価値と難しさ~ウクライナ取材・報道を通じて考える」と題したシンポジウムを開いた。パネリストとして、須賀川拓氏(TBSテレビ中東支局長)、綿井健陽氏(ジャーナリスト)、山田健太氏(同大教授)
前回の最後で、「広告認知効率の違いこそが、購買ファネル分析における最大のポイント」と申しあげました。実は、接触ではなく広告認知を起点とした場合のスコアは、購買にいたるまで、テレビCMとCGM動画広告の差はほとんどないのです(図表1)。 <図表1. 広告認知を100とした購買ファネル分析> 図表1は、
2022年春クールのドラマは、新しい試みに挑戦した意欲作が印象に残った。 その筆頭が、NHKの土曜ドラマ(土曜22時枠)で放送されていた『17才の帝国』だろう。本作は政治AIによって統治された実験都市ウーアの総理大臣に就任した17才の高校生・真木亜蘭(神尾楓珠)が主人公のSF青春ドラマだ。制作統括は
前回予告しましたように、民放連研究所は電通、ビデオリサーチの協力を得て、7月20日に「テレビの広告効果に関する研究 第2回調査報告」を行いました。関連する資料は民放連の公開サイトにまとめてアップしています。今回と次回は、その報告からエッセンスをいくつか抜き出して、この分野に明るくない方にとっても、で
放送番組センターは6月26日、公開セミナー「放送アーカイブで語る沖縄の今」を那覇市の沖縄県立図書館で開催した。放送ライブラリーで公開されている沖縄関連番組の一部が同図書館で視聴できるサービス「サテライト・ライブラリー」が3月に始まったことを記念したもので、沖縄民放3局の制作者が沖縄から発信する上で心
世界的な感染症の流行(パンデミック)が始まって丸2年以上がたち、ようやく疫病をめぐる人々の情報摂取に関し、質の高い実証的な研究が発表されはじめてきた。 今回紹介する論文、「なぜ、COVID-19について知らない人々ほど知った気になるのか」は、その1つである。放送を含む伝統メディアとSNSの利用が新型
※本レポートは、民放連ラジオ委員会(委員長:上口宏・文化放送会長)の依頼で、民放連会員のラジオ社向けにまとめた報告書「米国ラジオ業界動向2022」の一部を再編集したものです。 1.米国におけるラジオ・デジタルオーディオ広告 媒体社の業界団体IAB(Interactive Advertising Bu
「今回も主要先進国で最下位」(朝日新聞デジタル)、「韓国に大差をつけられ116位」(プレジデントオンライン)――。これらの見出しを見ただけで何の記事かピンとくる人は、多いのではないだろうか。7月に世界経済フォーラム(WEF)が発表した2022年度版の「ジェンダーギャップ指数」について、日本の順位を伝
2023年4月1日から、新たな「民放連 放送基準」の運用が開始されます。民放連内で見直しの検討を担当してきた事務局の立場で、今回の改正の経緯や趣旨、そもそも放送基準とは何か、ということを整理したいと思います。 目次・「民放連 放送基準」2023年改正の経緯・「民放連 放送基準」について・「民放連 放
(①はこちらから) 放送法を改正し、IT企業を規制対象とすることで対応しようとしているのが、英、加両国だ。次に、両国の改正案をみていこう。 『放送白書』で包括的改革方針を示す 英政府は4月28日に発表した放送白書『Up next - the government's vision for the b
「静岡県」と聞いて、皆さんはどんなものを思い浮かべますか?日本一高い山・富士山、日本一深い海・駿河湾、お茶(全国の栽培面積の約40%を占める)、うなぎ(養殖の発祥の地)、サッカー、温泉、ちびまる子ちゃん。最近ではハンバーグの「さわやか」や、「サウナしきじ」を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません
「Takara Leben Group presents 民放ラジオ99局"スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン WE LOVE RADIO松任谷由実 50th ANNIVERSARY~日本中、ユーミンに包まれたなら~」。 ラジオをスピーカーで楽しむライフスタイルを提案していく本キャンペーンでは
今年、本土復帰から50年を迎えた沖縄。民放onlineでは、復帰50年となる5月15日と77年目の慰霊の日である6月23日を中心に、沖縄の民放各局のレギュラー番組や特番に関するアンケートを行った。ラジオに続き、テレビ各局の取り組みを紹介する。 5月15日は、各局がデイリーニュースで復帰50周年記念式
主要各国で、巨大IT企業への規制が強化されている。IT企業の成長とその影響力の拡大があまりに早かったため法整備が追い付いておらず、各国はそれぞれ巨大IT企業の何が問題なのかを見定めることから始まり、対応策を編み出そうと苦慮している。法案には副作用もあり、思わぬ悪影響が出かねない。それぞれの法体系のあ
サンテレビ、とちぎテレビが製作委員会に名を連ねる映画『島守の塔』が7月22日から東京のシネスイッチ銀座で公開されている。主人公は、沖縄戦前に本土から赴任した兵庫出身の島田叡県知事(萩原聖人)と栃木出身の荒井退造県警察部長(村上淳)。軍の圧力に屈しながらも県民の命を守るために奮闘し、最後は消息を絶った
規模と収益を誇る巨大プラットフォームとメディアとの関係が、大きく変わり始めている。焦点はニュースの使用料だ。 巨大プラットフォームは、メディアに対して圧倒的な交渉力を持つ。プラットフォームに掲載されるニュースの使用料交渉では、メディア側の劣勢が続いてきた。だが、その巨大プラットフォームに対し、各国で
「日本にとって〈沖縄復帰〉とは何だったのか」という総括をせずに、「沖縄にとって〈日本復帰〉とは何だったのか」との質問を沖縄の人々に投げかけ、時折思い出したかのように「沖縄問題」として扱う。これが基本的な中央メディアのありようであることは、「復帰50年」を迎えた今日でもほとんど変わらないように感じる。
今年、本土復帰から50年を迎えた沖縄。民放onlineでは、復帰50年となる5月15日と77年目の慰霊の日である6月23日を中心に、沖縄の民放各局のレギュラー番組や特番に関するアンケートを行った。その結果をラジオとテレビに分けて紹介する。まずはラジオ各局の取り組みをまとめた(テレビはこちら)。 5月
自社の番組や取り組みなどをインターネットで紹介したり、事件報道などをインターネットでも配信するなど、いまや放送局にとって、インターネットは切っても切り離すことができない重要なツールになっている。このような状況は、デジタル技術の目覚ましい発展を鑑みれば、今後ますます強まっていくことは間違いない。今年(
2018年5月から「民間放送」紙上で続いてきた、放送の未来を第一線の放送人に語っていただく当リレー連載。今回登場するのは、第59回ギャラクシー賞ラジオ部門でDJパーソナリティ賞を受賞した山陰放送の森谷佳奈アナウンサー。 BSSラジオで『森谷佳奈のはきださNight!』(月、20・00-22・00)が
6月10日、民放連会長に就任した遠藤龍之介氏(フジテレビジョン副会長)。テレビ・ラジオ離れ、動画配信サービスの台頭などにどう立ち向かっていくか――。明るい人柄のにじむ語り口の中に、根っからの放送好きならではの強い信念が感じられました。 ――小さい頃、どんな番組に触れていましたか私は1956年生まれで
7月5日、ジャーナリストでドキュメンタリー映画監督の大矢英代氏が「東京から沖縄、そして米国へ~ジャーナリストの選択」と題して早稲田大で講演を行った。同大大学院の政治学研究科ジャーナリズムコースと同大次世代ジャーナリズム・メディア研究所が主催した。 大矢氏は2012年に同ジャーナリズムコースを修了後、
7月6日、第48回放送文化基金賞の贈呈式がオークラ東京で開かれ、受賞者が一堂に会した。新型コロナの影響で会場への出席は受賞者らに限られ、関係者向けにユーチューブでライブ配信を行った。 開会にあたり、放送文化基金の濱田純一理事長があいさつ。「番組に込められた制作者の思いがどの作品からも感じられた」と受
えっ!? 「民放online」に寄稿の依頼!? 入社4年目、まだまだ未熟なディレクターが、まさかこんな貴重な機会をいただけるなんて、本当にありがたく、信じられません(笑) 今回お声がけいただいたのは、「テレビ番組」の制作で実績を残したわけではなく、「YouTube」でバズったから......でしょう
ニュース離れ、マスコミ離れが止まらない。SNS全盛の時代、とくに若者は見むきもしてくれない。放送・活字を問わず、こうした嘆きをよく耳にするが、印象論ではなく、実際はどうなのか。 今回紹介する『デジタル・ニュース・レポート』は、この問題を現時点でもっとも大規模、かつ実証的に確かめようとした調査報告書で
コロナ禍で悪戦苦闘する名古屋のミニシアター「シネマスコーレ」に名古屋テレビが密着したドキュメンタリー映画『シネマスコーレを解剖する。~コロナなんかぶっ飛ばせ~』が東京のK's cinemaで公開中だ。 若松孝二監督が1983年に創設し、個性的な映画人を後押ししてきた同館は、全国の映画館と同じくコロナ
ロシアによるウクライナ侵攻が始まって4カ月以上が過ぎた。依然として、ウクライナ東部を中心に激しい攻防が続いており、長期化する戦闘で犠牲者の数が増え続けている。ウクライナの国外・国内への避難民も、これまでにあわせて1,500万人以上に上っている(6月21日現在)として、国連難民高等弁務官事務所は緊急の
コンセプトは"すべての女の子のためにお届けする番組"。水着NG、大食いNG、体当たり系ロケNG......。今やテレビで見ない日はない、新時代を生きるお笑いカルテット・ぼる塾。そして"プライベートの充実"を第一の目標に掲げながらも、日々昼夜問わず番組作りに没頭する20代女性スタッフ。この両者が中心と
「10歳のロヘリオ・トレスは非常に知性的で勤勉で周囲を助ける人だった」「やはり10歳のマイテ・ロドリゲスは、母親のアナによると海洋生物学者になるのが夢で、テキサスA&M大学に行きたかった......」。 米テキサス州の小学校で今年5月24日、男が児童19人、教師2人を射殺した。米CNNテレビ
今回から3回連続で"テレビの実力はそんなものではないはずだ"と題して、最近何かとディスられることも多い(?)テレビの広告効果を、データをもとに可視化してみます。 まずpart1では、おさらいとして、2020年8月に民放連研究所が発表した「テレビの広告効果に関する研究」の報告から、生活者の意識レベルで
今年1月28日、民放連研究所は、「2022年度のテレビ、ラジオ営業収入見通し」を発表した。そこで示した22年度営業収入の予測値は図表1、2のようなものであった。経済のコロナ禍からの回復基調継続などを受けて、テレビ、ラジオとも21年度に続いて増収になることを予測している(民放連ウェブサイトに要約版、同
「Takara Leben Group presents 民放ラジオ99局"スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン WE LOVE RADIO松任谷由実 50th ANNIVERSARY~日本中、ユーミンに包まれたなら~」。 ラジオをスピーカーで楽しむライフスタイルを提案していく本キャンペーンでは
引き続き"なぜテレビを持たないのか"のpart2です。 前回は、内閣府経済社会総合研究所の「消費動向調査」をもとに、テレビの普及率、保有台数の推移を見ました。今回は私たちの調査結果をもとに、テレビを持たない理由を探ってみます。以前、ここでご紹介したネット配信に関するインターネット調査(国内調査)は、
今年4月、一般社団法人「性的指向および性自認等により困難を抱えている当事者等に対する法整備のための全国連合会」(略称:LGBT法連合会)は、一般社団法人fairおよび記者有志の協力のもと、「LGBTQ報道ガイドライン―多様な性のあり方の視点から」第2版を策定・公開した。本稿では、本ガイドラインの策定
放送番組センターは6月11日、公開セミナー「ラジオを楽しむ!(10) J-WAVE SELECTION GENERATION TO GENERATION~STORIES OF OKINAWA~」を横浜情報文化センターで開催した。2019 年、沖縄県の慰霊の日である6 月23 日に放送され、2020年
コンテンツツーリズム学会は6月12日、「メタバースにおける新たなツーリズムの可能性」をテーマにシンポジウムをオンラインで開催した。コンテンツを活用した観光振興および地域活性化の研究と実践に取り組む同学会が、IoTの飛躍や新型コロナの影響で浸透し始めたVR(仮想現実)、メタバース(インターネット上で提
前回からしばらく間が空きましたが、「データが語る放送のはなし」の第3回です。えっ、この連載自体忘れてた? まぁ地味な連載ですから......今回も地味な内容で申しわけありませんが、最近何かと話題になることもある"テレビ離れ"に関連したお話です。 読者の皆さんは"テレビ離れ"というと具体的にどのような
間もなく3年に一度の参議院議員通常選挙(参院選)が公示されます。放送局にとっての大仕事が選挙報道であることは言うまでもありませんが、もうひとつ忘れてはならないのが「政見放送」です。この稿では、視聴者の皆さんはもちろん、放送局で働く皆さんも意外と知らない政見放送の不思議な姿を紐解いてみようと思います。
(①はこちらから) 英政府は「公共サービス放送局」を守る 英仏政府の目指す方向は同じように見えて、違いもある。例えば「公共サービス放送局」の存在だ。イギリスではBBC(公共放送)に加え、公社のチャンネル4とウェールズ語放送(S4C)、大手民放(ITVとチャンネル5)とスコットランドの民放(STV)の
4月28日に英政府がBBCの受信料撤廃を念頭に入れた制度改革を発表したが、仏政府も5月11日、フランス・テレビジョン(FTV)への負担金(いわゆる受信料)を年内に撤廃すると発表して波紋を呼んでいる。 ロシアとウクライナの戦争が激しい情報戦になっているなかで、信頼できるニュース報道を行う公共放送の重要
(①はこちらから) 米バイデン政権による行政機関幹部人事の遅れが目立つ。政権交代が生じるたびに、約4,000のポストが大統領による政治任用の指名対象となり、このうち、1,200程度は上院の承認を得なければならない。ワシントンポスト紙と公益団体パートナーシップ・フォー・パブリックサービスが共同で、上院
OECD Digital Economy Outlookによると、韓国は加盟国中FTTH普及率が最も高く、モバイルデータ使用量も1位。世界初のスマートフォン向け5Gサービスを開始するなどICT利活用が進んでいる。放送分野も世界に先駆け、1990年代後半から"オンエア"(同時配信)や"ダシボギ"(番組
今春もさまざまなジャンルの番組が各地でスタートした。今回はそのなかでも初めてレギュラーを担当する人を中心に注目した。まずは音楽番組から。沖縄には開始早々「すごい番組が始まった」とSNSで話題となった番組がある。ラジオ沖縄「にちようびのグルーヴ」(日、23・30―24・00)は浦添にあるライブハウスG
2022年4月1日から、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられた。今回の民法の改正は、明治時代から今日まで、約140年間変わる事のなかった成年年齢を変える歴史的な出来事だった。すでに公職選挙法の選挙権年齢や憲法改正国民投票の投票年齢は18歳に引き下げられていたが、今回の改正によって、18歳からのク
前回に続き、この春のローカルテレビ新番組を紹介する。今回はプライム・深夜帯。過去にさかのぼってエリアの魅力を掘り起こしたり、視聴者との身近さを重視する企画など趣向はさまざま。また、他エリアにも目を向けた番組も登場した。 春のローカル新番組一覧(プライム・深夜帯)はコチラから 地域の特徴や歴史にフォー
春の民放テレビ ローカル新番組/エリアの魅力 県外にも発信 <春のローカル新番組一覧(プライム・深夜帯)> 札幌テレビ「真夜中のイイね♡」(水、24・59―25・29) テレビ北海道「EXITのアヤシイTV アチ~の見つけました!」(土、19・00―19・54) 秋田テレビ「遊BU~大人の部活~」(
放送批評懇談会が主催する第59回ギャラクシー賞の贈賞式が6月1日、都内で開催された。昨年度に続き、テレビ、ラジオ、報道活動の3部門の大賞を民放が受賞し、優秀賞には民放から5作品が輝いた。全体としてローカル民放の躍進が目立つ結果となった。 テレビ部門は福島中央テレビの『1Fリアル あの日、原発の傍らに
足も震える、吹きさらしの地上634メートル。東京スカイツリーの最頂部で歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが成田屋伝統の「にらみ」を披露してくれた。壮大なる「厄払い」は東京スカイツリーが開業10年を記念して来場者に、東京に、そして全国に贈ったメッセージだろう。2022年、令和4年5月22日、よく晴れた初夏の日
テレビ宮崎は2020年、開局50周年の節目に「宮崎県民に感謝の気持ちを伝えたい」との思いからドラマ「ひまわりっ~宮崎レジェンド~」(1話15分・全10話)の制作に挑戦しました。そして、今年5月16日から同ドラマの第2弾(月―金、18・45―19・00)を放送しました。 宮崎出身の漫画家・東村アキコさ
熊本県民テレビ(KKT)が県内民放初となるドキュメンタリー映画「人生ドライブ」を制作した。「NNNドキュメント」やローカル情報番組などで放送を重ねてきた、熊本県宇土市の岸さん一家の暮らしを93分にまとめた。東京のポレポレ東中野や東京都写真美術館ホールをはじめ、全国で順次公開中だ。 7男3女、10人の
今国会には、受信料引き下げを意図した還元目的積立金の創設などNHK改革に関する放送法改正案が提出されている。民放事業者としては、この法案の中に、放送対象地域内においてあまねく受信できるようにする責務にのっとって講ずる措置の円滑な実施について、NHKが「必要な協力をするよう努めなければならない」という
2022年冬クールは「他者との関わり方」について、あらためて考えさせられるドラマが多かった。 その筆頭は、遊川和彦脚本の「となりのチカラ」(テレビ朝日系)だろう。中越家の父・チカラ(松本潤)は困っている人を見つけると放っておけない性格。マンションの住人たちを心配しては、よその家族の問題に踏み込んでい
新潟放送の創立50周年を機に立ち上がった「BSNキッズプロジェクト」は、今年で20年を迎える。放送局や子どもたちを取り巻く環境は大きく変わったが、「こどもたちの未来のために、地域放送局ができることを」という思いは、ずっと変わらない。それは、子ども時代の鮮やかな"新潟体験"を、子どもと親、両方にプレゼ
編集広報部は毎年春と秋のローカル新番組について、地上民放テレビ127社にアンケートを行っている。ここでは、この春の結果を2回にわたり紹介する。今回は午前・午後帯の番組について。自社アーカイブの活用やエリアのCATV局との連携といった特徴的な取り組みのほか、週末を中心とした情報番組の刷新が目立った。
民放連研究所の「民放のネット・デジタル関連ビジネス研究プロジェクト」はこのほど、2021年度の報告書を取りまとめた。本稿では、同報告書の概要について、特にネット・デジタル関連ビジネスに取り組む各委員の寄稿内容を紹介することとしたい。 「民放のネット・デジタル関連ビジネス研究プロジェクト」の概要 民放
NABショーが2019年以来3年ぶりにラスベガスで開催された。昨年10月に開催を模索していたものの出展企業のキャンセルなどで急きょ中止となり、今年は念願の再開となった。コロナの影響から完全復活とはならず、参加者は約5万2,500人と19年の半分強となり、出展数も940社と19年比6割程度にとどまった
春の民放テレビ ローカル新番組/エリアの動き つぶさに伝える <春のローカル新番組一覧> 北海道放送「グッチーな!」(木、9・55―10・50) 札幌テレビ「Mylist」(土、11・35―11・54) 北海道テレビ「素敵な大人な時間~50代から考えよう!」(月、10・25―10・30)「錦鯉が行く
最近、スポーツ中継をめぐる放送のあり方についてある意味の"事件"が続いた。FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選の日本代表アウェー戦をスポーツ専門の動画配信サービスDAZNが独占配信。ABEMAによる同大会の全試合生中継の発表。4月9日のボクシング村田諒太×ゴロフキン戦のアマゾンプラ
日本マス・コミュニケーション学会は今年1月、「日本メディア学会」に名称変更するとともに、学会規約を大幅に改正した。新聞業界の強い後押しによって、日本新聞学会として設立されたのが1951年。放送学やマス・コミュニケーション研究の隆盛を経て、日本マス・コミュニケーション学会になったのは91年である。この
写真:CNN+のFacebookから 「1980年6月に創業者テッド・ターナーがCNNを開局した時以来の最も重要な事業」――。その重大事業であるサブスクリプション・ビデオ・オンデマンド(SVOD)「CNN+」は3月29日(現地時間)に始まった。しかし、わずか1カ月後の4月30日に終了することになった
戦闘が続くロシアのウクライナ侵攻。そして、3年目に入った新型コロナウイルスの感染拡大。出口が見えない2つの困難を前に、やりきれなさが続く中で、新年度が始まった。それから1カ月が過ぎ、春の番組改編も出そろった。 民放は今回、多くの局でネット視聴を意識したドラマやバラエティなどの番組改編を試みている。民
毎日放送報道情報局の斉加尚代ディレクター(=写真㊤)が監督を務めるドキュメンタリー映画「教育と愛国」が、5月13日から東京のシネ・リーブル池袋などを皮切りに全国で順次公開される。2017年放送の「映像ʼ17 教育と愛国~教科書でいま何が起きているのか」に新たな取材を加え、107分に再構成した。「映像
コンセプトは「バイきんぐ西村がキャンプするだけの番組」、キャッチコピーは「最高に無駄なひとときをアナタに......」「お時間のある方だけ"ながら見"で」。「西村キャンプ場」(土、17・00―17・30)では、あえて大きなことは言わず、肩の力を抜いた広報展開にこだわっています。 この番組が生まれたき
2020年春、私が所属する大妻女子大学をはじめとする大学は、新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)の感染拡大に翻弄された。当時、私は学科の教務委員をしていたこともあり、新入生に大学での履修方法を教える立場にあった。高校までの履修と異なり、大学では自分で受ける科目を決めなくてはならない。一方で、語学や
在京ラジオ社の春の新番組が始まった。新たなワイド番組を立ち上げるなど大幅な改編を敢行した社が多い中、既存の番組をより定着させる工夫もみられ、各社それぞれの"ラジオの価値の探求"が続いている。 元々改編の少ないJ-WAVEは、土日を中心に新たに10番組を開始。感染症や世界情勢の混乱に向き合うため、日々
「Takara Leben Group presents民放ラジオ99局"スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン WE LOVE RADIO松任谷由実 50th ANNIVERSARY~日本中、ユーミンに包まれたなら~」。 ラジオをスピーカーで楽しむライフスタイルを提案していく本キャンペーンでは、
第2回は「民放のエリアと収入の関係」です。前回は民放のエリア別人口には、べき乗則に従う大きな格差があることをお話ししました。放送エリア別の人口格差は、ミクロに見ればさまざまな要因が働いていますが、ごく大きくマクロで見れば自然の摂理にしたがっているとも言えます。 では、民放局の収入はどうやって決まって
2022年3月16日の深夜、東日本を大きな揺れが襲った。震源地は福島県沖でマグニチュード7.4、最大震度6強を記録した。内陸では11年の東日本大震災に匹敵する体感であったという人もいる。実際SNSには、めちゃめちゃになった本棚や商品陳列の写真が並び、東北新幹線は一部でおよそひと月不通となった。 この
取材・報道の現場で何が起きていたのか、何に悩んでいたのかを知りたい――「コロナ時代の民放報道研究 Ⅱ.民放テレビ・ラジオ実態調査」のうち、テレビ社の報道デスクへのインタビュー調査は、そんな動機から思い立ったものだ。アンケートでは分からない本当の声を残したいと、なるべく言葉を端折らないよう腐心し、それ
私が東京支社に初めて勤務したのは、約2年半前。新たな事業にトライしたいとの思いで、TBSテレビの協力も得て総務省の放送コンテンツ海外展開強化事業に取り組んだ。まず、愛媛と関係深い海外の中で頭に浮かんだのがハワイだった。2001年、愛媛県立宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」が、ハワイのオアフ島沖で米軍
"放送"のデータというと皆さんは何を思い浮かべますか? まずはテレビの視聴率でしょうか? 以前はもっぱら、誰が見ていたかはとりあえずは置いといて、どれだけの世帯が見ていたかを示す世帯視聴率が中心でしたが、現在では誰(と言っても基本的に性年齢までですが)が見ていたかを単位とする個人視聴率が主に用いられ
「復興のシンボルとなるヒーローを誕生させたいんです!」そう言った時の皆のキョトンとした顔が忘れられません。東日本大震災からひと月も経たない2011年4月上旬のことでした。制作部と営業部が集まり、震災関連の番組企画についての会議が開かれた席上でのワンシーンです。「そういう企画は平時に考えましょうか」と
吉田戦車のマンガ「伝染るんです。」に印象的なネタがある。メインキャラクターの一人、「かわうそ君」――某新聞社の広告キャラクターなのが示唆的だ――が、「約束」に代わり「憶測」を売る、というおはなしだ。おじさんが代金を払うと、根も葉もない「憶測」を吹き込むかわうそ君。これを聞いたおじさんが「憶測で物を言
落ち着いた照明、ブーメランのようなテーブルを囲むキャスターや解説者――テレビ朝日系「報道ステーション」(月―金、21・54―23・10)というと、そんなスタジオセットをイメージする人も少なくないのではないだろうか。では、そこにはどんなこだわりがあるのか......。 2月25日から4月10日、放送番
岩手編、宮城編に続き、東日本大震災を被災県の各局が特番などでどのように伝えたかを特集する。今回は、福島6局のアンケート結果をまとめた。取材の継続や深掘りの難しさに直面しながらも、福島の現在を見つめ続けようとする姿勢がうかがえる結果となった。 テレビユー福島は3月11日、特番「2022現在地~地域から
2019年春ごろ、WOWOWでは初めてリモートプロダクションという取り組みを実施した。TBSテレビと共同で開発・運用している低遅延マルチアングル配信アプリ「Live Multi Viewing」を制作に応用できないかと考えたことが始まりである。 ソフトウエア化で遠隔制御が可能に 通常の番組制作で遠隔
この3月で45年目となるはずだったABCラジオ「おはようパーソナリティ 道上洋三(どうじょうようぞう)です」。月~金曜朝6時半開始の生ワイド番組は「いつもの朝」という道上のキャッチフレーズとともに、阪神・淡路大震災のときもリスナーの心の支えとなった、同局の金字塔のような番組だ。 しかし昨年9月11日
2022年2月からラジオ放送やradikoのラジオコンテンツをスピーカーで聴く楽しみを広げる「民放ラジオ99局"スピーカーでラジオを聴こう"キャンペーン WE LOVE RADIO松任谷由実 50th ANNIVERSARY~日本中、ユーミンに包まれたなら~」を展開しています。キャンペーンアンバサダ
放送行政を所管する総務省。放送関係の方はよく耳にする官庁ですが、具体的にどんな部局があって、どんな業務を担当しているのか、皆さんも意外と知らないのではないでしょうか。今回、日本テレビ政治部で総務省を担当する氷室興一記者に、総務省を解説いただくとともに、最近の気になる動きについてリポートしてもらいます
バリアフリーに関する世界唯一の国際賞で、「バリアフリー界のアカデミー賞」ともいわれる「ゼロ・プロジェクト・アワード」の受賞が内定してからの社内の動きは非常にスピード感に溢れていました。当社の中静敬一郎社長の号令のもと、社内にコンテンツ戦略プロジェクトが発足。各部署から横断的に集ったメンバーは柔軟な発
子どもはなぜお化けを怖がるのだろうか。衝撃的な出来事に関する報道を子どもがどう視聴しているか考えるために、お化けと子どもの話から始めたい。 大人からみるとありえないこと、荒唐無稽と思ってしまうことを子どもは「現実」の出来事だと思い込む。特に7歳くらいまでの子どもは、目にしていること、聞いたことは全て
コロナ禍の困難がいまだ続く中、東日本大震災から11年が経った。防潮堤や高台移転、伝承施設の整備といった被災地のハード面での復興が進む一方、政府主催の式典は昨年で最後となり、風化も指摘されている。編集広報部(4月1日付で編集部から改称)は今年も岩手・宮城・福島の民放各局に、3月11日を中心とした震災関
コロナ禍の困難がいまだ続く中、東日本大震災から11年が経った。防潮堤や高台移転、伝承施設の整備といった被災地のハード面での復興が進む一方、政府主催の式典は昨年で最後となり、風化も指摘されている。編集広報部(4月1日付で編集部から改称)は今年も岩手・宮城・福島の民放各局に、3月11日を中心とした震災関
新放送人に向けて、放送界の先輩である朝日放送テレビの山本晋也社長に、ご自身の経験に基づく助言や放送界の将来像などを語っていただきました。 ――小さい頃は、どのようなラジオやテレビの番組を?1956年生まれで、子どもの頃はテレビがエンターテインメントの主役でした。私が当時よく見ていたのは『ウルトラQ』
国家による自由か、国家からの自由か。3つのばらばらの話題に"通奏低音"のように流れる問題を「上」「中」と論じてきた。この回を締めくくりとしたい。 「上」は、(1)衆院憲法審査会による憲法改正国民投票法のCM規制論議について、「中」は、(2)総務省の有識者会議によるデジタル時代の放送制度の在り方に関す
「ネット上の言論空間の歪み」は問題だが 国家による自由か、国家からの自由か。3つのばらばらの話題に"通奏低音"のように流れる問題を引き続き論じてみたい。 「上」では、(1)衆院憲法審査会による憲法改正国民投票法のCM規制論議を取り上げた。「中」では、(2)総務省の有識者会議によるデジタル時代の放送制
3つの話題に流れる"通奏低音" 国家による自由か、国家からの自由か――。それが問題だ。ハムレットを気取るつもりはないが、最近とみにそう思う場面が増えてきた。 (1)衆院憲法審査会による憲法改正国民投票法のCM規制論議 (2)総務省の有識者会議によるデジタル時代の放送制度の在り方に関する検討 (3)自
日本には昔から「三方よし」と呼ばれる、近江商人の精神があります。自身の利益を追求するだけでなく、相手や社会の幸せも同時に目指し願う考え方です。実はSDGsが提唱された根底にも同じものが流れています。SDGsのコンセプトは「経済価値を至高とするやり方により金と力がごく一部に偏ってしまった社会を終わらせ
大きな事件が起こると、米国ではケーブルニュース局が真価を発揮する。新型コロナウイルスが猛威を振るい始めた2020年もそうだった。自宅待機中、情報に飢える国民は1日中テレビのニュースにかじりついた。 そして今、ウクライナでの戦争という大惨事。筆者が住むニューヨーク市にはウクライナ人も多く住んでおり、母
11回目の「3・11」が終わった。新聞やテレビの震災報道を見ていて感じたことがある。それは「次世代」の登場が目立ったことだ。昨年までは、まさに「直接的に被災したその人」を取り上げたものが多かったが、今年は、被災当時は子どもだった世代や、震災後に生まれた世代にも光が当たっていた印象がある。10年という
いま放送界に飛び込んで、歩き始める。何と幸せなことだろう。私は68歳の老ジャーナリスト。35歳から今日に至るまで、ラジオやテレビの世界を取材してきた。「放送って面白い」と心から思える。番組に励まされたり慰められたりしている人が、いかにたくさんいることか。目の当たりにしてきたのが、私の記者人生だった。
入社以来、10年以上報道部で記者やディレクターを経験してきました。記者としては、これまで、行政や医療・教育を主に担当し、記者としての仕事をしながら、公共キャンペーンCMのプロデューサーやドキュメンタリードラマのディレクターなどを務めてきました。私生活では、2歳の息子を育てる母です。 この春で、社会人
この春、放送業界に仲間入りされる新放送人たちに向けて、先輩からのメッセージなどを連続企画でお届けします。1回目は、放送に関する業務の基本となる放送倫理について、TBSテレビの秋山浩之さんにやさしく説明してもらいました。(編集部) もしあなたが作った番組が原因で誰かが傷ついたとしたら? あなたの良心は
今年で「クレヨンしんちゃん」はテレビアニメ放送開始30周年になります。毎週土曜日の夕方に放送しているテレビ放送以外にも、年に1回公開している映画や雑誌で連載されている漫画などがあり、それらがDVDや配信、コミックスなどになって日本のみならず海を越えて世界中の人に楽しんでいただいています。このように本
米国の報道分野で、全国的に成長を見せている数少ない領域の一つがスポーツである。当然、求人も比較的多く、近年はスポーツ報道に特化した科目やカリキュラムを設ける大学が増えている。インターンシップも同様だ。しかし、勢いのある業界ゆえ、参入には厳しい競争が伴う。だからこそ、有望な学生を獲得・育成すべく、大学
2021年4月から理工系の大学で文系教養科目を教えている。私が担当しているのは「未来社会論」と題した授業だ。学年によって、子ども、ジェンダー、企業やリーダーシップなどの切り口を設定し、「望ましい未来の社会」を考える。自分が本気で望む未来について思い描き言語化することは、簡単ではない。年齢を問わず多く
近年、意欲的な作品や話題作が続々と発表されている映像ドキュメンタリーの世界。放送した番組の映画化やウェブでの配信、イベント化など、受け手に届けるための手法も多様化しつつある。ここでは4つの取り組みについて、その狙いや事業性などを聞いた。 アジアの制作者と連携 文化を通じた国際交流事業を担う独立行政法
広島の中国放送(RCC)ラジオが2月19日、同社の人気番組『かが屋の鶴の間』(金、23時30分~24時00分)の放送100回を記念し、イベント「こっちも鶴の間」を東京・渋谷のユーロライブで開催、有料配信も行った。同番組のイベント開催は2回目で、初回は2019年に広島で実施している。 広島出身の賀屋壮
沖縄の琉球放送(RBCi)ラジオではおよそ2年間で15本の有料オンラインイベントを開催している。月に一回のペースで行っており、いずれも好評だ。オンラインイベントは労力がかかるという印象があるが、成功の秘訣を琉球放送ラジオ局営業部の上原国泰さん(=写真㊤)にうかがった。同局初となるオンラインイベントは
写真:マードックとトランプ前米大統領(BBC「マードック王国の台頭」ウェブサイトから) 世界的なメディア王、ルパート・マードックは今、どうしているのだろうか。 マードックが日本で「黒船来襲」と呼ばれたのは、1996年と26年も前のこと。彼が率いるメディア大手、ニューズ・コーポレーション(当時)とソフ
報道に長年携わった者として、"がく然"とした出来事がある。昨年10月31日。岸田政権発足後、すぐに行われた衆議院議員選挙の『開票速報特番』だ。各テレビ局は午後8時に投票が締め切られると、直ちに競って「政党別の獲得予測議席数」を発表。しかし今回、この数字が開票結果から大きく外れていたのだ。 しかも、"
2020年、自殺者数がリーマン・ショック後の09年以来11年ぶりに増加した。とりわけ女性と若者の増加が顕著で、前年比で女性が約15%、未成年が約20%の増加であった。未成年女性に至っては約44%の増加となり、リーマン・ショック後とは自殺の実態が明らかに異なっている。コロナ禍の感染への不安や自粛生活な
現在、BBCの受信許可料モデルの将来が英国で論議を呼んでいる。これまでも似たような話は時々報道されていたが、今回は現職閣僚の発言が発端となっており、しばらく論議は続きそうである。 大臣のツイートが契機 同発言は、1月16日にツイッターに投稿された。このツイートは、1月15日付のデイリーメール紙の記事
隈元信一氏の著書『探訪 ローカル番組の作り手たち』が2月11日に刊行されました(はる書房刊、四六判、232ページ、本体1,500円)。元朝日新聞論説委員で長年にわたり放送界を取材してきた隈元氏が全国53の放送局などを訪ね歩き、地域に根差した多様な作り手たちに光を当てたものです。『月刊民放』が隔月刊の
2021年秋(10~12月)クールのドラマは、社会的なテーマをミステリーなど独自の切り口で描こうとする硬派な作品が多かった。 日曜劇場(TBS系日曜21時枠)の「日本沈没―希望のひと」(以下「日本沈没」)はその筆頭だ。本作は日本列島沈没を前にした混乱と選択を描いた壮大な物語。過去に何度もリメイクされ
2021年の米広告費は、コロナ禍からの脱却が意識され、広告主が消費に関して強気に転じたこともあり、20年比で大幅に改善した。特にデジタルは大きな伸びを記録し、20年に苦戦したテレビも広告需要が復活。調査会社のeMarketerによれば、春に行われるテレビ広告の一括事前取引であるアップフロントの取引額
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)は、情報社会のゆがみと、そこで理想的なコミュニケーションを実現することの困難を浮き彫りにした。例えばこれまでの期間、SNSやニュースサイトのコメント欄は負の感情に覆われ、とても冷静な議論ができる状況とはいえなかった。また、公権力と人々の、あるいはマスメディ
土曜日の夜9時、岡山刑務所だけで放送されている「受刑者のためのリクエスト番組」が始まる。DJを担当するのも受刑者だ。彼らが聴きたい曲を、添えられたメッセージとともに紹介する30分間は、まさにラジオ番組。消灯後、眠りに就くまでのささやかな癒やしは、1980年から40年以上続く独自の取り組みだ。 主に初
これまでフェイクニュース*¹ の元凶といえばソーシャルメディアというのが定説だった。その責任の大きさはもちろん否定できないものの、最近では主流メディアや政治家らが発信・拡散したものも多いということがわかってきた。また、各方面での研究・調査により、政治的なフェイクニュースは、「無知」ではなく「偏向」に
前回に続き、昨年出版された放送・メディア関係の書籍を紹介する。今回は、テレビに関する書籍5冊と雑誌の論考をまとめた。 「webちくま」での連載をまとめた松本創『地方メディアの逆襲』(ちくま新書)は、民放ローカルテレビ3局と地方紙3紙を舞台に、近年話題となっている地方発の報道・番組の背景を深掘りした。
SNSをめぐるトラブルについて、前編では主なトラブルの種類や内容のポイントについて解説を加えたが、後編ではSNSを使用する場面において、実際にはどのような状況下においてこうしたトラブルが発生するのか、という点について具体的に解説していきたい。また、末尾にSNSに関する最近の裁判例を紹介しているので、
ローカル局の良さというと、地域に密着した情報や映像をきめ細かく集めることができること。東日本大震災のような大災害に際しては、地元局に加えて系列局の応援も入るので発生当初は膨大な量の映像が集まった。また、その後も日常的に被災地の取材を続けることができた。今回の番組では、テレビ岩手が続けてきた定点観測の
株式会社トレードメディアジャパン(TMJ)は、2018年7月、MRT宮崎放送のグループ会社として「地域と共に成長し、地域の経済に貢献する」を企業スピリットとして掲げスタート。昨年10月には三井住友トラスト・インベストメントが運営管理するファンドからの出資を受け、資金・人材の経営基盤強化を図り、新たな
昨年の「NHK紅白歌合戦」は司会を紅組と白組に分けず、「Colorful~カラフル~」をテーマにしていました。さまざまな色が現れる画面越しに、現代社会の課題である多様性を認め合う社会の実現に思いを馳せた方も多かったと思います。 性の多様性は、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーそれぞ
「世界最大のテクノロジーの祭典」と言われるCES(元々はコンシューマー・エレクトロニクス・ショー)。年初にアメリカ・ラスベガスで20万人近くを集める巨大イベントだが、昨年はコロナ禍でオンライン開催に。今年はオンラインと並行してリアル開催を復活させるというので、プライベートで「エィ、ヤッ!」と行ってみ
※第1回、第2回、第3回、第4回に続く論考です。 最終回となる今回は、2020年春に民放に先駆けて開始された常時同時配信"NHKプラス"へのニーズを見てみよう。 ご承知のようにNHKプラスでは、NHKの受信契約者を対象として、総合と教育(Eテレ)の番組の大部分がリアルタイムと1週間の見逃し配信のセッ
※第1回、第2回、第3回に続く論考です。 在京キー局の多くは、2022年春ごろより、プライムタイム限定で全国を対象としたネット同時配信を開始する予定とされている。言うまでもなく、プライムタイムの番組のほとんどはキー局から送られるネットワーク番組であり、全国で同じ時間にほぼ同じ番組が放送されている。従
放送やドキュメンタリー、ジャーナリズムにまつわる書籍が多数刊行された2021年。2回にわたりこれらを紹介する。今回は、報道現場の実態やジャーナリズムの根源を検討した9冊を取り上げる。 ドキュメンタリー、報道の実相 2020年で40回目を迎えた「地方の時代」映像祭。その歴史を振り返り、今後のあり方を深
「前へ進め!」。刑務官の威勢のいい声が塀の中に響く。岡山市中心部から車で30分ほど離れた場所にある岡山刑務所。受刑者の数は400人余りだ。初犯で刑期10年以上の男性受刑者が収容されていて、半数以上が無期懲役。人命を奪った生命・身体犯が大半を占める。 岡山放送では2005年に受刑者の過剰収容問題、刑務
このデータ(下図)を見れば分かるように、友人とのコミュニケーションから、広く社会に向けた情報発信まで、Twitter、Instagram、TikTok、LINEなどに代表されるSNSは、特に若い世代において今や日常生活に欠かせないツールとなった。これは放送局にとっても例外ではなく、例えば「バズった」
「テレビ番組には、放送局や制作会社のみならず、出演者・原作者・脚本家・作詞家・作曲家・レコード会社など多くの方の権利(著作権・著作隣接権など)が含まれており、テレビ番組を許諾無くインターネット上にアップロードし公開することは、これらすべての権利を侵害する行為です。」 これは、民放連の「放送番組の違法
座談会当日の模様(左上:三浦ちあきさん、右上:やきそばかおるさん、左下:大窪シゲキさん、右下:辻満里奈さん) 大窪シゲキさん(広島エフエム「大窪シゲキの9ジラジ」メインパーソナリティ) 三浦ちあきさん(和歌山放送「WA!ERA」元メインパーソナリティ) 辻満里奈さん(RKB毎日放送アナウンサー、「カ
座談会当日の模様(左上:三浦ちあきさん、右上:やきそばかおるさん、左下:大窪シゲキさん、右下:辻満里奈さん) 大窪シゲキさん(広島エフエム「大窪シゲキの9ジラジ」メインパーソナリティ) 三浦ちあきさん(和歌山放送「WA!ERA」元メインパーソナリティ) 辻満里奈さん(RKB毎日放送アナウンサー、「カ
前回の連載では、徳島の四国放送ラジオの番組『JRT 日曜懐メロ大全集』で44年活躍している81歳のラジオ・パーソナリティ、梅津龍太郎さんのラジオと地域にかける思いに焦点をあてた。全国の民放AMラジオ局には、それぞれの地域で長年親しまれているパーソナリティが活躍し、局の"顔"ともいえる番組がある。 2
座談会当日の模様(左上:三浦ちあきさん、右上:やきそばかおるさん、左下:大窪シゲキさん、右下:辻満里奈さん) 大窪シゲキさん(おおくぼ・しげき)1979年生まれ。大阪府出身。2000年に開始した広島エフエム「9ジラジ」でADを担当した後、07年から「大窪シゲキの9ジラジ」メインパーソナリティ。同番組
今回は、同時配信がどのような状況でどんなデバイスを使って見られるのかについての調査結果を紹介する。テレビをスマホで視聴可能な同時配信は、もっぱら外出先などで利用されるのだろうか? テレビのない部屋ではスマホ、リビングではテレビで 図表8に"地上波民放テレビの同時配信/見逃し視聴サービスをどのように利
Netflixなどサブスクリプション・ビデオ・オンデマンド(SVOD)業界との全面対決となってきたアメリカの放送業界。人々をSVODに向かわせるトレンドを後押ししたのが、新型コロナウイルスの感染拡大による「ステイ・アット・ホーム経済」で、その影響は2022年、3年目に突入した。 SVOD業界との競争
愛知・岐阜・三重の放送局と放送文化基金が共催する「愛知・岐阜・三重制作者フォーラム」が2021年12月17日、名古屋市のCBCホールで開かれた。地元局の若手制作者らが自身の番組を通じて交流し、ゲストとともに議論を深めるこの催し。2021年度は全国5地区でのフォーラムを予定していたが、コロナ禍により名
今回は、本題であるネット同時配信のニーズについて見ていく。なお、前回の冒頭でも触れたように、インターネット調査では、一般的にテレビ視聴時間が長い70代以上が含まれないだけでなく、ネットのヘビーユーザーの含有率が世の中の平均的な水準よりも高くなるため、メディアへの接触・利用に関しては、一般的にネットに
日曜日の午後1時。時報とともに、ラジオからビリー・ヴォーン楽団が演奏する『浪路はるかに』のゆったりとした曲が流れてくる。徳島にある四国放送ラジオ『JRT 日曜懐メロ大全集』、2時間55分の生放送の始まりだ。 この番組のパーソナリティは、梅津龍太郎さん、81歳。昭和52(1977)年に『演歌懐メロ日曜
『午後のロードショー』(毎週月~金、13・40~15・40)は、1996年4月1日にスタートし、2021年1月22日に放送5,000回、同年4月1日に放送25周年を迎えることができました。ここまで番組が続いてきたのは、ひとえに『午後のロードショー』をご覧いただいている視聴者の皆さまのおかげです。あら
ナイツ2001年結成、マセキ芸能社所属の漫才コンビ。内海桂子に師事。08年、『M-1グランプリ』の決勝に進出し、スターダムへ駆け上る。漫才協会所属。落語芸術協会の三遊亭小遊三一門でもある。22年1月現在の担当ラジオ番組は『ナイツ ザ・ラジオショー』(ニッポン放送、月~木曜13・00~15・30)、『
2021年6月にRKB毎日放送の社長に就任された佐藤泉氏は就任時54歳という若さで、世代交代を印象づけた。「民放online」では、創立70周年を迎えた老舗局の舵取りを担うことになった佐藤社長に話を聞いた。 ――子どものころ、どんなテレビ・ラジオに接していましたか。大学を卒業するまでずっと野球をやっ
2020年3月、NHKは地上波テレビ放送の常時ネット同時配信サービスと見逃し視聴(キャッチ・アップ)サービスを組み合わせた"NHKプラス"を開始した。それまで日本では、一部の衛星放送の有料チャンネル以外では、インターネット上での放送の常時同時配信は行われていなかった。NHKプラスは日本における初めて
年の瀬を迎えると、その年に亡くなった人々に思いをはせる。放送界では、文化功労者や文化勲章に選ばれた名脚本家の橋田壽賀子をはじめ、優れた演出家や俳優たちの死が相次いだ。 大正末期に生まれ、「激動の昭和」と平成、令和の4代を生き抜いた橋田は4月4日、95歳で死去した。常に大衆の身近な題材を取り上げ、半世
「SDGメディア・コンパクト」は、SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)の達成を後押しするうえで「メディアとエンターテインメント業界の果たす役割が不可欠」という認識のもと、国連のグテーレス事務総長が2018年に発足させたイニシアチブ。加盟したメディ
今から10年前、2011年3月18日(金)深夜1時、1つのラジオ特番が放送されました。番組名は『サンドウィッチマンのオールナイトニッポン』。東日本大震災から1週間、日本全体が未曾有の大災害に直面する中でした。震災発生から緊急報道が続き、全国ネットで放送する『オールナイトニッポン』も休止を余儀なくされ
「民放online」では2021年日本民間放送連盟賞(民放連賞)の関連記事を多数掲載しています。このページではグランプリ・準グランプリや部門ごとにそれらの記事を整理してみました。ぜひご覧ください! 【グランプリ・準グランプリ】<ラジオ>審査講評/グランプリ受賞のことば/準グランプリ受賞のことば<テレ
私が清麟太郎君(18)と出会ったのは12年前。祖母・文子さんが『りんくんとおひさまとしゃぼんだま』という本を自費出版したことがきっかけです。 「りんくんは おひさまのひかりに あたることができないびょうきです。だからりんくんは あさはやく おひさまがでていないこうえんで じいじとあそびます」という書
昨年1月、中国放送、RCCフロンティアを卒業して、サンフレッチェ広島社長に就任しました。この年2月23日の開幕戦、難敵鹿島アントラーズをホームに迎え3対0で打ち破り、最高のスタートを切りました。しかし、これがコロナの影響を受けない唯一の試合だったのです。 この開幕戦には、放送で培ったノウハウをつぎ込
「なんか、モヤモヤするね......」。きっかけは報道フロアでの同僚との何気ない立ち話だった。時は今年2月、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長の「わきまえている女性」発言が、私たちの働く日本テレビを含め、あらゆるテレビニュースで連日大きく報道されていた。 私自身、職場で耳にする
愛知県豊橋市に「久遠(くおん)チョコレート」という手作りの専門店があります。代表は、夏目浩次さん(44歳)。「チョコレートな人々」は、その夏目さんの17年間を追った番組です。 2002年、豊橋の寂れゆくシャッター商店街で夏目青年に出会いました。障がいのあるスタッフ3人とパン屋を始めようと空き店舗に入
3期目突入を確実にした習近平指導部による管理統制強化がエスカレートする一方だ。その矛先はメディア・エンターテインメント分野、とりわけ巨大ネット企業に向けられている。昨年末に独占禁止法の改正・運用強化が宣言され、今年はアリババ、テンセント、バイドゥなど主要ネット企業が巨額の罰金を徴収されたほか、テンセ
東日本大震災から10年、この間にメディア界に新しい言葉が生まれた。「3月ジャーナリズム」である。同じような言葉として、「原爆の日」や「終戦記念日」に合わせるように、戦争や平和についての報道が8月に目立つことを表現した「8月ジャーナリズム」がある。これには、戦争や平和について考える番組や記事が8月に集
2021年は「ジェンダー」をめぐるニュースが大きな注目を浴びた。2月の森喜朗元首相の「女性蔑視発言」に始まり、6月の「LGBT法案」見送り、恒例の「新語・流行語大賞」に「ジェンダー平等」がノミネートされた。 新聞社のデータベースを利用して「ジェンダー」に関連する記事件数の変化を調べてみると、この10
民間放送70周年という節目の民放大会で「軍属ラジオ」が最高賞であるところのグランプリを頂戴できたことはこの上ない喜びです。審査に当たっていただきました審査員の皆様にあらためて感謝を申しあげます。 また、来年2月までに全国の民放ラジオで放送していただけるとのこと、これは制作者としては最高の喜びであり、
ラジスマは、radikoアプリでFM放送とインターネットラジオを切り替えて聴くことができるスマートフォンです。ラジスマ対応のスマートフォンには、「radiko+FM」のアプリケーションがプリインストール(一部メーカーの機種はアプリケーションのダウンロード/インストールが必要)されています。 FM放送
社会的・文化的に作られた性差を指す「ジェンダー」という言葉は、日本でも広く認知されるようになっています。それにもかかわらず、世界の男女平等ランキングを示す「ジェンダー・ギャップ指数」2021年版で日本は153カ国中120位、G7諸国の中では最下位という結果でした。 この指数は、「ジェンダー間の経済的
10月後半のある午後、私は自宅近くのカフェでいつものように原稿書きの仕事をしていた。すると隣の席に、70~80代と思しき3人のご婦人が座った。恐らく一番年長と思われる方が口火を切った。「私はね、絶対だめだと思うの」――それからほぼ1時間、私が席を立つまでずっと同じ話が続いていた。例の「眞子さま」の一
日本マス・コミュニケーション学会は、11月6日に2021年秋季大会をオンラインで開催した。このうち、テレビ・ドキュメンタリーをテーマにしたワークショップ「テレビ・ドキュメンタリーに未来はあるか?――世代、地域、メディアを越えて」では、次世代に開かれたテレビ・ドキュメンタリーの新たな形について討論が行
1932年生まれの飯島敏宏(2021年10月17日没、89歳)の生涯は、民放ドラマ史そのものであったと言えるだろう。戦前戦中の多くの子どもたちがそうであったように、飯島は雑誌「少年倶楽部」に描かれる大陸雄飛譚や時代劇のファンタジーに夢中な"軍国少年"であったが、願書を出していた陸軍幼年学校で教育を受
2021総選挙が終わって少し落ち込んでいる。理由は結果、ではない。ちなみに自民「完勝」はおおよそ想定どおりで、すでに投開票前に公言していたところだ。傷心の理由は、筆者周辺の学生の投票率の伸び悩みにある。学科名がジャーナリズム学科であることとも関係し、少し口幅ったく言えば「賢い市民」を育てることが使命
ツイッターやインスタグラムのほか、SNSで動画を公開したり、音声配信アプリで自分の思いを自由に配信できる時代、受け手側も魅力的な人を発掘しやすくなった。今秋は、地域にゆかりのある人が専門分野を活かした番組が続々と登場している。 中でも音楽家の番組が目立つ。今改編に先立って、話題のピアニスト・ハラミち
2021年夏(7~9月)クールのテレビドラマは、東京オリンピック・パラリンピックの開催期間と重なっていたこともあってか、話題作が少なく全体的に低調だった。だが、不作だったかというと決してそんなことはなく、意外な良作・怪作が多かった。 中でも一番楽しめたのが「ハコヅメ~たたかう!交番女子」(日本テレビ
【10月14日審査】審査委員長=高橋源一郎(作家、日本テレビ放送網番組審議会委員)審査員=稲垣衆史(毎日新聞学芸部記者)亀井典明(ADKマーケティング・ソリューションズ取締役メディア&ソリューション統括、日本広告業協会メディア委員会委員)小山薫堂(放送作家・脚本家、フジテレビジョン番組審議会委員)
【10月14日審査】審査委員長=林 和男(ぴあ相談役Co-founder、J-WAVE番組審議会委員長)審査員=猪岡 慶(時事通信社文化特信部記者)岩﨑 晃(明治マーケティング・開発統括本部宣伝部長、日本アドバタイザーズ協会テレビ・ラジオメディア委員会委員)後藤洋平(朝日新聞編集委員(放送担当))佐
このたびは大変栄誉ある賞を頂き、この上ない光栄であるとともに深く感謝いたします。「浜の朝日の嘘つきどもと」は開局50周年記念作品として制作しました。コロナ禍により、さまざまな周年イベントを中止せざるを得なかった中での最大の喜びとなりました。 さかのぼること5年、開局45周年の際に福島県内民放テレビと
物語の内容に合わせ、笑ったり驚いたり、真剣に朗読に聞き入る子どもたちが見せる素直な反応は、普段テレビカメラに向かって話すことが中心の私たちアナウンサーにとって、うれしくもあり緊張感もある貴重な機会です。10年の継続は、子どもたちに読書の楽しさを届けただけでなく、研修やまとまった練習の時間を確保できな
「寄り添う」という言葉をよく耳にする。政治しかり、警察しかり、報道しかり。では、何をすれば寄り添っていると言えるのだろう。私はその理念を何となく理解しているつもりだったが、今回の調査報道で身に染みて分かった。寄り添うとは背負うことだ。 この番組の制作を担当したのは偶然だった。元々は警察班キャップの先
「おひさま家族」を取材した10年間は制作者として幸せな、そして勉強させていただくことが多い日々でした。番組は死を避けて語ることはできず、麟太郎君が長く生きられないことにも触れています。取材では常に、どこまで踏み込んでいいものか、懸命に生きる家族に現実を突きつけることにならないかという葛藤がありました
人口3,000人の小さな町・阿武町を盛り上げようと若者たちが結成したシンクロナイズド(アーティスティック)スイミングチーム「ABUウォーターボーイズ」を追った番組です。500人の観客をたちまち笑顔にするダイナミックで元気な演技。その陰にある努力や苦悩を5年にわたり記録しました。彼らの「一生懸命」は必
マスクを外せない生活はいつまで続くのか――。私たちがコロナ禍で痛感したのは、感染症の怖さではないでしょうか。難病を抱える連也さんは、生まれてからずっとこの恐怖と闘っているのです。連也さんが発症した難病「高IgD症候群」は、慢性的な炎症に加え、感染症を発端に全身に激しい炎症が起こるもので、患者は国内に
「7月24日」は何の日かご存じでしょうか。今年は東京2020オリンピックの開会式翌日でした。10年前の2011年7月24日正午、東日本大震災で甚大な被害を受けた東北3県を除いた全国44都道府県で、地上波テレビがアナログ放送を終了。それまでのアナログ受信機では、テレビ放送が見えなくなり、一斉にデジタル
8月23日中央審査【参加/17社=17本】審査委員長=加藤 理(文教大学教授)審査員=井上祐紀(児童精神科医、福島県立矢吹病院副院長)、やすみりえ (川柳作家)、山田洋子(日本PTA全国協議会副会長) コロナ禍の中で、多くの青少年はさまざまなことを我慢し、多くのことを諦め、かけがえのない日々をこの状
8月25日中央審査【参加/14社=14件】審査委員長=音 好宏(上智大学教授)審査員=石澤靖治(学習院女子大学教授・元学長)、草野満代(フリーアナウンサー)、田家秀樹(音楽評論家、ノンフィクション作家)、水島久光(東海大学教授) 今年の応募は、ローカル民放局が地域社会から期待されている公共性、信頼性
「面白くない」「つまらない」「嫌い」。番組開始当初、SNSで浴びた言葉です。4年半前の私は、学生の頃から夢見ていた自分の生ワイド番組に浮足立っていました。あの頃も今も変わらず「あなた」に向けてラジオをやっていますが、あの頃の私は99の応援よりも1の刃に敏感になり、気付けばスタジオに入ると咳が止まらな
2011年3月18日金曜日の深夜25時から放送した特番「サンドウィッチマンのオールナイトニッポン」。東日本大震災から1週間、ラジオでは緊急報道、ライフラインに関する情報が続きました。そうした中で彼らの地元・宮城県の東北放送でも、急きょこの特番の放送が決定。被災者に寄り添った言葉を届けるべきなのか、お
オーバー・ザ・トップ(OTT)サービス最大手、米ネットフリックス(Netflix)の勢いは、米国から世界に飛び出て、とどまるところを知らない(冒頭の画像はニューヨークのタイムズ・スクエア。かつては、テレビドラマや映画のビルボードが目立ったが、今や地下鉄駅広告まで、OTTによるドラマシリーズの広告が席
初対面の方と出身県が同じというだけで一気に心の距離が縮まる、という経験は誰にでもあると思います。ひいきのスポーツチームの応援などもそうですが、かねて「県」という枠組みへの帰属意識を興味深く感じていました。 ラジオ関西の本社がある兵庫県は、南は徳島県、西は岡山県と鳥取県、東は京都府と大阪府に接し、地域
先日、ある学生から、「地元のテレビ局が大好きな友人がいて、将来、そこで働きたいがどうしたらいいかわならないと言っている。先生、一度会ってもらえますか?」との相談を受けた。近年テレビを全く見ないという学生が多いというのに、いったいどんな学生だろうという興味もあって早速会って話を聞いた。 その学生は、子
太平洋戦争におけるラジオ放送は、政府のプロパガンダに利用され、真実を正確に伝えるという本来の使命と真逆の役割を担わされました。さらに、アメリカのプロパガンダ放送を自国民に聞かせたくない日本政府は、各地で「防遏(ぼうあつ)放送」と呼ばれる妨害電波の放送(ジャミング)を実行します。その拠点が、事もあろう
「バンクシーって誰?」――と問いかける俳優・中村倫也さんのCMをたびたび見かけていた私。先日は残業中、ふとテレビ画面に目をやると、お笑い芸人のみなさんがアレコレ展示会の会場で自由にネタを披露する様子が映っている。ネタはもちろん、展示会も楽しそう......。これは行ってみようと撮影担当のスタッフと一
8月11日中央審査[参加/ラジオ第1種18社=39本、第2種25社=41本、テレビ14社=18本]審査委員長=兼高聖雄(日本大学教授)審査員=佐藤尚之 (コミュニケーション・ディレクター)、谷口 優(宣伝会議 出版担当取締役兼月刊『宣伝会議』編集長)、西田善太 (マガジンハウス 『BRUTUS』編集
「誰が参加しなかったかを報じるのではなく、成果に注目してほしい」と切り出したのは、世界最大級のコンテンツ見本市・MIPCOMを主催するRXグローバルの新ディレクター、ルーシー・スミス氏だ。今月11日から4日間、仏カンヌで開催された同見本市の総括記者会見での発言である。スミス氏は「5,000人の参加を
字幕付きCMとは、テレビCMの音声を文字化して、クローズド・キャプション方式で画面に字幕が表示されるCMのことです(操作方法は機種によって違います)。特に聴覚に障害のある方々へCMの情報を伝えるために有効な手段の1つです。 字幕付きCM普及推進協議会(字幕CM協議会、民放連・日本アドバタイザーズ協会
現地の状況をリアルタイムに伝えることができる情報カメラの映像は、地震や台風などの災害報道にとっては欠かせないものです。私たちは全国に広がるその情報カメラを有効活用したいという思いでTOREZO(トレゾ)を開発しました。 このシステムでは、フジテレビ系列局で所有する200台以上の全ての情報カメラ映像を
2021年10月11日(月)より22年1月23日(日)まで、早稲田大学演劇博物館において特別展「家族の肖像―石井ふく子のホームドラマ」を開催している。 ホームドラマは、アメリカのシットコム(シチュエーションコメディ)の影響を受けつつも、独自のジャンルとして日本のテレビ史の中で大きな役割を果たしてきた
これまでに筆者は番組の制作・放送に関するさまざまな相談を受けてきたが、その中でも定期的に受ける相談の一つが、「登録商標」の番組内での使用である。たとえば情報番組内のコーナーで「●●」という登録商標をアナウンサーが度々読み上げる場合に「メーカーに許可を取る必要はないか?」あるいは「他の言葉に言い換えた
周りに女性の先輩がいない。新人時代、報道部で勤務していた私は、自分の未来像を描けず、心細い思いをしていました。 あれから11年。育休から復帰して間もない今年初め、CMの制作責任者を任されました。過去に同じ立場を経験しているため、作業量を考えると時短勤務の私に務まるのかと不安が先に立ちました。ところが
超・短期決戦の選挙戦が始まった。いつもだと筆者のもとにも選挙取材・報道のための学生アルバイト要請があるのだが、今年はゼロ。コロナ禍の影響もあるだろうが、悠長に「ド素人」を集め説明会を開いて対応するといった、時間的・精神的な余裕がないことも一因ではないかと想像される。もちろん以前よりこの時期に総選挙が
8月23日中央審査【参加/18社=18本】審査委員長=大友啓史(映画監督)審査員=内田麻理香(東京大学特任講師)、岡室美奈子(早稲田大学演劇博物館館長)、布施英利(美術批評家、解剖学者) ※下線はグランプリ候補番組 今回は、大型予算が投入された非日常的で劇的なドラマと、何気ない日常会話を通じて心の機
8月20日中央審査【参加/49社=49本】審査委員長=西村達郎(演出家、作詞家)審査員=奥貫 薫(女優)、亀渕昭信(通信文化協会理事)、近藤則子(老テク研究会事務局長) ※下線はグランプリ候補番組 もちろん番組はすべてそうだが、特に「ラジオ生ワイド番組」はパーソナリティの個性の競い合いだと思う。そし
昭和の時代から関西の家庭の冷蔵庫には、必ずと言っていいほど伊藤ハムのポールウインナーが常備されてきました。おやつにおかずにおつまみに、そのまま食べたりアレンジしていろんな料理にと大変重宝します。ところが関東ではあまり販売されていないらしく、ポールウインナーを知らない人が多いという事実に驚きました。発
今年の日本民間放送連盟賞の各部門で最優秀に輝いた全14事績の担当者に、喜びの声や作品・事績に込めた想いなどを寄せていただきます。初回はCM部門の「ラジオCM第1種(20秒以内)」です。 この度は大変栄誉ある賞を頂きありがとうございます。受賞CMは3年前、開局65周年を機に「原点であるラジオCMで地域
ラジオ局や番組がラジオをテーマにイベントを行うケースがよく見られる。今回、編集部では局や番組ではなく、一般のリスナーや、音声配信アプリ・ラジオクラウドが主催した2つのイベントに着目。それぞれの当日の模様や狙いを取材した。 リスナーによるフェスイベント「ラジオリスナーフェス」 9月23日、東京・ユーロ
8月20日中央審査【参加/99社=99本】審査委員長=鏡 明(評論家、元電通顧問、ドリルエグゼクティヴ・アドバイザー)審査員=上田紀行(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院長・教授)、たかのてるこ(旅人、エッセイスト)、長尾玲子(日本文藝家協会著作権管理部部長) ※下線はグランプリ候補番組 2021
8月20日中央審査【参加/71社=71本】審査委員長=嶋浩一郎(博報堂執行役員・エグゼクティブクリエイティブディレクター審査員=青木江梨花(脚本家)、犬山紙子(エッセイスト)、藤代裕之(法政大学教授) ※下線はグランプリ候補番組 東日本大震災から10年。エンターテインメント番組においても、災害時にお
韓国でもOTT(Over the Top)市場が活況を呈している。KCC(放送通信委員会)が13歳以上の6,029人を対象に実施した調査によると、2020年は新型コロナウイルスによるパンデミックの影響もあって、OTTサービス利用者は全体の66.3%に上った。前年の52%から大幅増加である。また、OT
テレビ東京のドラマ「お耳に合いましたら。」(2021年7-9月、木、24・30-25・00)は、ポッドキャスト配信を始めた女性が主人公だった。 このドラマと連動するポッドキャストを配信したのがSpotifyだ。音楽ストリーミングサービスの最大手だが、2019年に「オーディオファースト」という新たな成
放送の未来を第一線の放送人に語っていただくリレー企画(機関紙「民間放送」で2018年5月から不定期連載しています)。今回は、J-WAVEで「LOHAS SUNDAY」「RADIPEDIA」などの番組を手掛けたのち山口へ移住、現在は広島エフエムなどで番組制作に携わる、三浦宏之さん。 農家が農業以外の仕
6月18日。筆者ら「新型コロナ専門家有志の会」は日本民間放送連盟に「オリンピック・パラリンピックの際の感染対策を涵養する報道様式についての要望書」を送付した。この文書は次のように結ばれていた。 「皆さまにおかれましては、この1年以上のコロナ禍のなかでメディアの皆さんが培ってきた伝えかたの工夫や、これ
バイデン大統領の指名により、ローゼンウォーセル(Jessica Rosenworcel)氏がFCC(連邦通信委員会)委員長代理に就任してから約9カ月が経過した。正委員長の有力候補者が見当たらずに委員長代理の在任期間がこれほど長くなるのは極めて異例だ。政権交代時には、前政権で就任した委員長は在任期間を
8月19日中央審査【参加/114社=114本】審査委員長=永井多惠子(国際演劇協会会長)審査員=遠藤 薫(学習院大学教授)、金川雄策(Yahoo! Japan クリエイターズプログラム チーフ・プロデューサー)、榊原美紀(弁護士) ※下線はグランプリ候補番組 今回、最優秀候補としてノミネートされ
8月19日中央審査【参加/67社=67本】審査委員長=隈元信一(ジャーナリスト)審査員=おおたわ史絵(総合内科専門医、法務省矯正局医師)、洞口依子(女優)、山本康一(三省堂辞書出版部部長兼大辞林編集部編集長) ※下線はグランプリ候補番組 コロナ禍という史上まれに見る災害に立ちあって、このテーマを取り
稲垣吾郎(いながき・ごろう)1973年12月8日、東京都出身。1991年9月9日にCDデビュー。その後、テレビのドラマ、バラエティなどで活躍し、国民的タレントとなった。文化放送では30数年前に夜ワイド内のフロート番組をレギュラーで持ち、現在は1人しゃべりの箱番組『編集長 稲垣吾郎』を担当している。2
8月18日中央審査【参加/33社=33本】審査委員長=石井 彰(放送作家)審査員=錦光山雅子(フリーランスライター)、田中早苗(弁護士)、やきそばかおる(コラムニスト) ※下線はグランプリ候補番組 戦争、原爆、震災、原発事故、性暴力、事件事故など、伝えるテーマは多岐にわたった。大切なのは、それをどの
8月18日中央審査【参加/94社=94本】審査委員長=森まどか(医療ジャーナリスト)審査員=城戸久枝(ノンフィクションライター)、竹内 薫(サイエンス作家)、吉岡 忍(作家) ※下線はグランプリ候補番組 コロナ禍で人と人とのつながりが分断される中ではあるが、人を取材対象に日常を追うことで多様化する社
メディアが子どもに与える影響について論じる貴重な機会を与えていただきました。さまざまな角度から子どもとメディアについて考える場にしていきたいと思います。 テレビ・ラジオが子どもに与える影響に対して、社会はとても敏感です。少年犯罪が起こると、メディアの影響ではないかとの指摘がしばしばあがります。198
▼『自壊するメディア』 望月衣塑子・東京新聞社会部記者と五百旗頭幸男・ドキュメンタリー映画監督(現・石川テレビ)の共著。第1章を望月氏、第2章を五百旗頭氏が執筆。後半2章は二人の対話形式で、権力の監視機能を果たせない現在のメディアの再生への途を語り合う。発行=講談社(講談社+α新書)、968円(税込
今年9月11日、2001年米同時多発テロから20周年を迎えた。 私は、共同通信社ニューヨーク支局の特派員として赴任した2003年から、20周年の今年までほぼ毎年、9月11日には崩壊した世界貿易センター跡だったグラウンドゼロ、そして現在は新しい世界貿易センターに通い続けている。 そして年々、グラウンド
8月19日・20日中央審査【参加/11社=16件】審査員=民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」委員 技術部門は、民放連会員各社の放送技術に関する開発・改良などにより、民放事業に貢献し、その発展に寄与した事績に賞を贈る。 本年は11社16件の申請があり、民放連技術委員会「技術表彰選考小委員会」が、
個人的な体験で恐縮だが、少し前に参加したオンライントーク番組に寄せられたコメントから、メディアの持つ「強者性」について考えてみたい。先日、フリーランスの論者が語り合うイベントに参加した。配信画面のモニターには視聴者からの和やかなコメントが表示されていたのが、突如、思いもよらぬコメントが流れた。「小松
フェイクニュースを入手するのはテレビ......。総務省が発行する「令和3年版情報通信白書」に掲載された調査結果は、テレビ業界でほとんど話題になっていないようだ。フェイクニュースはソーシャルメディアの問題として語られることが多いためだろうか。しかしながら、テレビは決してフェイクニュースに無関係ではな
▼『踏ん張れ地方局 片隅からのジャーナリズム』 著者はRSKホールディングス・RSK山陽放送両社の会長兼社長を務める原憲一氏。ラジオ・ディレクター、テレビ報道記者、海外特派員、ローカル局初の「報道特集」キャスターなど、半世紀にわたる自身の取材・報道活動を振り返り、地方局の報道現場で活躍する後輩の記者
ジェンダー平等、ラジオ局の閉局、報道の責任......。メディアのあり方が厳しく問われる今、それらを切実に訴える本が目に留まる。今回は、この半年余りに出版された中から、指標となる本を編集部で選び、紹介する。 ジェンダー視点の番組論 『「テレビは見ない」というけれど エンタメコンテンツをフェミニズム・
今回、"放送と人権"に関する原稿を執筆するよう、お話をいただきました。非常に重いテーマであり、私自身、そういった原稿を書く資格があるのかと逡巡するところはあるのですが、せっかくいただいた依頼ですのでお受けすることにいたしました。ただ、あまり硬い文章を書いてしまうと、読んでいただけないのではないかと思
8月15日、今年も平和を祈念し、尊い命を戦争によって奪われた方々を慰霊する日が訪れた。各局では、10日ほど前からニュース番組内の特集コーナーを中心に、戦争に関する話題を取り上げていた。終戦から76年の今年は、戦争の記憶が薄らいでいく中、どのように語り伝えていくことができるのか、どのようにすれば視聴者
「わが国の放送事業者は、アナログのルールの下で運営されている間は、デジタル世界で競争をすることができない。(中略)今年秋に、21世紀に適合するような放送の将来に関する白書を提示する。(中略)まずは、競争環境の同等性を確保する必要がある。放送事業者は明らかな格差により、不利な状態で競争している。すべて
2021年9月1日に創刊した民放連のウェブマガジン「民放online」では、メールマガジンを創刊しました。民放各社のみなさんをはじめ、視聴者・リスナーのみなさんに広く読んでいただきたい記事の更新情報を毎週火曜日(24年11月から変更)にお伝えしています。 こちらのアドレスもしくは下図のQRコードをス
民放ジャーナリズムの「危機」が指摘されて久しい。とはいえ、その起源、あるいは原因を特定のものに絞ることは難しい。メディア環境の変化、ライフスタイルの変化、あるいは政治的、経済的文脈など、複雑な諸要因が結びつきつつ徐々に進展してきたと見なすべきである。 ただし、「危機」の進展の背後に存在するいくつかの
コロナ禍、1年延期、無観客......。異例ずくめの東京2020オリンピックが閉幕した。開催か、中止か、延期か。最後まで世論が大きく割れた中での開催となったが、205の国や地域、そして難民選手団、合わせて約1万1,000人の選手が参加。開会式の入場行進は2時間に及んだ。 新型コロナウイルスの感染拡大
東京2020オリンピックが8月8日、17日間にわたる競技の幕を閉じた。日本のメダル数は金27、銀14、銅17個の計58個と、リオデジャネイロ大会を上回り過去最多に。民放各局は日本選手・チームの活躍を総力を挙げて伝えた。編集部は民放ラジオ統一番組の制作本部を訪ね、熱戦を伝える民放の取り組みを聞いた。
TBSテレビが、人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の舞台を再現したレンタルスペース事業「逃げ恥スペース presented by TBS~私とみくりと平匡と」を、イベントスペースなどの貸し出しを行うスペースマーケット社と共同企画。世田谷区にある同スペースを記者が現地取材した。 閑静な住宅街に突如現
日本民間放送連盟(民放連、会長=大久保好男・日本テレビ放送網会長)は2021年9月1日、ウェブマガジン「民放online」を創刊しました。放送に関するニュースや話題、研究者の論考など幅広いコンテンツを掲載していきます。 民放連は20年4月に事務局内にプロジェクトを設け、広報媒体のあり方の検討に着手し
民放とNHKは1984年のロサンゼルス大会からJC(ジャパン・コンソーシアム、92年バルセロナ大会まではジャパン・プール)を組織して、共同でオリンピック放送に取り組んでいる。オリンピックは国民・視聴者にとって最大の関心を集めるスポーツイベントであり、JCを組むことで、一つの放送局が独占して放送する他
東京五輪が8月8日、閉幕した。米国で五輪放送権を独占するネットワークテレビ局NBCにとって、「成績表」はどう出たのか。まず、視聴者数は過去最低だった。しかし、ストリーミング配信の視聴者は激増し、「五輪の新しい視聴方法」への道筋をしっかりと開拓した。しかも、広告主からだけではなく、ストリーミング配信契
情報の伝え方、呼びかけ方の見直しを 最近、市町村が住民に対して出す避難情報のうち「避難勧告」が廃止されたことは多くの方がご存知と思う。災害対策基本法(災対法)の一部が改正され、今年5月20日に施行されたことによるものだ。「避難勧告」と「避難指示」は災対法が昭和36(1961)年に制定されて以来60